仮想通貨580億円分を盗んだ後のいたちごっこの話。

ガジェット通信

2018/1/27 18:05



こんにちは。ひろゆきです。

さてさて、コインチェックという仮想通貨の取引所でNEMという仮想通貨が580億円分盗まれて、その後どうなるか?という話です。

まずあんまり有名ではない仮想通貨を現金化するというのはわりと大変です。

仮想通貨自体を誰かが現金で引き取ってくれない限りは現金は手に入らないわけです。

ビットコインだと、ビックカメラとかHISとかで使えますけど、NEMは有名ではない仮想通貨なので、店舗で使えるところはあんまりないです。

なので、コインチェックのような仮想通貨の取引所で、ビットコインに変えたり、現金化したいわけですね。

さてさて、仮想通貨の面白いところは、どこからどこにいくら分送ったのか?というのがいつでも見られるってことなのですね。

ちなみに、今回のNEMが盗まれた経緯も見ることが出来たりします。

http://explorer.ourNEM.com/#/s_account?account=NC4C6PSUW5CLTDT5SXAGJDQJGZNESKFK5MCN77OG

そこでNEMの開発元の人達は、一計を案じまして、その仮想通貨を盗んだ人の口座に対して”印”をつけるってのををやりました。

「mizunashi.coincheck_stolen_funds_do_not_accept_trades:owner_of_this_account_is_hacker」

ってのがそれですね。

ちなみにその仕組みを作ったのは日本人なんですけどね。

https://twitter.com/minarin_/status/956929973356453888

仮想通貨の取引所はこの”印”がついているNEM口座の場合は取引をしないということで、犯人が盗んだNEMを使うことが出来なくしようとしてるわけですね。

さらに、盗んだ口座から別の口座にNEMが送られたときにも送信先の口座にも”印”をつけるという仕組みが稼働してるようです。

んで、今のところ、その”印”をつけることで盗んだ仮想通貨を現金化できなくなってしまったので「技術者すげー、犯罪者ざまぁ。」みたいな言われ方をしてたりもします。

さて、次の一手として、おいらの予想だと犯人は小さい額をまったく関係ないアカウントに送りつけるってのをやると思うんですね。

例えば、まったく関係ないおいらのアカウントに1NEMとか送金しちゃうわけです。

そすっと、おいらの口座は仮想通貨の取引所で取引できなくなっちゃうのですね。

なので、こんな感じで第3者で困る人を1000人ぐらい作ると、普通にNEMを買っただけなのに使えないのはおかしいじゃないか!ってことで、揉めると思うのですね。

揉めた結果、この”印”があっても取引OKにするしかないよねぇ。。みたいになって、その1000人の中に犯人の口座も紛れてるってパターンじゃないかなぁ、、と思っています。

もしくは、まったく関係ないのに、犯人から”印”を送られたせいで、口座のNEMが一切使えなくなって「すげー困る」ってのが増えて、NEMを買う人がいなくなって、NEMの価値がめちゃくちゃ下がってみんなで一緒に困るってパターンです。

というわけで、盗まれた後も、盗まれたNEMがその後どうやって動いたかってのが誰でも見れちゃうので、攻防がリアルタイムで行われるのがすごく面白いなぁ、、と高見の見物をしてたりするおいらです。

さてさて、仮想通貨の取引所がハッキングされるのは時間の問題で、予想の範囲内だったのですが、それでも手を出す人が後を絶たないのは、普通に働いて億を稼ぐのなんて無理だから、ワンチャン当てたいけど、ちゃんと調べるとかしたくないって人が多いせいだと思うんですよねぇ。。

http://world-fusigi.net/archives/9054459.html

今回の580億円の盗難は歴史上最大の盗難事件なわけですけど、犯人は証拠を残さないでも出来ちゃうわけです。

ってことで、ハッキングに10億円ぐらいかけたとしても元が取れちゃうので、取引所のセキュリティコストってめちゃくちゃ高くならざるを得ないんですよね。

ところが、仮想通貨の取引所は、プログラムがある程度かければ、誰でも作れちゃうので、取引手数料の安値合戦になってるんですよね。

んで、手数料が安いということは、コインチェックみたいにセキュリティにお金が掛けられないということになるので、結果として、ハッキングされると。。。

ってことで、物事を調べないで手を出すと痛い目を見るので、「知らないものには(きちんと調べ終わるまで)手を出さない」という当たり前のことをちゃんと教えたほうがいいと思うおいらです。

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