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580億円盗まれたコインチェックの社長はどんな人? 元Coincheck社員が語る

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1月26日、仮想通貨取引所大手のCoinCheckが580億円相当を流出した大規模な不正アクセス被害を受けた。同社が保有していた顧客の5億2300万枚の仮想通貨XEM(ネム)が、ハッカーにより不正に外部に送金されてしまったのである。現状、CoinCheckはネムだけでなく、日本円を含むすべての取り扱い通貨を出金停止にしており、ビットコイン以外の売買ができない状態にある。

今回、不正流出した原因はCoinCheckがネムをコールドウォレットで管理していなかったことにある。コールドウォレットとは、ネットワークに接続されていない環境で秘密鍵を保存したウォレット、つまりオフライン状態の仮想通貨の財布である。Coincheckは会見で、ビットコインはコールドウォレットで管理していたが、ネムはそうではなく、ネットワークに接続された状態で管理され、不正送金リスクの高いホットウォレットで管理していたと発表。結果、今回の事態を招いてしまった。

同日の深夜23時30分より始まった会見では、代表取締役社長の和田晃一良氏、取締役COOの大塚雄介氏、同社の弁護士である堀天子氏が出席した。会見を見た人はお気づきかもしれないが、和田氏は弱冠27歳で、比較的若い経営者である。彼がどんな人物だったのか、以前CoinCheckで働いていた金本光男さん(仮名)は、和田氏についてこう語る。

「自分は3年前のレジュプレス時代に(CoinCheckの前身となる会社)別の部署で働いていたのですが、和田さんは『若いのに頑張っているなあ』と思わせてくれる人でした。当時は確か東工大(東京工業大学)を休学しながら働いていて、会社のプログラミングも和田さんが中心となってやっていました。凄く熱意のある、いい若者って感じでしたね。でも、コミュニケーション能力がそこまで高いわけでもなく、世間一般の人が考える、『理系』って感じの人でした」

金本さんは「まさかこんな事態になるとは思ってもみませんでした」と話を続ける。

「当時、会社のオフィスが桜台にあったんですけど、和田さんは食にもあまり興味がなく、近くのラーメン屋によく通ってて、『スタンプがたまった!』と言って喜ぶような人でした。会社の雰囲気としては、スタートアップの時期だったので、空き時間に皆でタイピングゲームで競ったり、皆でタメ口でしゃべり合ったりと、アットホームでした」

金本さんが当時のCoinCheck(レジュプレス)を退職したときは、ここまで大きくなるとは思っていなかったという。今回起こった事件については、「無事に収束してほしいです」と、心配をよせていた。

そして28日深夜0時、Coincheckがネム保有者に対して全額補償することを発表した。以下全文。

1月26日に不正送金されたNEMの補償について

総額 : 5億2300万XEM

保有者数 : 約26万人

補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。

算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。

算出期間  : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)~本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)

補償金額  : 88.549円×保有数

補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。

今般の不正送金に伴い、一部サービスの停止などお客様、取引先、関係者の皆様にご迷惑をおかけしており、重ねてお詫び申し上げます。原因究明、セキュリティ体制の強化などを含めたサービスの再開に尽力するとともに、金融庁への仮想通貨交換業者の登録申請の継続的な取り組みも併せて、今後も事業を継続して参りますので、引き続き、宜しくお願い申し上げます。

http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html (CoinCheck HPより)

史上最大の盗難事件ともいえる今回の不正出金は仮想通貨ユーザーの心を大きく動揺させた。今後はより安心に取引できるようになってほしいというのが、ユーザーの本音だろう。 <取材・文/日刊SPA!編集部>


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