急性胃腸炎と感染性胃腸炎の違いは?家族の感染予防法は?

イクシル

2018/1/30 11:00

2人の子どもを持つママから、胃腸炎についての相談です。子どもたちがそれぞれ別の病院で、急性胃腸炎と感染性胃腸炎の診断を受けたものの、症状は同じだということです。2つの胃腸炎の違いと、看病する家族の感染予防方法について、医師や看護師はなんとアドバイスしているでしょうか。

7歳と4歳の子どものママからの相談:「急性胃腸炎と感染性胃腸炎の違い」

『7歳の息子と4歳の娘を持つ母です。最初に娘が下痢、吐き気の症状が出たため、かかり付けの小児科を受診し、急性胃腸炎の診断を受けました。翌日、息子も同じ症状が出ましたが、かかり付けの小児科が休診日だったため、違う小児科を受診したところ、感染性胃腸炎と診断されました。症状は同じ下痢と吐き気ですが、感染性と急性の違いで、これから症状が変わってくることはあるのでしょうか。また、一緒に生活している家族が看病する際に気を付けることや、感染予防のための効果的な方法もあれば教えて下さい。(30代・女性)』

基本的に違いはない


急性胃腸炎も感染性胃腸炎も、ウイルスや細菌が原因で起こる胃腸炎のことを指し、特に違いはないようです。

『ご質問者様の文面から推察するに、「急性胃腸炎」と「感染性胃腸炎」を混同されているのではないかと推察します。すなわち、ウイルスを筆頭として何かしらの病原体が原因となり下痢や嘔吐などの胃腸炎症状を引き起こしている、とどちらの先生も判断されたのではないかと思われます。(小児科専門医)』

『急性胃腸炎は主にウイルスや細菌が原因で、突然の嘔吐から始まり、下痢などの症状を起こしますが、長くても2週間以内に改善されます。感染性胃腸炎もウイルスや細菌が原因で、急性胃腸炎と違いは無く、急性胃腸炎を感染性胃腸炎と呼ぶこともあります。(看護師)』

手洗いうがい、消毒を徹底しよう


家族は手洗いやうがいを励行し、お箸やタオルの共有を避けましょう。塩素系の消毒液を使用することが勧められています。

『胃腸炎の場合は嘔吐物や下痢の中に病原体が大量に含まれており、こうした排泄物中にある病原体を経口摂取することで周囲に感染が拡大します。感染予防のために、看病する方が手洗いうがいをしっかりすることがとても重要になります。また排泄物と接触したものには病原体が付着していることから、塩素系消毒液を使用した消毒が有効です。お箸やタオルの共有は避け、洗濯物も症状がある人とない人のものを分類しましょう。(小児科専門医)』

『汚物を触る時は使い捨ての手袋をして(マスクや使い捨てのエプロンがあればなおよいです)1回1回ビニール袋に入れ、口をしっかり閉じて捨ててください。衣服に付着した場合は、水洗いしてから次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤で代用)に浸け置きしてから洗濯してください。(看護師)』

急性胃腸炎と感染性胃腸炎はどちらも、ウイルスや細菌によって引き起こされる胃腸炎のことを指し、特に違いはないようです。感染拡大を防ぐため、家族は手洗いとうがいをしっかり行い、お箸やタオルの共用を避け、病原体が付着したものは塩素系の消毒液で消毒することが勧められています。

あなたにおすすめ

すべての人にインターネット
関連サービス