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病気になったとき、「勇敢さ」が最良の薬になる

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米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイックな知恵を探求しそれを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今回ご紹介するのはセネカの言葉です。私は先日、とても体調が悪く、病気についてストア哲学が何か言っていないか探してみることにしました。すると、セネカの次の言葉を見つけました。

私も責め苦など縁がないように望みたい。しかし、いったん耐え忍ばねばならないことになれば、勇気と尊厳と気概のある身の処し方をしたいと願うだろう。どうして戦争が起きないことを望まずにいられようか。しかし、いったん起きれば、負傷や飢餓、そして、戦争が必然的にもたらすあらゆることを堂々と耐え忍ぶことを願うだろう。私もそれほど気が変ではないから、闘病を欲しはしない。しかし、いったん闘病しなければならないことになれば、自制を欠く行為、女々しい行為を何一つしないことを願うだろう。かくして、不幸は願わしいものではない。願わしいのは美徳だ。それが不幸を耐え忍ばせるのだから。

『セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I』:岩波書店、2005年

MORAL LETTERS TO LUCILIUS, NUMBER 67

その意味するもの


病気になるのは責め苦を受けるようなものです。誰も病気になどなりたくありませんが、病気になってしまったのなら、自制心、勇気、そしてなによりも美徳を見せるべきだと、セネカは考えていました。セネカの言う「美徳」とは何のことでしょうか? 書簡の続きにその答えがあります。

願わしいのは、責め苦にただ耐えることではなく、勇敢に耐えることだから。この「勇敢に」を私は願う。それが美徳なのだから。

つまり、この場合、美徳とは勇敢さのことです。ストア哲学では健康は重要なことではない、あるいは、自分ではコントロールできないことだと考えました。健康でもすばらしいわけではなく、病気でも悪いわけではありません。ただ、そうだというだけです。病魔に襲われたときに重要となるのは、自分自身をどう扱うかということなのです。

ここから学べるもの


病気にかかったとき、どんなことが勇敢さになるのでしょうか? まず、自分の口から出る言葉を観察する必要があります。四六時中、調子の悪さを訴えているようではいけません。会う人全てに、自分の病状について不平を言ってはいけません。いずれ状態は良くなりますし、不平を言ったところで意味がないからです。自分のことは自分で責任を負い、あなたが病気であることで、他人に重荷を背負わせることのないようにしてください。誰だって病気がどんなものかは知っています。クドクドと病状を説明されても困るだけです。とりわけ、重苦しく、悲惨な病状の詳細までは聞かされたくないもの。エピクトスはこう言っています。

病気になっても、体の苦しみについて私は話さない。訪問してくれた人にそうした話はしないようにしている。

第二のポイントは、病気にふけらないということ。ベッドに寝たきりで、体調の悪さを愚痴り続けても、ますます体調が悪くなるだけです。何らかの作業に集中し、病気以外のことに意識を向けてください。本を読む、映画を見る、ゲームをする、仕事をする、なんでもかまいません。休息と水分をたくさん取ること以外に、病気を治すためにあなたができることはありません。そんな今こそが、「肉体に勝る精神」を実践するときなのです。

最後のポイントは、可能なかぎり日課を変えないようにすることです。症状が重いなら、ベッドでよく休む必要があります。しかし、風邪をひいた程度なら、できるかぎりいつもと同じように過ごしてください(ただし、ほかの人に風邪をうつさないように気をつける)。実際よりも症状が重いかのように、自分に言い聞かせてはいけません。そんなことをすれば、本当に悪化してしまうでしょう。

さらに重要なのは、病気を、一日中何もしないことの言い訳に使わないということです。楽な道を選んではいけません。療養も大切ですが、勇敢さを見せることも大切です。それで病気が治るわけではありませんが、症状を和らげることはできます。病気になるかどうかは選べないとしても、自分をどう扱うかは選べることを、忘れないでください。

Image: Wikipedia

Source: Amazon

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

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