0歳児の「脳の発達」に好影響?親以外の大人と触れ合うメリット3つ

It Mama

2018/1/28 21:30

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赤ちゃんには、ママやパパなど人との関わりが大切だということはご存知の方が多いと思います。「スキンシップで絆を深める」などと言われますよね。

では、パパやママ以外の大人が赤ちゃんに関わることのメリットはあるのでしょうか?

そこで今回は、“赤ちゃんと大人の触れ合い”が具体的にどんな効果があるのか、また良いコミュニケーションの取り方は何かを教育コンサルタントの筆者が解説します。


▼赤ちゃんとの触れ合いが「脳の発達」に影響を与える?


これまで赤ちゃんとの触れ合いが大事だとは言われてきましたが、脳の発達に具体的にどう影響するのかについてはわかっていませんでした。

それが、2017年に京都大学から画期的な研究結果が出されたのです(※1)。

簡単にまとめると、実験に参加した生後7ヶ月の赤ちゃん28名が、“他人(成人)に体に触れられながら単語を聞いた場合”と“体に触れられずに単語を聞いた場合”に、どちらが脳が活発に動くかを研究したものです。

結果は、“体に触れられながら単語を聞いた場合”のほうが、より高い脳波活動がみられることがわかりました。

研究では、発達初期の人間の脳は人との体の触れ合いを通して「新しいことを効率的に学習できるしくみになっていると考えられます」(※1 P4)とまとめています。

人から体を触れられるという経験が、赤ちゃんの脳活動に好影響を与えることがわかったのです。

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▼親以外の大人と触れ合う効果3つ


赤ちゃんにとって一番身近な大人は親です。しかし常に親と一緒というわけにはいきません。

では、親以外の大人と触れ合う場合にもよい効果があるのでしょうか?

近年、触れ合うことで赤ちゃんの脳から出される“オキシトシン”というホルモンが注目されています。愛情ホルモンともいわれています(※2)が、この作用も含めて3つの効果があるようです。

(1)学習効果・記憶力UP


京都大学の研究でも明らかになりましたが、親以外の大人と触れ合うことでも効率的に物事を学習できるしくみになることがわかっています。

たくさんスキンシップをとることで記憶力もUPする(※2)など脳が活発に活動するのですね。

(2)心の安定


抱っこやおんぶなど赤ちゃんと十分にスキンシップをとることで、オキシトシンが出されて心が安定します。逆に、スキンシップが少なかった子は攻撃的で衝動性が強い傾向もみられます。

スキンシップは生後1年以内がもっとも効果的ですが、オキシトシンは触れ合えば出るので手遅れということはないようですよ(※2)。

(3)ストレスに強くなる


オキシトシンにはストレス耐性が強まる効果があります(※2)。

このオキシトシンは親密な大人、例えば保育士さんや祖父母、仲良しのおばちゃんなどとのコミュニケーションでも出るので、たくさんの人から深い愛情を受けるといいですね。

このように、親以外の大人と接することは赤ちゃんの成長にとても良いことなのです。

関連記事:おしゃべりにどう答えてる?「赤ちゃんの発達別」コミュニケーション法教えます!

▼話せない赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方

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まだおしゃべりをしない赤ちゃん。良いコミュニケーションとしておススメの方法を2つご紹介します。

(1)マッサージしながらスキンシップ


赤ちゃんの体に優しく触れてあげましょう。手の温もりで情緒が安定します。

「○○ちゃんの頭、〇〇ちゃんのおしり」など優しく話しかけたり歌いながらすると良いですね。

筆者は、子どもが赤ちゃんの頃はマッサージの最後に「おなかパクパク」と言いながら、裸のおなかを軽くパクパクして遊びました。よく笑ってくれた記憶があります。

(2)絵本の読み聞かせ


赤ちゃんには、簡単で絵がはっきりしている絵本を選ぶとよいです。隣に寄り添って様々な声色で読むことで安らいだり楽しいと感じます。

膝の上に座ることができるようになったら、体をピタリと合わせ読み聞かせをしましょう。赤ちゃんは安心と愛情を感じると思いますよ。

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赤ちゃんと触れ合うと、大人も気持ちがリラックスしたり、幸せを感じたりしますよね。

赤ちゃんとの触れ合いは大人にも良いことづくしなのです。

赤ちゃんの反応を見ながら、その子の喜ぶ方法を見つけましょう。

【参考・画像】
※1「タッチで変わる、乳児の脳 -他者から触れられる経験が脳の学習力に与える影響-」京都大学教育学研究科(明和政子らの研究グループ)
※2「スキンシップは子育ての基本。肌の触れ合いは親も癒します」株式会社ボーネルンド
※ Nina Buday,Tomsickova Tatyana / Shutterstock

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