人類は月に約180トンものいろいろな「ゴミ」を捨てていた

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Image: Half as Interesting/YouTube

帰り道はなるべく軽いほうがいいですけど…ね。

いつの日か、人口増加や食糧難、温暖化や氷河期の到来などによって人類は違う惑星に住むことになるでしょう。そのときの第一候補は、地球からすぐ近くの月になるかもしれません。

ですが、これまで地球から月へと12回飛び立った人類が、合計40万ポンド(約180トン)ものゴミを捨てていたなんて聞いたら……。未来の人々は「植民地を作る前にまず掃除から始めないといけない」なーんて思うかもしれませんよね。



こちらの動画を見てみると…なるほど、月に辿り着いてから、地球へ帰還するために不要なアレコレを捨ててきているんですね。たしかに96袋もの糞尿なんてわざわざ持ち帰るのは非効率的かもしれません。

Half as Interestingは、これまで人類が月に残してきたもののリストを入手しました。そのリストには全部で809個のゴミが記されており、およそ1000億ドル(10兆円)ほどの価値になるんだそうです。

置いてきたゴミには、たとえばアポロ計画で月に降り立った3万3000ポンド(約15トン)の機材のうち、1万300ポンド(約4トン)の着陸用モジュールなどがあります。それを6回繰り返したのはかなりデカいですよね。それに加えて、月面で飛ばした2個のゴルフボールや国旗、ウェットティッシュに石鹸、トング、ゲロ袋、日時計などなど…。

気になるのは、100枚もの2ドル札が忘れられていることです。これを持参した理由は、一度月まで飛んで宇宙飛行士がサインすると、競売で約3,000ドル(約33万円)の価値がつくからなんだとか。忘れてしまってはは元も子もないですねぇ。

ほかにも細々としたアイテムを月に残してきている、私たち人類。レトロリフレクターというレーザービームの反射で地球と月の距離を測る道具も置いてきています。ですがこの鏡によって、月は毎年1.5インチ(約3.8cm)ずつ地球から遠ざかっていることがわかったようです。

さらにはアポロ計画で命を落とした飛行士達のために、ワッペンや名前入り記念プレートといったアイテムも、墓標の代わりとして置いてあるんですって。

現在、どれだけのゴミが風化せずに残っているんでしょうか? そんなことを思いながら、スーパームーンを見るのもまたオツかもしれません。

Image: YouTube
Source: YouTube via The Awesomer

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

岡本玄介

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