知られざる、香川県のこんな景色。

TABILABO

2018/2/1 14:59


先日、高松のゲストハウスに泊まっていました。部屋で休んでいると、オーナーさんがやってきて、「今、香川県の観光課の方がいらっしゃっていて、宿泊の方にアンケート協力をお願いしているそうなんですが、中村さんちょっと協力していただけませんか」と言われたので、フロントに降りていきました。

その観光課の方は、「どうしたらもっと多くの外国人観光客を香川に呼び込めるか」という課題解決のために、外国人が訪れそうな宿を回ってアンケートを取っているようでした。

そして、「日本各地、世界各地を旅してきた中村さんにとって、香川県はどう映っていますか?」「今回はどちらを観光しましたか?」「小豆島はいかがでしたか?」などの質問を受けて、答えていきました。

日本版ウユニ塩湖の
「父母ヶ浜」



ぼくは香川県の地図を眺めながら、「まだ香川県の西部は行ったことがないのですが、知られざる観光スポットみたいなところはありますか?」と聞いてみたら、「実は、すごい場所があるんですよ」と見せてくださったのが、この写真です。


「これはウユニ塩湖じゃないんですか?」


「香川県です」


「本当ですか?こんな場所があるんですか?」


「三豊市の父母ヶ浜(ちちぶがはま)という場所です」


この7年間、旅行の仕事に携わってきたので国内外の多くの観光スポットを訪れてきました。あるいは世界中の「絶景」と呼ばれる場所を、本や雑誌で目にしてきました。大概の「絶景」には見慣れていたからこそ、「香川県にこんな場所があったんですか!?」と驚きました。


「父母ヶ浜、聞いたこともなかったです…。これ、どうして香川県としてもっと押し出さないんですか? 観光客が来ないはずがないじゃないですか。わざわざウユニ塩湖を見に地球の反対側(ボリビア)まで行く人がたくさんいるんですから(笑)」

瀬戸内海と桜の絶景
「紫雲出山」



「いや~、そうですよね~(笑)。実は、父母ヶ浜以外に、こういう場所もあるんですよ」


「これもすごい」


「同じく三豊市の紫雲出山(しうでやま)です。瀬戸内海に突き出た荘内半島に位置しています」


四国随一の桜の名所として知られているそうですが、東日本の多くの方にとっては、まだまだ馴染みの薄い場所でしょう。この荘内半島には、浦島伝説ゆかりの地がいたるところにあります。紫雲出山もそのひとつで、浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいたことからこの名が付いたとされています。

紫雲出山展望台から望む、約1000本の桜と瀬戸内海の多島美が織り成す絶景は、Yahoo!JAPANの「日本が誇る桜の絶景15選」にも選ばれました。初夏は紫陽花、秋は紅葉と、四季を通して楽しめる場所です。

天空のパワースポット
「高屋神社」



「もうひとつ、三豊市の近くにいいところがあるんですよ」


そう教えてくださったのは、観音寺市にある高屋神社でした。「天空の鳥居」と呼ばれているそうです。

高屋神社は稲積神社とも呼ばれ、稲作の豊穣をもたらす稲の神として古くから信仰されていて、山麓に下宮があり、中腹には中宮、そして稲積山の山頂に本宮があります。標高407メートルの本宮からは観音寺市内と美しい瀬戸内海が一望できます。鳥居越しに見る瀬戸内海と四国山地もとてもフォトジェニックで、夕暮れ時は実に風情があります。

また毎年4月には、農作物の豊穣を祈る「予祝祭(よしゅくさい)」として、稲の神様を祀る高屋神社の大祭(春祭)が執り行われます。高屋町内一円を4台の太鼓台(ちょうさ)と2つの獅子が練り歩き、氏子衆や町内外から訪れた見物客らで賑わいます。

これら3つのスポットが、香川県西部に集まっていることを知りました。このエリアはきっとこれから多くの観光客で賑わうでしょう。香川には直島や小豆島をはじめとする瀬戸内の島々があるし、高松、丸亀、琴平なども当然有名だし、日本でいちばん面積が小さい県なのに、本当に観光資源に恵まれた土地だなと感じました。

Photo by 三豊市観光交流局

Licensed material used with permission by 中村洋太, (Facebook), (Twitter), (Instagram)

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