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40代シングルマザーの悲痛な悩み「亡き夫の家族と一緒にいたくない…」――“死後離婚”のススメ

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【佐藤優のインテリジェンス人生相談】

“外務省のラスプーチン”と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

◆亡き夫の家族と一緒にいたくない

未亡人(ペンネーム) パート従業員 女性 42歳

私は昨年、夫をがんで亡くしました。12歳の息子と6歳の娘がいます。息子は私の連れ子です。夫と再婚して子供ができてから夫の両親の家に住まわせてもらうようになり、今も両親と一緒に住んでいます。しかし、夫が亡くなってから、両親の対応はみるみる変わっていきました。

そのきっかけは夫の姉です。夫のお葬式のとき「これからも仲良くしていきましょうね」と言っていたのに、勝手に夫の遺品を売りさばき、それを私が咎めると「一部は私のものでしょ!」と激高。義父母の前で「あなたのせいで弟は病気になったんじゃないの?」などと言いだすようになりました。夫と一緒のお墓に入りたいけど、もう夫の家族と一緒にいたくはありません。私はどうしたらいいでしょうか? アドバイスをよろしくお願いします。

◆佐藤優の回答

「死後離婚」の手続きを取ればいいと思います。夫は死んでいるのになぜ離婚する必要があるのでしょうか。

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結婚してできた配偶者の血族との姻族関係は、離婚をすれば自動的に終わる。しかし夫か妻の一方が亡くなった場合、関係を終了するには役所へ「姻族関係終了届」を出す必要がある。これが「死後離婚」とよばれる。

法務省によると、2015年度の届け出数は2783件。’06年度からの10年で1.5倍に増えた。戸籍には、姻族関係終了の届け出日が記載され、受理した役所が受理証明書を発行してくれる。

(2017年6月5日「朝日新聞デジタル」)

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死後離婚をすれば死んだ配偶者の血族との関係が切れます。そうすれば、遺産を相続することもできなくなりますが、義父母の介護や墓の管理に対する責任から逃れることができます。結婚は両人の合意によってなされるものです。配偶者が死ねば、婚姻関係がなくなるのだから、婚姻によって生じた姻族については一旦、白紙になるのが筋だと私は考えます。

夫の親族との関係を続けたい人はそうすればいいし、そうでない人は「姻族関係終了届」を出して「死後離婚」すればいいと思います。夫の遺骨については、分骨するという形で折り合いをつけることができると思います。それと同時にあなたはまだ42歳なのですから、自分と子供の将来のことも考えなくてはなりません。再婚についても考えたほうがいいでしょう。あなた自身の老後についても考えておく必要があります。

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将来の自分をシミュレーションするなかで、老後お世話になるかもしれない介護施設やサービスをしっかり確認しておくことです。

家計経済研究所の2016年の調査によると、在宅介護にかかる費用は月額平均約5万円。そのうち、介護サービス利用分は1万6000円となっています。あくまで平均値なので、それぞれ要介護の度合いなどによって開きがあるはずです。

有料老人ホームなどに入るとしたら、どのくらいのお金が必要になるでしょう? 基本的には入居一時金と月額料金が発生します。その料金はまちまちですが、たとえば東京の場合、入居金ゼロの場合で月額20万円から40万円というところが多いようです。あなたの地域の施設にどのようなものがあるか、ネットで検索して調べてみてください。そのほかに、シニア向け分譲マンションやケアつき高齢者住宅などがあります。これにはさらに多くのお金が必要で、入居一時金に数千万円から高いもので数億円が必要で、月額利用料金は数十万円。明らかに、富裕層に限られたものだと考えた方がいいでしょう。

(『40代でシフトする 働き方の極意』34~35頁)

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自分と子供の将来を考えるならば、死んだ夫の家族との関係に煩わされるのは時間とエネルギーの無駄です。「死後離婚」して人生を切り替えることをお勧めします。

【今週の教訓】

死後離婚して人生を切り替えましょう

【佐藤優】

’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数


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