外国人観光客が仰天した「北朝鮮のスキー場」

まいじつ

2018/2/7 17:30

(C)Yaorusheng / Shutterstock
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平昌五輪開会式における統一旗を掲げた南北合同の入場行進や、女子アイスホッケー合同チームの結成など、韓国の文在寅政権が提案した南北融和策は、すでに国内外から批判を浴びている。

そんななか、2月1日から北朝鮮の馬息嶺(マシクリョン)スキー場では、平昌五輪へ向けた南北合同練習がおこなわれた。しかし、参加した韓国代表団は、初日にアルペンスキーとクロスカントリースキーの合同練習に臨んだものの、午後1時ごろには韓国に帰国してしまった。その間わずか2時間だ。

「馬息嶺スキー場では練習はなく、ただ滑っていただけでした。合同訓練のために用意されたアシアナ航空のチャーター機には、南北協力基金から9000万ウォン(約900万円)も投じられたことから、韓国のネットユーザーたちからは『金正恩の業績の宣伝の片棒を担いだも同然だ』などと批判の声が上がっています」(朝鮮半島ウオッチャー)

馬息嶺スキー場は、2012に金正恩党委員長が約3億ドル(約350億円)を投じて建設したもので、北朝鮮国内では『素晴らしい功績だ』と宣伝されている。

最高級リゾート施設との触れ込みだが…


「このスキー場はリゾート施設であり、平壌から東へ175キロ、元山(ウォンサン)市に近い場所にあるのです。11本のコースが造成され、ゲレンデの下には、プールやカラオケバーなどが完備された高級ホテルもあります。ホテル2階の売店には日本産の発泡酒も並んでいるということです。ところが、現地を訪問したオーストリア人によると『5000人の外国人観光客で一杯といわれたホテルだが、幽霊が出てきてもおかしくないほど閑古鳥が鳴いていた。滑降コースでスキーを滑っている人など誰もいない。乗ったリフトはいまにも壊れそうな不気味な音を出しており、正直言って怖かった』と、思い出したくないような体験談を語りました」(欧州駐在会社員)

北朝鮮に対する制裁履行を監視する国連専門家委員会は、昨年の報告書のなかで、「オーストリア企業製ケーブルカーが馬息嶺スキー場で使用されていたことから、規制対象にリフト設備を追加した」と述べている。

「昨年、馬息嶺スキー場を訪れた在平壌イギリス大使館職員は、『スキー場の美観を保つための雪かき作業などに、就学時間であるにもかかわらず子供が動員されており、相変わらず人権無視の国だ』と指摘しています」(前出・ウオッチャー)

そんな施設で南北合同練習がおこなわれたのだから驚きだ。

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