山田涼介「もみ消して冬」愛され千葉雄大を目指すのは危険だ「僕は楠木を誤解していた」3話

エキレビ!

2018/2/3 09:45

秀作「母さん元気ですか? ずっと一番の味方でいてくれた小岩井が去り、最愛のプラトンまでいなくなってしまいました。僕もそろそろ母さんのそばに行きたいな」

毎週土曜日よる10時から放送のドラマ『もみ消して冬~ わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系列)。
「平成の華麗なる一族」と呼ばれる北沢家。そこに20年勤めるベテラン執事・小岩井凛治(浅野和之)が退職すると言い出す。小岩井を引き留めるため、北沢家三兄弟の末っ子でエリート警察官の秀作(山田涼介(Hey!Say!JUMP))は、再び犯罪行為に手を出してしまう。
来年、2019年には「平成」も終わってしまうことを思うと、「平成の華麗なる一族」という呼び方にも哀愁が感じられる。


千葉雄大は山田涼介のロールモデルになれない
退職すると言い出した執事の小岩井。きっかけは、小岩井がメイド喫茶から出てくるところを、北沢家の長男・博文(小澤征悦)に見られたことだった。自分が北沢家の名誉を傷つけると判断しての自主退職。
小岩井は体調を崩して休みを取っているていにしていたが、出入りのクリーニング屋・手毛綱(児嶋一哉(アンジャッシュ))は違和感を覚える。

手毛綱「なあ、お前が来てから、ここの家なんか変じゃないか」
楠木「僕のせいにしないでくださいよ~!」
秀作(言われてみれば、たしかにそうだ。父さんの事件は、あいつが入って2日目に起こった。次の週には兄さんの事件。そしてついには、小岩井までが退職に追い込まれた。小岩井がいなくなって一番得をするのは楠木だ)

見習い執事の楠木松也(千葉雄大)が入ってから、北沢家には事件が起こるようになった。そして、事件解決のために良いところで一役買い、長女の知晶(波瑠)に一目置かれている。
3話では、小岩井の件には関与しなかったものの、同時期に行方不明になった秀作の愛ハムスター・プラトンを探し出したのが楠木だった。

秀作「僕は楠木を誤解していた。小岩井が戻ってきたときの、あのうれしそうな表情。なにより僕の大切なプラトンをあれだけ一生懸命探してくれたこと。楠木が家を乗っ取ろうとしているだなんて、とんでもない勘違いだった」

でも、物置を探したにしては服装が汚れ過ぎていた。小岩井が戻ってきたときにタイミングよくプラトンが見つかるのも、図ったようでちょっと怖い。

楠木は、相手を見て態度を変えている。
手毛綱などの自分にとって取るに足らない相手に対しては、頬を膨らませそこに両手をつけて怒って見せる。ぶりっ子をして、自分に対する相手の違和感や疑問を誤魔化している。
手毛綱に向けるほど過剰ではないが、秀作に対しても、頬を膨らませてややぶりっ子をすることがある。
しかし、知晶などの自分に影響や利がありそうな人物に対しては、声色は変わらないがぶりっ子的な態度をして見せることはほとんどない。知晶とチェスをプレイしているときも、挑戦的で可愛い口調だったが振る舞いは落ち着いていた。


第2話のレビューで「山田涼介が演じる秀作は、現代の若い男子の承認されにくさを表しているのではないか」と考えてみた(参考:第2話レビュー)。対して、千葉雄大が演じる楠木は、相手によって自然に態度を変え、ここぞというときには相手の喜ぶことを提供して褒められる。承認と信頼を得ることに長けている。

楠木のように愛嬌があれば、秀作も家族の中でさみしさを感じることはなかっただろうか。
楠木の愛嬌は、相手をよく観察したうえでの打算だ。本来であれば信頼や安心を感じる存在であろう家族に対して打算を持って接するのは、それはそれでつらさがある。楠木は、秀作のロールモデルにはなれない。

3話ラスト、シャワーを浴びる楠木の背中に夫婦鯉の刺青が現れる。
夫婦鯉の刺青には、夫婦円満や「助け合って生きていく」という意味が込められることが多い。また、鯉だけでいえば出世、長寿、「困難に打ち勝つ」という意味もある。北沢家にとって、楠木は助け合って生きていく仲間なのか、乗っ取りを企む敵なのか。
次回、さっそく刺青が秀作にバレてしまうようだ。楠木と秀作の関係性にも注目して見ていきたい。

『もみ冬』知晶のファッションが楽しい
2月3日(土)放送予定の第4話では、知晶にお見合いの話が持ち上がる。
『もみ消して冬』で毎話楽しみにしていることの1つに、知晶のファッションがある。衣装のこだわりや、敏腕弁護士の知晶というキャラクターの見せ方も気になる。
そう思っていたところ、公式サイトに『着こなして服』というタイトルで知晶のコーディネート紹介コーナーができていた。

スタイリストの三好マリコによると、知晶のファッションは、〈できるだけ濃い色のアイテムを1点取り入れることで、強い女性に見えるようにしています。〉(公式サイトより)とのこと。たしかに、恒例の博文(小澤征悦)、秀作との話し合いのシーンでも、知晶のカラータイツなどがパッと目を引く。

2月2日時点ではまだ第2話分までしか更新されていない。3話で秀作がワインをかけたブラウスや、楠木とチェスをしていたときの柄ワンピースも可愛かった。今後の更新が楽しみだ。

(むらたえりか)

日テレオンデマンド、 Huluにて配信中

ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』
出演:山田涼介、波瑠、小澤征悦、中村梅雀、小瀧望(ジャニーズWEST)、恒松祐里、ほか
脚本:金子茂樹 
主題歌:Hey! Say! JUMP「マエヲムケ」(ジェイ・ストーム)
オープニングテーマ:もみ消して冬~24のカプリスfeat.高嶋ちさ子 (作曲ニコロ・パガニーニ)
チーフプロデューサー:福士睦
プロデューサー:櫨山裕子、秋元孝之
演出:中島悟
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ

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