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なまはげは“優しく”、餅つきは絵本での“指導”に 苦情や環境対策で在り方変わる伝統行事

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 神奈川県伊勢原市で14日、勢いよく燃える炎の中に男性たちが投げ込まれる「どんど焼き」が執り行われた。投げ込まれたのは地元青年会の会員で、この1年に結婚や出産の祝い事があった人などが、新生活の厄落としとして火に投げ込まれる慣わしとなっている。2018年は4人が参加した。

このどんど焼きは日本全国で行われ、火で厄を落とすと風邪をひかないとされている。伊勢原市では最後に竹に括り付けた団子を焼きながら、人々は1年の無病息災に手を合わせた。

一方、茨城県土浦市では毎年恒例だったどんど焼きが2018年から行われないことになった。土浦市立博物館学芸員の木塚久仁子さんは「どんど焼きというのは野焼きの一種だから低温で焼く。そうするとプラスチックだとか焼き物であるとか、生もの、針金など燃えないものも入っているので、これは環境のためにも良くないであろうという土浦市の判断によってやめることになった。やはり社会が変わったので環境のためには致し方ない」と理由を話す。どんど焼きには600~700人が訪れるそうで、市民の反応は「残念だなということで『仕方ないよね』という反応」だという。

どんど焼き以外にも、存続の危機にある伝統行事は存在する。

・除夜の鐘

除夜の鐘がうるさいと周辺住人から苦情が発生。静岡県牧之原市で450年以上の歴史がある大澤寺では、明るいうちに鐘を鳴らす「除夕の鐘」に変更した。

・なまはげ(秋田県)

県外から転入した家庭から苦情が発生し、優しいなまはげに変更した地域がある。また、一緒に食卓を囲んだり高齢者のお宅に訪れて話し相手になったりするなまはげも現れているという。

・パーントゥ(沖縄県宮古島)

悪霊払いの伝統行事。「パーントゥ」は来訪神の名前で、これに泥を塗られると1年間無病息災で過ごすことができるといわれている。1993年には重要無形民俗文化財に指定された。汚れてもいい服で来るように呼びかけていたが、観光客から服が汚れたと年々苦情が増加。怒った観光客にパーントゥが殴られる事件があり、中止が検討されている。

・餅つき大会

ノロウイルス感染の恐れから一昨年、去年と中止が相次いでいるという。福岡県太宰府市では蕎麦打ち大会に変更され、大阪府茨木市では餅つきは中止したが伝統の風化を防ぐため絵本を通じて指導しているという。

 そんななか、後継者がしっかりと現れている伝統行事が「鳥刺し踊り」。長崎県雲仙市に伝わる踊りで、顔に頬かむり、裸に九尺ふんどしを独特の締め方で巻き、さらに手には竿を持ってユニークな動きで踊る。鳥を捕まえる動きを再現したもので、歴史は古く約270年前に京都の鳥刺し踊りをアレンジして生まれたという。基本は6人組で踊り、現在保存会員は6人。人数が6人を切ると募集をかけるが、人気がありすぐに志願者が現れ伝統が続いているという。

(AbemaTV/『けやき坂アベニュー』より)

▼ 次回『けやき坂アベニュー』は1月28日(日)12時から!「AbemaNews」チャンネルにて放送

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