登坂淳一アナ“セクハラ報道”で「第2のショーンK」に! ホリプロの必死の圧力・報道規制も実らず……

日刊サイゾー

2018/1/26 19:00


 4月からメインキャスターを務める『プライムニュース』(フジテレビ系)を前に、「麿」のニックネームで親しまれている元NHKの登坂淳一アナにセクハラ問題が報じられ、番組からの降板が決まった。フジテレビによると「本人から出演を自粛したい申し出があったので、その意向を尊重した」という。

しかし、その直前まで登坂アナ所属のホリプロが全力の抵抗をしていたことを、キー局の人気情報番組のディレクターが明かしている。ある情報番組は「このネタを扱わないよう、圧力をかけられていた」というのである。

「以前、ショーンKが降板騒動を起こした際には各局がそのニュースを扱いましたし、ライバル局のアナウンサーのゴシップはおいしい話なので、今回も扱うものと思っていたら、まさかのNGだったんです。芸能担当の上から『これには触れるな』と、ハッキリお達しがありました。ホリプロから『無視しろ』と言われたそうです」(同)

しかし、モラルが問われる不倫ゴシップと違い、被害者が存在するセクハラは社会問題でもあり、一部メディアでは「ショーンKのように事前降板か」という見通しも立っていた。

登坂アナは、公家のような上品なルックスから“NHKの麿”と呼ばれて親しまれ、将来のエースアナとみられる位置にいたが、近年は地方局を転々として全国ネットでの出演が激減。これが一部で「女性問題があったようだ」と報じられていた。

今回、「週刊文春」(文藝春秋)が具体的に伝えたのは、登坂アナが北海道のローカルニュースでキャスターを務めていた2011年の事件だった。居酒屋で同席した新人の女性キャスターに関係を迫り、トイレに逃げた彼女を追って強引にキスしようとしたり、スカートをまくり上げて下半身に手を伸ばすなどしたという。女子アナは弁護士らに相談の上、局に被害を報告。登坂アナは厳重注意を受け、大阪へと異動になった。

これが事実なら、セクハラというより強姦未遂のような犯罪行為にも思えるが、登坂アナはその後にNHKを退社してフリーとなり、大手のホリプロに所属。そこで決まったのが、フジテレビの新番組メインキャスターという大仕事だった。「元気の出る放送を温かくお届けしていきます」と抱負を述べていたが、キャスターとして、今回のセクハラ報道を無視し続けるわけにはいかなかったようだ。

「でも、ホリプロがかなり強気で守る姿勢を見せていたので、業界内では、何事もなく番組がスタートするのではと見られていた」と前出ディレクター。

フジテレビは、かつて夜のニュース番組のメインキャスターに決まっていた経済コンサルタント、ショーンKの経歴詐称が報じられ、番組開始直前に降板するという事態に見舞われた。登坂アナが二の轍を踏まないよう、事務所は徹底ガードの方針を取っていた。

しかし、いま欧米では芸能界やスポーツ界を中心にしたセクハラ告発がムーブメント化し、大きな社会問題となっている。女性たちが勇気を出して声を上げることを世間が後押ししている社会風潮の中で、日本のテレビ局が看板の報道番組でセクハラ問題を抱えたアナウンサーを起用することには風当たりも強かった。

ただ、セクハラ被害者の相談にも乗るメンタルカウンセラーの野村高一氏によると「日本では男尊女卑の風潮があり、力を持った年上男性による若い女性へのセクハラ問題に甘いところもある上、特にテレビのような強いメディアでは、コネや癒着といった体質が受け継がれていて、セクハラ問題は封印される傾向が強い。世間にも、こうした告発が起こると、被害者を非難する人もいる」という。

人気キャスターのセクハラ問題について、社会がどの程度に問題視するのか。あるいは大手芸能プロが強引に押し切るのかに注目が集まったが、結局は登坂アナ本人が白旗を揚げる結果となった。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

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