テレ朝がSMAP元メンバー、ジャニーズ離脱組を番組起用か


風穴をこじ開けられるか。
ここにきてジャニーズ事務所を昨年9月に退所した元SMAPメンバーの3人に対するテレビ局の対応に変化が生じ始めている。香取慎吾の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)と草なぎ剛の『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)が3月で放送終了となることが複数のメディアによって報じられ、ファンの間からは反発や困惑の声が噴出。退所したメンバー3人の中で唯一残る民放局の出演番組は稲垣吾郎の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)のみとなったが、同番組に関しては一部の報道でもあったように今後も継続される見通しのようだ。

これまでテレビ各局はジャニーズ事務所の顔色をうかがうあまり、退所した元SMAPメンバー3人が出演する番組を打ち切ることで"忖度"する姿勢を見せていた。しかしながらTBSが"最後の砦"とも言える『ゴロウ・デラックス』を継続させる方針を固めたことで、業界内ではジャニーズ側の反発を恐れぬ同局の強気な考えを「勇気ある判断」と褒め称える声も実際のところ多い。

影響力も人気も抜群の稲垣や草なぎ、香取を番組で率先して起用したい――。それが各局の紛れもない本音であることは間違いないだろう。しかしながら多くの人気タレントを抱えるジャニーズ側の怒りを買ってソッポを向かれるようなことになれば、取り返しの付かない事態になる。そういう最悪のシナリオにつながってしまうことを恐れ、これまで各局はジャニーズ側の意向を邪推しながら忖度してきた。

そうした中、TBSが元SMAP排除の流れに歯止めをかける姿勢を見せたことで他局にも「これに続け」とばかりに追随する動きが出てきたのである。3月いっぱいで『「ぷっ」すま』の終了を決めたばかりのテレ朝だ。同局の関係者は次のように話す。

「稲垣、草なぎ、香取の3人をウチの番組でリレー方式で日替りにゲスト起用できないかという話が検討されているんですよ。『「ぷっ」すま』が終われば、ジャニーズから離れた元SMAPのメンバー3人はテレ朝から消えることになる。だが視聴者からは『何とか番組で起用してほしい』という意見が今も毎日のように局へ届く。3人はまだまだ影響力が絶大だし、その声は無視したくない。ジャニーズへの忖度を頭に入れないといけないという声もあるが、ウチは資本関係にある『AbemaTV』が彼ら3人を起用しているという流れもあるから、ジャニーズも黙認してくれるのではないかという見方のほうが局内では圧倒的に強い。音楽番組やバラエティ番組ではなく『報道ステーション』などのニュース系番組で彼ら3人の"新しい活動"に着目する形にしながら日替りで個々を順にゲストで出せば、ジャニーズの怒りを買うことなくソフトランディング出来るのではないか」

ちなみにテレ朝がサイバーエージェントと共同出資しているインターネット放送局「AbemaTV」では4月1日から稲垣、草なぎ、香取の3人が「新しい別の窓」(毎月第1日曜・17時)にレギュラー出演することが決まった。こうした背景を考えれば、確かにテレ朝が3人をまず単発のゲスト起用で"地上波復帰"させるプランは極めて現実的と言えそうだ。元SMAPファンとしては、TBSに続く「勇気ある判断」に期待したいところだろう。

著者プロフィール:四海方正
芸能、スポーツをメインに取材活動を続けているライター

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