愛しているから、あえて別れる。

TABILABO

2018/2/3 15:00


愛する人を失う…失恋であれ、死別であれ、それはとてもつらいことです。しかし、大好きだからこそ手放そう、と優しく背中を押してくれるのは、「Your Tango」のHeather Hansさん。

最近、大きな失恋を経験した人、長いこと元彼が忘れられない人、誰かを亡くした人はどうぞ読んでみて。

別れは人生につきもの



何かを手放すことは、とても難しいこと。それが大切な人なら、なおさらです。でもね、誰しもいずれは最愛の人を地に返さないといけません。親、子供、パートナー、友だち…「ずっと自分のもの」だと思いきや、実際のところ彼らは「一時的な借り物」でしかないのです。なんせ人生とは《誕生、成長、セックス・創作、死、変化》の繰り返しですから。

とは言え、中にはどれだけ大切でも、一緒にいるとお互いをダメにしちゃう有害な関係もありますよね。これがもっとも顕著なのが恋愛関係。どれだけ強く惹かれあっていてもお互いを幸せにできなかったり、成長し合えないことがあります。

「別れる」というのは「所属しない」ということ



恋愛関係の中には幸せではないのに家族・文化・宗教を理由に、別れられないケースも。でもそんな苦境も耐え抜いてしまうのは、なにがしかに所属し続けることがもはや人間の本能だから。

チャクラ(体の中心にある、私たちの体の機能を支配するエネルギー源)のシステムでも、所属先が最も大切なチャクラとされていますし、社会心理学においても「承認欲求こそがモチベーションとなる」と言われています。

そもそも人間はどこかしらのグループに所属することで孤独感が拭えるのです。アブラハム・マズローの欲求の階層のピラミッドにも「所属と愛の欲求」がドンと中心に構えていることからも、どれだけ私たちが「所属」を必要としているかが伝わってくるでしょう。

だからもし今あなたが大切な人との別れに苦しんでいるのなら、それはあくまでも普通のリアクション。大事な所属先を失ってしまったんですもの。辛い気持ちに浸るのは決してお勧めはできませんが、現状に順応していくためには、この経験をうまく吸収し、自分を受け入れてあげる必要があります。

別れを乗り越えるのに必要なもの



別れには、自分から関係を断つケースと相手から別れを告げられる2つのパターンがあります。

人生何事もそうですが、別れにもいいところと悪いところの両面があります。たとえばあなたが「去る人」なら、傷つく心配はしていないでしょう。一方であなたが別れを告げられる側の場合は、自分の無力さにひどく落ち込んでしまう可能性も。別れに至った経緯や理由は何であれ、大好きな人を手放すのは、人生で最もハードなチャレンジのひとつかもしれません。

別れを乗り越えるのに必要なのは、それまでの人生で培ってきた強さです。

人は苦境に立ち向かうとその場の状況だけで物事を判断する傾向にあり、過去の経験を活用できないことが多いのです。そのせいで自分を「弱い」とみなしてしまったり、自分を疑ってしまったり、しまいには無力と感じてしまうことも。

たとえば、もしパートナーと別れたいのなら、相手のせいで成長ができなくなってしまったときや、妥協しなければならなかった場面を思い出してみましょう。そもそも別れという決断に至った経緯、それまでの苦しみに目を向けましょう。それが出来たら、あなたが去ることに対して批判の言葉を受ける可能性があることを忘れずに。でも大丈夫です。今まで彼らの対応に耐えてきたあなたなら、きっと耐えられるはず。

大事なのは、周りの意見に左右されずに、自分が望む状態に意識を向けることです。

死によって引き裂かれてしまったら



死を理由に大切な人とお別れをする場合は、また少しプロセスが変わってきます。

この場合は、彼らのおかげで得たものに対する「感謝の気持ち」を大切にしましょう。彼らと過ごした時間がどれだけ自分を強く、幸せに、そして愛情深くさせてくれたかを忘れないように。

彼らがこの世を去っても、学んだことは失われません。むしろ彼らと過ごした時間こそが、別れの苦しみから解き放ってくれるはず。彼らから強さを教わったからこそ、今あなたは無敵なのです。それに、彼らの死から決別の仕方まで学べちゃうだなんて、最後の最後まで学びを与えてくれる存在じゃありませんか。

失恋という苦しみにフォーカスするのではなく、相手からもらったものに感謝することで、その死こそがあなたの今後のさらなる成長に生かされるでしょう。

振られてしまったら



自分の意思とは関係なく別れなくてはいけない場合、要はパートナーや友だちから別れを告げられたときは、このふたつのアプローチがいいでしょう。

01.
一緒に過ごした時間に感謝する



まずは彼らと出会えたことに感謝をしましょう。誰しもが愛し愛される人を追い求めて、この世を彷徨い続けるもの。それを彼との間で経験できたあなたは幸せものです。

悲しい結末を誇張してしまう気持ちもわかりますが、それでは幸せから遠のいてしまうだけですよ。

02.
見返りを求めず、静かに愛してあげる



心から人を愛すということは、彼らが望む道を応援してあげることです。相手があなたと別れたいのに彼を縛りつけようとしたりするのは、残念ながら「愛」じゃありません。本当の愛とは、たとえ一緒にいられなくても、彼の幸せや成長を願うことなのです。

だからもしあなたが今、別れようと言われている段階なら、これを「愛の最終テスト」と捉えましょう。彼を深く愛してきたのなら、見返りを求めないという愛の形に昇華できるはず。

愛する人がより幸せになれる、より成長できる環境に送り出せてこそ、「愛の最高段階」。一緒にいることも「愛」ですが、今は彼らを手放すことが「愛」なのです。



別れるということは、とてもとても難しいこと。でも、大きな成長の一歩にもなるのかもしれないですね。

Licensed material used with permission by Your Tango

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