「別れ」の気配を感じたとき、女がしなければいけないこと。(ココ・シャネル)

TABILABO

2018/2/5 15:00



愛する人に「別れ」を切り出されたら、

もしくは、切り出されそうな気配を感じたら。

あなたはどうする?

シャネルの「別れの美学」



晩年のココ・シャネルのもとには、多くの女性たちが恋愛相談に訪れたそう。アラン・ドロンとの恋に悩んでいた女優のロミー・シュナイダーもそのひとり。彼女が「最近、ほったらかしにされているみたい」と打ち明けると、シャネルはこう言いました。



愛の物語が

幕を閉じたときは、

そっと つまさき立って

抜け出すこと。



シャネルは、すぐさま「別れる」ことをすすめたのだそう。気持ちの離れた恋人を追いかけること、それは女をみじめにするだけではなく、「自尊心」までも失ってしまう愚行だと彼女は考えていたから。

「引き際を美しく」



これは、恋愛が終わるとき、彼女が一番に意識していたこと。あらゆる検査の結果、自分は子どもが持てないとわかると、愛していたウェストミンスター公爵のもとから潔く立ち去ります。彼には、後継ぎが必要だったからです。シャネルは、彼がほしいものを手にいれることが、自分のなによりもの望みだと思っていたんですね。

そのとき、彼女はこんな言葉を残していました。



私はいつも、

いつ立ち去るべきかを

知っていた。



大好きな人とのお別れ、そんなのは悲しいに決まってる。自分の「幸せ」そのものだから。でも、本当に愛する人の気持ちは、やっぱりいつでも尊重したい。たとえばそれが、自分への愛の終わりだとしてもね。

でも簡単なことじゃない、くるしくてくるしくて、死んじゃいそうになるでしょう。それをぐっと飲み込み、大きな愛を持ちながら去ることが、大きな「自尊心」に変わるのかもしれないな。


『ココ・シャネルの言葉』著:山口路子(大和書房)

「退屈よりも大失敗を選びなさい」。かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない。やけどするほど熱い「働く女の先駆者」の言葉。

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