訪問先での小さな「想定外」にはこう対応しよう!


これまで3000回以上のMCを経験されてきた丸山久美子さんに、「上手にあがりを隠して、人前で堂々と話す・ふるまう方法」について伺う連載の第2回目。今回は「訪問先でのふるまい方」についてです。小さいことから大きなこともまで、訪問先では様々なイレギュラーな事態が襲い掛かってきます。そんなとき、どう対応したらよいのでしょうか?

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訪問先はイレギュラーだらけ

緊張しいな人にとって、訪問先での小さな焦りは、大きな不安を引き起こします。

今回は、訪問先でのスマートな名刺交換やお茶の飲み方など、細かすぎるかもしれませんが、知っておくと便利な対応術を紹介します。

こんにちは!まるっと空気を掴むMC・丸山久美子です。

全国の様々なイベントでMCをしていますが、そのほとんどが台本通りには進みません。

観客の皆さんが発してくれるリアクションを見ながら、場の空気に合わせた臨機応変な対応が求められます。台本はあくまで基本であり、実際は応用が必要。ビジネスシーンも同じではないでしょうか?

ビジネスマナーという基本形はありますが、イレギュラーが多発するのが現実です。私たち緊張しいにとっては、訪問先へ行くだけでもドキドキしますよね。それなのに、イレギュラーまで発生…その度に無理に緊張を重ね「あがり」を引き起こしかねません。(参考:緊張は「とる」ものではなく「付き合う」もの――3000回以上のMC経験者・丸山久美子の「人前で堂々と話す方法」)

訪問先でよくあるイレギュラーと対応術を3つまとめました。些細な事ではありますが、是非お役立てください。
同時に名刺を出してしまった時

名刺交換について、マナー上では目下の人から渡す→目上の人が名刺を出し、交換が成立します。しかし、そうはいかないのが現実です。ほとんどが、2人同時に名刺を出し、どちらが先に受け取れば良いのか困惑する…こんな、気まずい空気が流る事が多いのではないでしょうか?。

2人同時に名刺を出してしまった場合は、このように対応すれば大丈夫!

1:「片手で失礼します。」と伝える。

2:自分の名刺を片手で持ち、相手の名刺の下へ移動する。

3:もう片方の手で相手の名刺を受け取る。

おおむね、この対応術でスマートな名刺交換が実現できますが、まれに、2の段階で即、相手が更に下へ名刺を移動してくる場合があります。その人は「目下の自分が下に置く」とマナーで習っている可能性があるため、速やかに受け取ってあげると良いでしょう。

※2、3度下とり合戦を繰り返し「……お先にいただきます!」と笑いを誘うと一気に場の空気が和む事が多いですが、慣れるまでは上記の流れをご利用ください。
「どうぞ」が無くお茶が飲めなかった時

訪問先でいただくお茶。相手から「どうぞ」と言われるまでは飲まないのがマナーです。しかし、相手も人間です。最後の最後まで「どうぞ」を言い忘れる事があります。そのまま放置するのではなく、こう伝えてみましょう。

「せっかく淹れてくださったので、いただきます!」

緊張すると喉が渇く私たちは、喉を潤せてHAPPY。相手にとっては、後で言い忘れに気づき後悔する事もなくHAPPY。更には、お茶を淹れてくれた人の好意も無駄になりません。全員にとって最良の方法です。「どうぞ」が無かった場合は、飲まずに放置するのではなく、あえて飲んでから帰りましょう。

また、飲み終えた湯飲みや茶卓は、全員分を通路側に寄せるなど、片付ける人が楽な場所にまとめてあげましょう。私もなのですが、お茶を淹れて運ぶ事へ緊張する人はとても多い様です。その人へ「ありがとう」の気持ちを込めてまとめています。よく行く訪問先では、この気持ちが届いていた事が多々ありました。お茶を持ってきてくださる方と仲良くなると、訪問時の居心地が格別に違いますよ!
帰り際のお辞儀

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訪問先から帰る時「では、失礼します。」とお辞儀をし歩き始めるわけですが、ふと後ろを振り返ると、見送ってくださっている事に気が付く事がありますよね。そんなとき緊張しいの私たちは、見られている事を恥ずかしく感じ、ペコペコっと何度も頭を下げ、そそくさと退散しようとしてしまいます。最後の最後にこの様な立ち居振る舞いでは、印象も台無しです。

見送りに気づいた時には、この様にお辞儀をしましょう。

1:両足のつま先を相手に向ける。

2:深くお辞儀する。

3:目を合わせて軽く頭を下げる。

つま先を相手へ向ける事で、体の向きが180度変わり相手としっかり向き合う事ができます。緊張しているとお辞儀が浅くなりがちですが、こうしてしっかり向き合うと、深いお辞儀がし易いのでオススメです。最後は目を合わせて軽く会釈。最後はお辞儀よりも、アイコンタクトが重要です。相手の目を見ながら「ありがとうございました」と声にだしてみましょう。声は聞こえなくとも、気持ちは伝わるものなのです。

いかがでしたか?

些細な事ばかりですが、これらのイレギュラーに対応できる人は多くありません。

緊張しいな私たちだからこそ、小さな焦りからあがりを引き起こさないためにも、ひとつひとつのイレギュラーと上手に付き合っていきましょう。

【参考図書】

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『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』

著者:丸山久美子

出版社:同文舘出版

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