サンフランシスコには、もう1つディズニーランドがあった!?

Movie Walker

2018/2/6 21:15

ウォルト・ディズニー製作の長編アニメーション5作目として、世界中で愛されている『バンビ』(42)。美しい自然やリアルで可愛い動物たちを緻密に描いた傑作が、ウォルト自身が語る本作への想いや作品解説などの特典を加えたMovieNEXで現在発売中。

そのリリースを記念して、Movie Walker編集部はアメリカのサンフランシスコにある“ウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアム”にて、ウォルト本人とも関わりの深いミュージアム・ディレクターのマイケル・ラブリー氏に当時の話を聞くことができた。

ミュージアムはゴールデン・ゲート・ブリッジ近くのプレシディオにあり、美しい芝生が広がる広大な敷地のなかに建てられている。ウォルトの娘、ダイアン・ディズニー・ミラーにより、2009年1月に創設。年間、約35万人が来場するという世界中のディズニーファン憧れの博物館なのだ。

広い館内には「ミッキーマウス」シリーズや『バンビ』など歴代の名作たちの原画やポスター、グッズといった関連アイテム、さらにアニメーションのセル画や使用されたカラー顔料など、ここだけでしか見ることができない貴重な展示物が並ぶ。その数は、特別展含め常時4000点以上とのこと。

「ファミリー・ファウンデーションでは、約3万5000点のコレクションを所有しています。私たちは常に、アートで語れる物語をできるだけたくさん保存しようとしているんです」。

そう話すのは、このウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアムの運営の中心人物であるマイケル・ラブリー氏。

「このミュージアムで一番古いコレクションは、ウォルトが所有していた275年前の聖書のミニチュア。そして、僕がその次に古い物ですよ(笑)」と古くから同社に籍を置くラブリー氏に、ウォルト・ディズニーへの想いと当時の話をうかがった。

「ウォルトは、革新的なこと、創造的こと、情熱的なことを常に考えていました。それらを長い年月をかけて経験や知識として積み上げていったんです。そして、ウォルトが生み出したアートにインスパイアされた多くの人たちが彼のもとに集い、数々のディズニー・アニメーションを創り上げていったんです。私たちは、世界中の人々にこのミュージアムに来てもらって、そういう彼に会ってもらいたいと思っています」。

名作たちのアートが多数展示されているなかで、『バンビ』のコレクションも見どころのひとつだ。

「オススメは『バンビ』を作ったアーティストのひとり、レタ・スコットが描いた素晴らしいペン画や木炭画になります。犬たちが森でバンビとファリーンを襲うところ。それはとてもパワフルで強烈な画です」。

そんな貴重な原画をはじめ、これまでディズニー作品のカケラたちが多数展示されている本ミュージアム。その中でも、ディズニーファンにとって見逃せない展示が、ディズニーランドの巨大なミニチュア模型だ。

「ミュージアムのために創造したこの模型を我々は“the Disneyland of Walt's Imagination”と呼んでいます。ウォルトが思い描いていたものをもとに作りました。ディズニーランドは時が経つにつれて、いつも進化していくものだと思っています。その多くの進化が組み合わされたものが、この模型なんです」。

ラブリー氏いわく、この模型にはさらなる秘密があるとのこと。「実はモデルビルダーが作った3つのウォルトが隠されているんです。1つは、オートピア・カーの1台に、ウォルトと彼の娘、孫のクリスが乗っています。もう1つは、ウォルトがダイアンの手を握ってお城を歩いているんです。最後のウォルトは、どこにいるかは言えません。ぜひ探してみてください(笑)」。

そして最後に、今年はミッキーマウスのスクリーンデビューから90周年だけに、このミュージアムでも何かメモリアルなイベントが開催されるかをマイケル氏に聞くと「もちろん、私たちはミッキーをお祝いする予定です。ビジュアル的にも、エンターテイメント的にも両方で行うと思いますが、具体的な内容はまだ秘密です(笑)。楽しみに待っていてください!」。

ディズニーファンなら、時間を忘れて楽しみことができるサンフランシスコの夢のミュージアム。ぜひ一度足を運んでみてはいかが?(Movie Walker・取材・文/編集部)

https://news.walkerplus.com/article/136564/

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