新たな暴行事件発覚も「対応に問題なかった」と言い張る相撲協会

まいじつ

2018/1/27 21:00

(C)Evgenia Bolyukh / Shutterstock
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相撲界にまた新たな不祥事が発覚した。大相撲の春日野部屋に所属していた力士が、弟弟子の顔を殴って傷害罪で起訴され、2016年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定していたことが報じられたのだ。

日本相撲協会の理事で広報部長を務める春日野親方は、事件の存在を公表しておらず、「(力士は)辞めていますから」と公表する必要はないとの考えを示した。

「元横綱の日馬富士が起こした暴行事件で、春日野親方は広報部長として情報発信を担いました。現在は貴乃花親方の理事解任で空席となった巡業部長も兼任しています。そんな立場にある春日野親方が、自身の部屋で起こった傷害事件をいままで公表していなかったのは驚きです。責任問題に発展するのは間違いなく、初場所後に予定されている理事候補選挙にも大きく影響しそうです」(相撲記者)

今回の件が明るみなったあと、協会の広報部は「春日野より報告されており、理事および親方として対応に問題はなかった」とのコメントを出した。報告時期は明らかにしていない。

事件化されていない問題も多い


報道された内容によると、暴行の加害者は2015年名古屋場所を最後に引退した元力士で、2014年9月5日夜に7カ月前に入門したばかりの弟弟子の顔を拳で殴ったり、腹を蹴ったりしたという。元力士が部屋の掃除の仕方を注意しようとした際のトラブルが原因のようだ。

弟弟子は全治1年6カ月と診断され、2014年10月に加害者の元力士を警視庁に刑事告訴している。書類送検を受けた東京地検が傷害罪で起訴し、東京地裁が2016年6月に有罪判決を言い渡して刑罰が確定した。必要な治療を受けさせなかったとして、春日野親方も保護責任者遺棄容疑で告訴したが、こちらは不起訴処分となった。

2016年3月に相撲協会の理事に就任した春日野親方だが、2011年には弟子をゴルフクラブで殴ったことが発覚している。親方は「やり過ぎた」と暴行を認めたものの、弟子が被害届を出さなかったため事件化されなかった。

「日本相撲協会には『八角理事長はもう辞任しろ』という声が集中しています。日馬富士の暴行問題に加えて、今回露呈した事件でもすぐにコメントを出さなければいけなかったが、反応は非常に鈍かったためです」(同・記者)

SNSでも《もういいかげんにしてくれ。暴力団かよ相撲部屋は》、《どんだけ隠蔽体質なんだよ》《今の協会執行部はすべて辞任しろ》、《相撲を見る気が失せました》などといった辛辣な意見が並んでいる。

やはり八角理事長の辞任だけではなく、日本相撲協会という組織自体の存続も疑問視され始めている。

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