プロ野球・北海道日本ハムの“北広島移転”試合終了後は鉄道も車も地獄絵図必至!

日刊サイゾー

2018/2/2 21:00


 清宮フィーバーに沸くプロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地移転構想について、毎日新聞が「北広島に絞り込み」と報道。ボールパーク構想に夢が膨らむ一方、関係者からは混乱を予想する声も寄せられている。

日ハムの移転構想の直接の原因は、札幌ドームの使用料の高さだ。これに頭を悩ませていた球団は、自前の球場建設を計画し、候補地として上がったのが札幌市の南東部に隣接する北広島市。昨年6月には、商業施設やキャンプ場が併設された夢のような新球場計画案が公表され、「『“アジアNo.1”のボールパーク』を目指します」との決意表明も飛び出した。

いくつかの候補地から札幌市南区・真駒内案と北広島案が有力視される中、毎日新聞が1月30日、「球団が移転先の候補地について、北海道北広島市のきたひろしま総合運動公園に絞り込んだことが判明した」と報道。いよいよ移転が現実的になってきたが、現場付近に通じる交通ライターは、これを不安視する。

「まず鉄道ですが、計画地は現在のJR北広島駅から徒歩で20分前後かかるため、JRの新駅を造る構想があります。しかし同地区を走るJR千歳線の本数は、1時間に7~8本程度。特急列車を臨時停車させても、1時間に10本が限界でしょう。しかも首都圏を走る列車とは違い、十数両の長い編成ではありませんし、試合後の乗客は札幌市内に向かう列車に大きく偏るはずです。かなりの積み残しが出る計算です。北海道地区は首都圏に比べてICカード利用率が低いのも混乱に拍車をかけると思います」

しかし北海道は基本的に車社会。それを見据え、8,000台規模の駐車場が設けられる予定だが、こちらも問題だらけだ。再びライターの話。

「8,000台収容の大駐車場を造る計画ですが、もしその駐車場が満杯になり、試合後に一斉に帰れば、全部の車が出るまでに2時間以上かかるでしょう。しかもその大半が札幌方面に帰る車でしょうが、札幌方面に向かう道は2本しかなく、抜け道もありません。球場建設が予定されている『きたひろしま総合運動公園』の西側には野幌原始林という国有林があり、開発が不可能です。まずは自分の車に乗るまで、だだっ広い駐車場を延々と歩かされ、駐車場にたとり着くまでに一苦労。ようやく駐車場を出ても、札幌方面に向かう道に出るまでの交差点、最寄りの道央道の北広島IC付近、国道274号線……いずれも、お盆やGWの観光地に引けを取らない地獄のような渋滞になるのは間違いありません。試合が21時に終わったとしても、駐車場を出るのが22時過ぎ、ぎっちり詰まった渋滞に巻き込まれて、札幌市内の家に着く頃には日付が変わっているでしょうね」

現在の札幌ドームも決して便利な場所にあるわけではないが、夢のようなボールパーク計画には、憂慮すべき点も多々あるようだ。

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