平昌五輪フィギュアのエキシビション放送権“テレ東が当選”で大紛糾!?「生で見られない!」

日刊サイゾー

2018/1/31 06:00



4年に1度開催される冬季五輪の花形競技といえば、フィギュアスケート。トップ選手たちの美しい氷上の舞は、普段はスポーツに興味がない人をもテレビ画面に引き寄せる力があるが、メダル獲得選手が出場するエキシビション放送をめぐり、テレビ業界がざわついている。

数多くの五輪種目でも、極めて特殊な立ち位置にあるのがフィギュアスケートだ。通常の競技は、順位が決定すればそれで終わりだが、フィギュアには「エキシビジョン」という“顔見世興行”が存在する。競技が終了した後、各部門の上位入賞者が登場して演技を披露するのだ。週刊誌のスポーツ記者が語る。

「エキシビションは、もともとは音楽会のアンコールのような形で始まったものといわれています。客が呼べて視聴率も取れるので、主要大会では必ずエキシビションが行われます。選手には負担になりそうに思われますが、後々プロになるときに備えて顔を売ることができるので、大歓迎。トップ選手はみな、エキシビション用のプログラムを用意しています。エキシビションでは、普段は禁止されている脱着式の衣装で登場する選手もいますし、禁止技を披露する選手もいます。かつて女子選手のスルヤ・ボナリー(フランス)が披露したバックフリップ(後ろ宙返り)などは、大変話題になりました。エキシビションは優劣を決めるものではなく、選手はリラックスした表情で登場するので、ファンも選手の新たな魅力を発見することができ、チケットは大変な争奪戦になります」

日本代表には、前大会チャンピオンの羽生結弦をはじめ、宇野昌磨、宮原知子など、メダルを期待される選手がそろっており、エキシビションに出場する可能性は大きい。しかし、一部のスケートファンが落胆することになりそうだ。テレビ関係者が語る。

「平昌五輪のエキシビションは、すべての競技種目が終了した翌日の2月25日に行われますが、その放送権はテレビ東京が持っており、午前9時から生放送されます。そのため、同局の放送を見られない多くの地域のファンは、リアルタイムでエキシビションを楽しむことができません。平昌のフィギュア中継のチャンネルの割り振りはクジ引きで決まりますが、大トリとなるエキシビションはテレビ東京が引き当てました。テレビ東京が他の民放局に混ざってクジに参加すると、ネット局の少ないことがしばしば問題になります。2003年のプロ野球日本シリーズで阪神とダイエーが戦った際には、テレビ東京が第7戦を放送して、試合を見られない地域のファンからクレームが殺到したことがありました。それゆえ今回も、『よりによって注目度が高いエキシビションをテレ東が』と、業界内で話題になっています」

幸いなことに、当日の昼間にはBSで、夕方にはNHK総合でも放送されることが発表されたが、仮に日本からメダリストが誕生しても、リアルタイムで感動を共有することができないファンが出てきそうだ。

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