子どもが標的に…アニメのフリした悪質動画「エルサゲート」に要注意!

It Mama

2018/2/2 21:30

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アンパンマンが出てきたと思ったら殴られている」、「しまじろうを見ていたら途中から切りつけられた」。これらは、実際に筆者が見た『YouTube』の動画です。

一見、子どもの大好きなアニメ動画のようですが、映像が進むにつれて暴力や残虐なシーンが出てきます。

時には子どもにふさわしくない性的な描写、破壊的なものもあります。

このような危険な動画は世界中で問題となっており、「エルサゲート」と呼ばれています。

今回は悪質な「エルサゲート」から子どもを守る方法をお伝えします。


▼アニメに見せかけた悪質な動画「エルサゲート」とは?


エルサゲートは2つの言葉を組み合わせた造語です。

アニメ映画『アナと雪の女王』のヒロインの「エルサ」と、スキャンダルや不祥事の際に使われる英語の言葉「ゲート」を合わせた言葉からきています(※1)。

人気キャラクターが出る子ども向けの動画と見せかけて、実際は暴力や破壊、性的な描写が動画になっている悪質なものをさしています。

子どもがタブレットやスマートフォンなどを触る機会が増え、“スマホ育児”も定着しつつあるなかで、大きな社会問題となっているのです。

関連記事:【スマホ育児のポイント】3歳までの子どもに使わせるときの注意

▼危険な動画から子どもを守る!動画を見せる際の注意3つ


「エルサゲート」の動画は、配信元の『YouTube』などでも排除する対策を進めています。

しかし、動画の数は日々増え続け、タイトルだけでは「エルサゲート」だと見抜けないこともあって対応が追いついていません。

このような危険な動画を見せると、子どもは大好きなキャラクターが残酷な目にあいショックを受けて、心の傷も心配になります。

危険な動画から子どもを守るために、動画を見せる際は以下のことに注意しましょう(※2)。

(1)子どもが見る動画は大人が管理する

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子どもがひとりで動画をみる場合は、知らないうちに不適切なものに触れる可能性があります。

子どもに預けっぱなしにせず、面倒でも内容をチェックしましょう。

また、悪質なサイト・コンテンツへのアクセスを防ぐため、フィルタリングサービスやペアレンタルコントロールを利用する方法もあります。

詳しくはこちらでもご説明しているのでご覧ください。

関連記事:90%以上の親が不安!3歳未満の「スマホ利用」で設定すべきこと

(2)できるだけ大人が一緒に見て声掛けする


子どもがひとりで見ているだけでは、知育動画であっても良い影響がえられないことがさまざまな研究結果からわかっています。

できるだけ大人が一緒に見て声掛けをすることが望ましいと言われています。

ただ、“スマホ育児”・“スマホ子守り”というくらいですから、スマホに子守りをしてもらいたくて使っている人も多いのが実情です。

このため、筆者は何回かに1回の確認でも十分だと思います。

特に『YouTube』は関連動画が次々に流れる仕組みがあるので、1回でも「エルサゲート」らしい動画が発見できた場合はすぐに見るのをやめるか、別の動画に切り替えましょう。

(3)子ども専用の動画サービスを利用する


はじめから子ども専用の動画サービスを利用するという方法もあります。

例えば、日本語版も提供がはじまった『YouTube Kids』や『ビデオ・オン・デマンド』の子どもチャンネル、『アマゾンプライムビデオ』のキッズコーナーなど、子ども向けコンテンツに特化したサービスを使うのです。

お子様が幼児教材などを受講している場合は、受講者向けに動画コンテンツも配信されている可能性がありますので確認しましょう。

子どもにとって動画は楽しいものであり、大人にも時間をくれるありがたいものです。

そのためにも、悪質な動画を排除するなどできる限りの環境設定をしておくことは大人の役目として気を付けましょう。

関連記事:スマホ育児は悪いことばかりじゃない!「知育になるおすすめアプリ」5選

【参考・画像】
※1 「子ども標的「エルサゲート」問題に かわいい動画が一転、エログロに スマホ育児に警鐘」(2018年1月28日版) – 西日本新聞
※2 「未就学児の情報機器利用保護者向けセルフチェックリスト」- 子どもたちのインターネット利用について考える研究会
※ LumineImages , George Rudy / Shutterstock

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