夢なら覚めないで! 声優・堀江瞬、念願の異世界観光を「デスマ」で実現

アニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」(毎週木曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか)で、主人公・サトゥーを演じる堀江瞬にインタビュー。自身もハマったという作品の魅力、アフレコエピソード、役者としての目標などを聞いた。

「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」は愛七ひろが書くライトノベルのアニメ化作品で、謎の現象で異世界に迷い込んでしまった29歳のゲームプログラマー・鈴木一郎の異世界冒険譚を描くファンタジー作品だ。

連日徹夜の仮眠から目を覚ました鈴木が見たものは、見慣れない異世界の光景。自身は15歳に若返り、しかもゲームのメニュー画面のようなものが見えるという不思議な状況だった。堀江はこの中身は29歳の真面目な社会人、外見は15歳の朗らかな少年サトゥーを演じている。

■ 開いた扉は夢に見ていた異世界への入口だった

――ライトノベルからのアニメ化ですが、原作を読んでの印象はいかがでしたか?

文章からの伝わり方がすごくストレートというか、難しい書き口がないのでダイレクトに物語の状況が思い浮かぶ感じでした。もちろん色々専門用語は出てくるんですが、分かりやすい表現の中にあるので、そこで詰まることなく、異世界に迷い込んだサトゥーの状況を楽しく読んでいけました。

――作品世界の雰囲気はどう感じましたか?

誰しもが「異世界にもし迷い込んだら?」という妄想をしたことがあると思うんです。ないですかね? 僕はすごくそういう妄想が好きなんですけど(笑)。「デスマ」はそういう妄想を純度100パーセントで届けてくれるような作品で、開いたページから異世界の香りがぶわっと漂ってくるようでした。街の賑やかな雰囲気や外の景色とか、愛七先生は本当にこの異世界がお好きで、その光景が頭の中に広がっているんでしょうね。

――ここまでの放送を見た感想は?

まず、第1話を見た時は想像以上の映像に圧倒されました。先行上映会のスクリーンで見たのでなおさら圧倒的で、異世界風景が飛び込んでくるような感覚でした。それと、何と言っても音楽です。世界観にマッチしたケルト音楽のような楽曲が使われていて、それこそ僕が妄想していたRPGの世界だったんですよ。

サトゥーが大ジャンプをした時、引きの絵で広大な光景が広がって、そこで心躍る音楽が流れだすという。その直前が鈴木一郎としての現実世界の描写だっただけに、扉の開かれる感じでいっそう眩しく映りました。

――サトゥーが何かするたびに画面の隅にスキルが表示されたりして、芸が細かい。

あれ、面白いですよね! 第1話で流星雨を降らした時、一気にレベルが上がっていったじゃないですか。「レベルアップの表現ってどう見せるんだろうね?」って、他のキャストさんたちと話してたんですよ。アフレコ段階では絵コンテだけだったので、どういうふうになるのかちょっと想像がつかなかったんですけど、もう見て納得です。ガンガン上がっていくレベルアップの凄まじさが、ゲームらしい表現で描かれていて、思わず「おお!」と声を上げてしまいました。

――演じているサトゥーの印象はどのようなものですか?

“29歳の一般教養を身に付けた社会人”という部分が至るところに表れていて、強くてすごい“ザ・ラノベ主人公”という性格をしていないところが新鮮でした。年下の女の子に喜ぶことなく、ハーレム状態になっても「いえいえ、自分は…」みたいな感じで距離を取る。サトゥーは「大モテで困っちゃうなあ」というような主人公とは違うんですよね。普通に大人の女性が好きな29歳で、ポチ、タマたちに対して「ぐへへ」とかにならず、あくまでパーティメンバーとして接しているところが好感度高いです。

中身は29歳という部分は芝居の時に気を付けていることでもあって、15歳に若返ったからと言って、演技まで若くという意識はしていません。声の高低で実年齢との区別はしていますけど、別に精神年齢、思考レベルまで15歳に戻ったわけではないですから、29歳の大人のまま、15歳のサトゥーとして喋るというのを心掛けています。

■ 戦いだけでない。異世界の全てを堪能できる「デスマ」の魅力

――メインキャストは女性陣ばかりですが、アフレコの雰囲気はどのようなものですか?

色々気を遣っていただいています。津田美波さん(リザ役)はそれこそ本当にお姉さんという方で、毎週差し入れをしてくださり、共演者全員に気を配ってくれているのが分かります。すごく優しい方です。

高橋李依さん(ゼナ役)とは他の作品でご一緒している縁もあり、色々相談したりしてますし、事務所の先輩でもある悠木碧さん(アリサ役)からはアドバイスをよく頂いています。とても若い空気感のある現場なんですが、僕はまだ全然新人なので、皆さんが作り出してくれている優しい雰囲気に身を預けている感じです。

――女性陣に圧倒されたりはしませんか?

たまにガールズトークに花を咲かせているので、そういう時は距離を取って台本に目を落としています(笑)。でも、圧倒されるようなことはないですよ。あ、でも河野ひよりちゃん(ポチ役)は独特ですね。彼女は僕より年下(19歳)なんですけど、とにかく面白い子なんですよ。休憩中はいつもみんなを笑わせていて、毎回色んなネタを持ってくるんです。またそれにみんながツッコミを入れるという流れがすごく楽しいです。

――もし「デスマ」の世界に飛び込めたら、どんなことをしてみたいですか?

異世界妄想で常々思いを馳せていたことなんですけど、僕はとにかく観光をしたいです。戦うのもいいけど、何より異世界を堪能したいという気持ちがあって、どんな世界が広がっているのか、街を巡り、名所を巡っていきたいですね。あとはグルメも。「異世界だったら魔物の肉も食べるのかな?」「どんなお菓子があるのかな?」とか、そういうことをよく考えていたので、「デスマ」で描かれる世界は本当に僕がしたいと思っていたことばかりなんですよね。

――宿のご飯や露店の食べ物は美味しそうでした。

ああいうの、今後もちょいちょい出てきますよ。突然始まる異世界グルメリポート(笑)。僕もあのシーンは大好きです。少し前まで魔族と戦っていたのに、「急にほがらかなグルメ来ました!」みたいな。タイミングも絶妙ですよね。そこのギャップがすごく面白いと思います。豪勢な料理ではないんだけど、そこがまた良かったり。素朴で庶民感があるというか。これがこの世界の人たちの日常の食事なんだろうな、という料理で。戦いばかりでなく、そういう日常の光景も含め、異世界自体を描いてくれるところも「デスマ」の魅力ですね。

声優・堀江瞬。認知されるより作品に寄り添える役者になりたい へと続く。同記事は2月1日朝11:00時配信予定】(ザテレビジョン・文:鈴木康道)

https://news.walkerplus.com/article/135960/

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