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妊活中、クラミジアやカンジダに…子宮周りの感染症の影響は?

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感染症とは菌やウイルスによってその部位で繁殖して様々な症状を引き起こすものです。

妊活中にも、感染症にかかる可能性はもちろんゼロではありません。

性交渉によって感染するものを性行為感染症と言い、その原因として菌やウイルスなどが挙げられます。(※1)

今回は医学博士の筆者が、頻繁に目にするような感染症についてみて行きたいと思います。


 ▼妊活中、クラミジアやカンジダに…これって病気?


良く耳にする「クラミジア」や「カンジダ」ですが、これは病気かどうかと言われれば、これが原因となって発症しているものであれば“病気”の分類となります。

しかし元々の感染経路は異なります。

一般的にクラミジア感染症は、性行為感染症として扱われています。人から人への性的接触によって感染すると言われています。

また、妊娠中であれば新生児に母子感染も引き起こしてしまう可能性があります。(※2・※3)

それに対してカンジダは常在菌(じょうざいきん)と言い、もともと人間と共存している菌です。

普段は免疫で押さえられているのですが、免疫が弱くなったり生体内部環境の変化によって症状を呈してしまうことがあります。(※4・※5)

関連記事:【医学博士監修】こんな症状に注意!30代女性の「生理トラブル」

▼妊活中に感染したら、赤ちゃんや子宮に影響はあるの?


カンジダに関しては特に影響はないとされています。

出産するときに赤ちゃんが低体重児であった場合には口内カンジダ症、先天性皮膚カンジダ症、全身性カンジダ症などの症状が出て来ることがありますが(※6)、妊活中や妊娠中であればそこまで心配はいらないものであると考えられます。

問題なのはクラミジアです。

もちろんクラミジアは男女どちらにも感染するものですが、特に女性器クラミジア感染症の場合、子宮頸管炎を発症することがあります。

さらにこの子宮頸管炎は半数は無症状のため、気が付かない状態が続くと、感染が進んで骨盤内炎症が発症してしまうことがあります。

結果的に卵管障害などを併発し、不妊症になってしまう可能性も否定できません。

また、妊娠中にクラミジアを保有している場合、産道感染によって新生児結膜炎や肺炎を起こす場合があるので注意が必要です。(※2)

関連記事:おむつが原因に!? 赤ちゃんに起こりやすい「カンジダ症」とは

▼自分で治せる?治療で注意すべきポイントとは


カンジダであってもクラミジアであっても、大きく分類すると“微生物”が原因となって発症
してしまいますので、その原因となる微生物をやっつける必要性があります。

カンジダの場合はカビの一種である“真菌”が原因です。(※4)

ですから、その真菌をやっつけるための薬である“抗真菌薬”を用いる必要性があります。(※5)

本来であれば婦人科で受診するのが一番なのですが、どうしても行くことが出来ないときや急を要するときには薬局でブトコナゾールやクロトリマゾール、ミコナゾール、チオコナゾールといった薬を購入することが出来ますので(※5)薬局で相談してみましょう。

クラミジアの場合は“菌”が原因です。

ですからカンジダのお薬は抗真菌薬と言ったように、クラミジアの場合は“抗菌薬”を用いる必要があります。

抗菌薬としてはテトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系が有効とされていますが、(※7)これらは処方薬となりますので、婦人科へ受診して処方してもらわなくてはなりません。

いずれにしても「現在の症状は何が原因で引き起こされているのか」を確認し、少しでも異変を感じたら、必ず婦人科で確定診断をするようにしましょう。

関連記事:生理の経血「色の濃さ」の違い、気をつけたい症状って?

【参考・画像】
※  Emily frost / Shutterstock 
※1 矢野久子・安田陽子(2009)『ナーシンググラフィカ⑤ 疾病の成り立ち-臨床微生物・医動物 代表的な感染症と臨床微生物(その1)性感染症<第1版第5刷>』p64 MCメディカ出版
※2矢野久子・安田陽子(2009)『ナーシンググラフィカ⑤ 疾病の成り立ち-臨床微生物・医動物 代表的な感染症と臨床微生物(その1)トラコーマクラミジア<第1版第5刷>』p62 MCメディカ出版
※3 MSDマニュアル家庭版, クラミジア感染症とその他の感染症
※4 矢野久子・安田陽子(2009)『ナーシンググラフィカ⑤ 疾病の成り立ち-臨床微生物・医動物 代表的な感染症と臨床微生物(その1)カンジダ・アルビカンス<第1版第5刷>』p152 MCメディカ出版
※5 MSDマニュアル家庭版, 腟の真菌感染症(腟カンジダ症)
※6 藤井俊策, 2.日本産婦人科医会・研修ノートレビュー, 2)感染症 2,(1)性感染症合併妊娠の管理, N-533, 日産婦誌56巻9号
※7 矢野久子・安田陽子(2009)『ナーシンググラフィカ⑤ 疾病の成り立ち-臨床微生物・医動物 代表的な感染症と臨床微生物(その1)トラコーマクラミジア<第1版第5刷>』p63 MCメディカ出版

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