Jay-Z「トランプ大統領は“超強力なスーパーバグ”」 大統領もツイッターで応戦

米時間27日、人気ラッパーで実業家のJay-Z(48)が『CNN』の「THE VAN JONES SHOW」に出演し、過去の浮気や妻ビヨンセとの関係修復について赤裸々に告白、注目を集めた。そんななか彼はトランプ政権についても触れ、大統領を痛烈に批判した。

今月11日、ドナルド・トランプ米大統領は移民政策を巡る協議の中でアフリカ諸国やハイチ・エルサルバドルを「クソ汚い最悪な国々」と呼び、物議を醸した。このことについて番組司会者に意見を尋ねられたJay-Zは「あの発言には失望した」と落胆を見せ、アフリカ系の人々たちを軽蔑する大統領の態度には「怒りの感情を通り越し、心に深い傷を負った」と発言した。

また人種差別を「ゴミ」にたとえながら、Jay-Zなりのこのような考えを述べている。

「ゴミは完全に除去しないかぎり、いくら頻繁に殺虫剤をかけたところで根本的な原因は取り除けない。スプレーをかけ続ければ、結果的に強力な耐性菌をもった“スーパーバグ(superbug)”が誕生してしまう。」

人種差別という問題を真っ向から解決せず、その場だけを取り繕うとする社会の姿勢を批判するとともに、「そうして誕生したのが、ドナルド・トランプという“スーパーバグ”」と断言した。

Jay-Zのこの発言にトランプ大統領は反応、翌朝にツイッターで「私の政策のおかげで、黒人の失業率は過去最低にまで下がっていることを、誰かJay-Zに教えてやってくれないか?」と皮肉を込めてつぶやいている。

しかしトランプ大統領は、同番組の一部しか見ていなかったようだ。実は番組でも司会者が黒人失業率の低下について触れており、「口は悪いが、黒人失業率の低下をきちんと実現させた点は評価されるべきだと思いますか?」とJay-Zに尋ねていたのだ。

これに対しJay-Zは「そうは思わない。人の幸せはお金では買えない」ときっぱり否定。いくら黒人の雇用が増え、生活レベルが豊かになったとしても、トランプ大統領のような偏見や人種差別がなくならないかぎり、自分達には本当の意味での幸せは手に入らないと答えた。

ちなみに2017年の『フォーブス』誌によれば、Jay-Zの純資産額は8億1000万ドル(約880億円)、妻ビヨンセの純資産額は3億5000万ドル(約380億円)、夫婦の合計資産額は11億6000万ドル(約1260億円)。れっきとした「ビリオネア」である。今でこそ大富豪のJay-Zだが、幼少時代は貧困家庭で育ち、麻薬の密売や刑務所への服役など波瀾万丈な過去を持つ苦労人だ。そんな彼が言う「人の幸せはお金では買えない」には、実に深い意味がこもっているように感じる。

(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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