イヤイヤ期にはどう対応したらよいのでしょうか?【テキトー母さん】#26

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2018/1/28 11:45

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(C)あべゆみこ

「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。



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▼なぜ、イヤイヤ期が起こるの?


親のしつけのせいでも、子どもの性格が曲がっているのでも、ワガママな子に育っているのでもありません。

実は額の裏側にある脳の“前頭前野”がまだ2歳くらいまでは発達していないので我慢することができないだけなのです。だから、自分の思い通りにならないと癇癪を起します。これが魔のイヤイヤ期の正体です。

前頭前野とは“欲求を抑制する働き”をする部位で3歳を越してきたくらいからだんだんと発達します。

だからその頃になると自然に収まってくるのです。子どもが癇癪を起したら「前頭前野の成長過程でまだ十分育っていないんだわ」と思っておきましょう。今、戦って何とか解決しようとしなくていいんです。

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▼100%反抗してくるイヤイヤ期

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「お風呂に入る?」と聞いたら「イヤだ!入らない!」。

「だったら入るの止める?」と言えば「イヤイヤ!入る!」。「これを着なさい」と言えば「イヤだ」、着るのに悪戦苦闘しているので手を貸してやると「自分で!自分で!」と騒ぐ。

「お出かけしよう」と言えば「嫌だ!」「だったら家で過ごそう」と言えば「イヤだ!」こうして、事あるごとにいちいち反抗してきます。

自分で何でも決めたいのに横から「こうしろ、ああしろ」と言われてイヤ、自分でやりたいのに手を出されてしまい構われてイヤなのです。

そんなとき「一体、あなたはどうしたいの!いい加減にしなさい!」と親がイヤイヤの渦に巻き込まれてキレてしまうと、更に状況を悪化させます。

だったらどうすればよいのでしょうか?

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選択肢を与える


子どもは出かける出かけない、風呂に入る入らないことよりも、親からいちいち命令されること自体がイヤなのです。

ですから選択肢を与えましょう。「お風呂にはいつ入りたいの?」「洋服はこの中でどれを着る?」「お風呂とご飯、どっちを先にする?」など。こうして自分の意思を通すことができるようにしてやるのです。すると自分の思い通りにできたことで満足します。

共感してやる


「そう、イヤなのね」「イライラしちゃうのね」「怒りたくなったのね」と子どもの気持ちに寄り添ってやりましょう。「ワガママを言わないの!」「いい加減にして!」「なんでママの言うことを聞いてくれないの!」などと子どもと一緒になって親が怒ってしまうと事態は悪化します。

子どもの感情を親がオウム返しで言葉に出すことで怒りは少しは収まります。
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(C)あべゆみこ

▼自立の第一歩


0、1歳の赤ちゃん時代、受け身でなんでも親の言う通りにしていた年齢を卒業し、自分の意思を主張し始める2歳児。

でも、頭では自分でやりたくでも、まだ手先が不器用なので思う通りできません。そうなると出来ない自分に対して更にイライラして怒ったりします。

イヤイヤは“第一次反抗期”とも言われますが「私に反抗していてイヤな子だわ」と捉えるのではなく「私から離れて自分で何でもしようとする自立の第一歩をいよいよ踏み出したわ。めでたい、めでたい。」と思うようにしましょう。

ママにとってはちょっとしんどいイヤイヤ期、毎日向き合っていると“温かく長い目で見る”なんてことはなかなかできませんよね。

でも、ちょっと指示命令するのを控えてみませんか。そして癇癪を起されても、なんとか解決しようとしないでママの左耳から右耳へ聞き流してしまいましょう。子どもと一緒になって「イヤイヤ」と大人が騒がないようにしましょうね。

10年くらい先には思春期を迎え、今度は第二次反抗期がやってきます。

身体が大人になり、でも精神的にはまだ依存している不安定な時期。子どもが将来大きくなった時も「誰のお蔭で大きくなったって思っているの」などと決して言わないでくださいね。

【参考】
※ 〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ Antonio Guillem / Shutterstock

(2016年8月17日の記事を再掲載しています。)

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