“メカゴジラ”は中野昭慶の言葉から生まれた⁉︎日劇閉館を飾る「メカゴジラナイト」で明かされた誕生秘話

Movie Walker

2018/2/4 18:59

2月4日で閉館を迎えた映画館“日劇”。その閉館を彩るイベント「さよなら日劇ラストショウ」で、3日夜に“メカゴジラ”が登場する映画4作品をオールナイト上映する<メカゴジラナイト>が開催された。中野昭慶特技監督、大河原孝夫監督、手塚昌明監督、富山省吾プロデューサーが登壇しメカゴジラの誕生秘話を語った。

今回上映されたのはメカゴジラの初登場作品となった『ゴジラ対メカゴジラ』(74)、それに続く『メカゴジラの逆襲』(75)、そしてミレニアムシリーズの『ゴジラ×メカゴジラ』(02)、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(03)の4作品。

メカゴジラ誕生のきっかけについて中野は「プロデューサーから突然『ゴジラ20周年だから気合いを入れて作品を作りたい』と言われ、新しい怪獣を考えてるよう頼まれたんです」と明かし「でもゴジラを超える怪獣はいないと思い『ゴジラの相手はゴジラでしょ。ロボットを作れば?』と言ったんです」と、その経緯を語った。

そんな中野のアイデアに、富山は「こんなに素晴らしいアイデアと映画はなかったと思います。メカゴジラが出て来たときは本当にびっくりしましたし、背中が破れて金属が見えるというところには本当にゾクゾクします」と、誰も思い浮かばなかった発想でシリーズに新たな風を吹かせた中野を絶賛。

さらにメカゴジラのデザインのディテールについて語り始めた中野は、市販されていたブリキ製のゴジラや、西洋甲冑の要素を取り入れた関節のデザインでメカゴジラが誕生したことを明かす。すると「怪獣は顔が命だと思っています」と語る富山が「『ゴジラvsメカゴジラ』は猟犬のような顔。でも『ゴジラ対メカゴジラ』は中野さんの顔ですかね」とコメントし、会場の笑いを誘った。

いよいよ閉館となった日劇について「東宝で映画を作っている者にとって、この日劇にどれだけのお客さんが来てくれるかが僕らの勝負だった」と明かす中野は、オールナイト上映にも関わらず大勢のファンで埋め尽くされた客席を眺めながら感謝のコメント。

そして富山も「映画を観るために列を作っているお客さんに、12月の寒い時期には声をかけていたことを思い出します」と感傷に浸った。それには大河原や手塚も、冬の寒い時期に公開されていた平成ゴジラ作品を欠かさず観に来てくれていたお客さんとの交流のエピソードを明かし、それぞれがゴジラと日劇との密接な関係性を物語った。(Movie Walker・文/久保田和馬)

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