「言うこと聞かないとおやつあげない!」はNG!? 罰以外にしたい3つのコト

It Mama

2018/1/26 21:15

source:https://www.shutterstock.com/

「言うこと聞かないならおやつナシ!」「わがまま言うなら外に出すわよ!」

子どもの好ましくない行為を前に、思わず、“罰”を与えたくなることってありますね。

では、罰は、どんな影響をママと子どもにもたらすのでしょう?

この記事では、18年間様々な立場から子育てに携わり、アドラー心理学に基づく『ポジティブなしつけ講座』認定講師でもある筆者が、“罰”が子どもに与える影響と、罰の代わりに何ができるかを紹介します!

長岡真意子

▼「罰が子どもを改善する」…効果はナシ!?


罰については、長年多くの研究がされています。そして、現在分かっているのは、長い目で見るのなら「罰が子どもの言動を改善する効果はない」ということ。

罰によって子どもが好ましくない行為を止めるのは、“嫌な目に合うのを避けたいため”です。なぜしたらいけないのかを、学習しているためではありません。

ですから、ママの目に留まり罰せられることがないのならば、子どもは罰によって一旦止めた行為を繰り返すこともあるものです。

そして子どもが大きくなるにつれ、「別におやつがなくてもいいや」「外に出されたって平気」と、以前は力を発揮していた罰も恐れなくなるならば、言うことを聞かせるために、ママは罰をエスカレートせざるをえなくなってしまいます。

こうして罰は、子どもの内面に”善悪の律”を育むことができないばかりか、ママにとっても“体罰”などのより重い罰への入口ともなってしまいかねません。

また、罰によって子どもの心に育まれるのは、怒り・反抗心・恐れ・「自分はダメ」といった自己肯定感の低下です。

これでは、ママとの信頼関係を築くのが難しくなってしまいます。

関連記事: 人格否定・体罰・暴言…「子どもの心に大きな傷」を与えるNGな叱り方7つ

▼罰の代わりにできる3つのコト

source:https://www.shutterstock.com/

1:まずは「コネクト」それから「教え・学ぶ」


ママも子も感情が高ぶっていては、なぜいけないのかを教え・学ぶ状態にはありません。

例えば、「お友達のオモチャが欲しい!」と泣きわめいているところへ、「そんなわがまま言うならおやつナシよ!」と叫んでも、ますます火に油を注ぐようなもの。

まずは、気持ちを落ち着けましょう。

子どもが落ち着くには、「お友達のオモチャ楽しそうだね」と気持ちを認め、抱っこして背中をトントンするなど、ママとの「つながりを確認する(コネクト)」ことが“最もパワフルな方法”です。

気持ちが落ち着いたら、「玩具が欲しい時は何って言ったらいいかな?」と話し合ってみましょう。

関連記事:わがままっ子に効果的!? 「しつけより優先すべき」たった1つのコトって?

2:普段「できている」ときを「認め、感謝する」


親はつい、子どもができていない時のみに「教えなければ!」と行動を起こしがちです。

少し発想を切りかえ、普段できている時をこまめに見つけてあげましょう。

例えば、

×:お菓子買わないって何度も言ってるでしょ!もう2度と一緒に買い物来ないわよ!
〇:普段できている時に「『買わない』って言ったら1度で聞いてくれたから、楽しく買い物ができたね。ありがとう

×:また玩具出しっぱなし!きちんと片付けられないなら全部捨てるわよ!
〇:普段できている時に「オモチャをオモチャ箱に入れてくれてありがとう」

少々のできていない時はやり過ごし、できている瞬間をこまめにみつけ、認め、感謝してあげます。すると、徐々によい習慣が身についていきますよ。

3:家族でミーティング


定期的に、家族の問題を、子どもたちと話し合うのも方法です。

「公園から帰りたくなくなっちゃったら、どうしたらいいかな?」などのテーマについて、皆で解決策を話し合ってみましょう。

「初めに30分遊ぶって決めておくといいかなあ」「もっと遊びたい時は、10分まで長く遊んでいいことにする」など、子どもは、自分なりのアイデアを出してくれます。

そして、自分でアイデアを出して決めたことは、より守ろうとするものです。

守れなかったら、次のミーティングで「この前うまくいかなかったけれど、どうしたらいいかな」と、再び話し合ってみましょう。

「~~しないならおやつあげないよ!」のように、子どもに“罰”を与えたくなってしまったら、以上のことを思い出し、ぜひお子さんとの信頼関係を築く一歩を試してみてくださいね。

【画像】
※ Monkey Business Images、 Tom Prokop / Shutterstock

あなたにおすすめ