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乱高下する仮想通貨相場を株取引と比較してみる[コラムニスト木村和久]

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― 木村和久の「オヤ充のススメ」その197 ―

仮想通貨ファン1000万人の皆さま、本日の御気分はいかがでしょうか? 最近の仮想通貨の乱高下は想像を絶するものがありますね。株取引歴13年の私も、こんな超バブルな相場は見たことがありません。

そこで株やFXと似ている仮想通貨相場を調べ、今後どういう取引ができるか考えてみました。

仮想通貨の相場はスマホ検索すると、主だった通貨の日足チャートが出てきます。多くの相場は1年前に数万円ぐらいから始まり、昨年末がピークで20倍以上、そして急落して、ピーク時の6~7割程度まで落ち込んでいる、こんな感じです。

株の相場で言えば、絶好の「押し目買い」のチャンスです。押し目とは相場のピーク時から急落して踊り場でひと休み。この膠着状態で何か材料を出ると、激しく上下に動くのですが。

押し目買いはリスクもあります。過去の体験でいうと、任天堂の株価がピーク時(2007年)の7万3000円から、翌年4万3000円まで下がったので、買いと思って仕込みました。任天堂は100株単位で買うので、430万円の買い物です。それがタダ下がりで、泣く泣く330万円ぐらいで売りました。あれは2008年かな。以後、任天堂の株価は1万円を切るまで下がります。最近ですよ、5万円ぐらいに戻ったのは。じゃ戻るまで10年間持てってことですか。そりゃできない相談ってものです。

仮想通貨相場を振り返ると、’17年の暮れに売っておけばよかったとほとんどの人が思っています。けど欲に目がくらんで、なかなか売り抜けができなかったのです。相場はピーク時に売り逃げするのは至難の技と言われています。ピークとは、あくまで結果論で、あとでわかるものだからです。

女性を口説くことに成功できたときも「あの日、彼女が家で飼っていたハムスターが死んだから弱っていたんだなあ」って後になって気づくでしょ。

相場の格言に「頭と尻尾は(猫に)くれてやれ」というのがあります。これは、一番低い価格で買って、一番高い値段で売るのは不可能だから、ほどほど儲けたら利益を確定しなさいということです。だから程よい利益確定すべき時期は、去年の秋口でした。10倍も値上がりしたら、もう充分でしょ。

さて今後、すでに仮想通貨を持っている人はどうしましょうか。

◆持ち続ける

仮想通貨の初期段階で買って、充分利益があるし、失っても怖くないという方はぜひ持ち続けましょう。さらに相場が大化けすることもあり、税金を払っても「億り人」になれるかもですよ。

悠々自適の方は1割もいないでしょう。多くは「ミセス・ワタナベ」状態です。ミセス・ワタナベとは、英国でよく言われた、小口の個人FXトレーダーの総称です。日本は主婦が昼休みにFXで稼いでるみたいだと、10年ほど前に報道されたのです。それが転じて日本では「おばちゃんが取引を開始する時点で、全員参加の祭り状態だから、相場のピークは終わり」という意味でも使われます。

つまりミセス・ワタナベが登場したら、気をつけろということです。仮想通貨は若者が一斉に飛びつき、ミセス・ワタナベ状態となり、相場が終焉してしまいました。もちろん第二、第三の相場形成の可能性は今後ありますが、とりあえず第一ラウンド終了ってとこですか。

この状況で高い価格で買ってしまい、俗に言う「梯子を外された状態」なら仕方ありません。このまま「鬼ホールド」する、すなわち「塩漬弥栄子」(塩月弥栄子先生の名から拝借)にしておくのが、手っ取り早いです。

いてもたってもいられない人は、仕方ありません、動きましょう。ただし、責任は持ちませんよ。どうやるか、2つの方法を紹介します。けど、どれもビギナーには向いてません。こういうテもあると理解されたし。

①ナンピン買いをする

ナンピンは「難平」あるいは「何品」とも書きます。つまり相場が下がったときに買い増して、平均購入額を下げる戦法です。仮想通貨の購入額が100万円ならば、50万円に下がったときに買います。さすれば、75万円ぐらいに戻れば、マイナス解消、あるいは利益が出るというわけです。

ただし「下手なナンピン、けがのもと」と言われているように、ナンピン買いのタイミングが悪いと、そのまま30万円ぐらいに下がり、ますます損をすることもあります。

②売りを仕掛ける

売りを仕掛けるというと、初心者にとって理解不能の取引で、最初はエアーかと思ってしまいます。というのも「先に売って、後から買う」取引だからです。例えば100万円の相場で、売りを仕掛けたとしましょう。これが70万円に下がれば、30万円の利益となります。仮想通貨ではFXと同様にレバレッジ取引が可能なので、売りを仕掛けることができます。

株では「空売り」とも言いますね。参考までに売りを仕掛けた有名な映画があるので、紹介しておきます。2008年のリーマンショックで空売りを仕掛けてサブプライムローンの暴落を待ち、巨万の富を得た実話映画が「マネーショート」(2016年)です。サブプライムローンは崩壊すると信じつつも、しばらくはローンが絶好調で、相場はうなぎ昇り。映画の途中、見てて胃が痛くなりそうでした。空売りはマジ怖いです。私も何度か試しましたが、生きた心地がしませんね。

というわけで、現在、仮想通貨相場は「終わりの始まり」状態です。第二幕の材料を待ちましょう。消えた580億円がどうなるか、その動き次第ですね。

■木村和久(きむらかずひさ)■

トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦


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