【2月5日は笑顔の日!】知られざる「スマイルマーク」の謎

まいじつ

2018/2/5 18:00


2月5日は『笑顔の日』と呼ばれています。“ニコ(25)ニコ”の語呂合わせというわけですね。

笑顔は世界中の人々に共通して“平和”や“幸福”をイメージさせてくれるものです。

そんな笑顔を黄色い丸の中にシンボリックにデザインした『スマイルマーク』は、日本では“ニコニコマーク”、“ニコちゃんマーク”とも呼ばれ、親しまれています。



欧米では『スマイリーフェイス』と呼ばれるこのマークは、米国のハーヴェイ・ボール氏が1963年ごろに生命保険会社から依頼されて制作したものです。彼は2001年にこの世を去りましたが、生前、スマイルマークのデザイン料として45ドルを受け取っただけで、著作権登録はしませんでした。彼はそのことに全く後悔していなかったそうです。そういう人物がデザインしたものだからこそ、一層の輝きを放っているようにも思えます。

日本でいち早くこのマークに目を付け、『LOVE PEACE(ラブピース)』の商標で商品展開をしたのが文具メーカーのサンスターでした。

目は小さく“ハ”の字状にやや上部に配置し、黒目の中に小さな白い点。口のアウトラインは非対称でシャープではなく、どこかスヌーピーの描線を思わせる微妙な凸凹があります。単純な構図の中に何ともいえない優しさと、ほんわかとしたのどかさを表現するのに成功しているのではないでしょうか。

メモ帳の表紙



ティンバッジ

このサンスター独自のアレンジが日本での大ヒットにつながったのだと私は思います。日本人は『たれぱんだ』『リラックマ』『ぐでたま』など、のほほんとしたキャラが大好きですから。

このサンスターの『ラブピース』の大ブームをきっかけに、日本でもスマイルマークグッズが大量に出回り始めました。

スマイルマークがあふれかえる光景はある意味、平和的と言えるでしょう。しかし、中にはサンスターのデザインを露骨に真似するものもあり、駄菓子屋ではご覧のような本家そっくりのバッジなどが氾濫する始末。



でも、サンスターはニコニコと傍観するしかなかったでしょうね。

今やツイッターなどのSNSでは、みんなが笑顔のスタンプマークや顔文字を自由に使っています。人類はこのスマイルマークのように、もっといろいろなものを共有していくべきでしょう。そして、最後に本物の笑顔が共有できれば、こんなハッピーなことはありません。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

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