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石田ゆり子のベストセラー本『Lily』、心にしみた名言4選

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石田ゆり子(48)のフォトエッセイ『Lilyーー日々のカケラーー』(1月30日、文藝春秋刊)が、いま売れに売れています。週刊文春の記事によると、石田さんが忙しくて宣伝もままならないのに発売日に10万部を突破してしまったそう。2月1日時点で14万5000部発行と、勢いが止まりません。

それもそのはず。この本、なにしろ盛りだくさんなのです。ゆるふわでかわいいスナップ写真の着こなしは参考になりそうですし、石田さん直伝の料理レシピも美味しそうなものばかり。さりげなくハイセンスな食器や雑貨も紹介されていて、飼い犬とネコのシールまでオマケについてくるんですから。

このように見るだけでも十分に楽しいのですが、やはりそこにはブレない審美眼がありそう。というわけで石田さんの文章から、芯の強さが分かる言葉をいくつかピックアップしたいと思います。

◆①気分は体調のあらわれ

美しさとは素敵な表情だと語る石田さん。そして表情=心の状態であり、それを整えるのが健康だと考えているので、特に食事には気を配っているのだそう。そこで、この言葉。

<疲れやすくなったり、食べものがおいしく感じられなくなったり、人の欠点ばかり目につくことが私にもあります。でもそれは、自律神経の乱れから起きていること。からだのせいだから、考えこんでも仕方がないんです。>(p.74)

とってもシンプルなのですが、案外気づかないことかもしれませんね。自分はダメなんだと思い込む前に、身体にいい食事と適度な運動をする。トライしてみましょう。

◆②服は他人のために着るもの

石田さんの私物が出品されたフリマに女性が殺到したニュースが話題になりましたね。同性から熱烈な支持を受ける彼女のファッションですが、そこにはこんな思いがあったのです。

<「服を着る」「装う」ということってとても社会的なことだと思うのです。自分が今どんな気分か、どんなふうに生きているかを一瞬で周りに伝えられる。(中略)

当たり前のことだけど、つまり、ファッションってほとんど、それを見る人のためのものだな、と思っているのです。>(p.76)

ただ好きなものを気楽に着るのはファッションではないってことなのでしょう。組み合わせや色使いなどを通じて、私という人間の手がかりを他者に与えることで円滑なコミュニケーションの下地が生まれる。服を着ることはその本人を輝かせるだけでなく、相手への気遣いでもあるということですよね。

◆③ペットの死に“今”を学ぶ

本の中でもたくさん登場する犬やネコちゃんたち。しかし避けて通れないのは彼らの死。それは悲しいことだけれども、だからこそ気づいたことがあると言います。

<本当にしょっちゅう思うのですが、過去や未来を案じて今を失うのは人間だけです。動物達はいつも、今を生きてる。死ぬことも生きることの延長線上にあるという究極の悟りを開いているかのようにすら思う。>(p.51)

この文章を読んでいて、ある曲を思い出しました。“僕らは同じ場所をぐるぐると漂っているだけだから、泣くことなんてないんだよ。また会えるその日まで、バイバイ”。(「I Wave Bye Bye」Jesse Winchester 筆者訳)

石田さんの地に足の着いた雰囲気は、犬やネコを見つめるまなざしから来ているのかもしれませんね。

◆④自我を消すとうまくいく

最後は、石田さんが高校時代に何度も読んだという『なまけ者のさとり方』(著:タデウス・ゴラス 訳:山川紘矢・山川亜希子 PHP研究所刊)から得た思考法。自分のことしか考えられない状態からどうやって抜け出すかを語っています。

<もうひとつ、これもうまく説明できないんですが、自意識をいったん消して、自分を筒状の、トイレットペーパーの芯のようなものだと想定するんです。その穴の中にぐるぐる周りの空気を循環させる。そうして世界をみると、自己から離れて、周囲がクリアに見渡せる。>(p.142)

そうやって自分だとか自分以外だとかの区別をなくしてしまって、誰でも存在できる「スペース」のようなものになれたときこそ頭が冴えているというのですね。

うーん、これはなかなか難易度が高そう……。

というわけで、この『Lily――日々のカケラ――』。石田さんのインスタグラムをチェックしているわけでもない男性の筆者も楽しめましたし、何より様々な角度から気づきを与えてくれる一冊だと思いました。

<TEXT/比嘉静六>


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