【新型アルファード&ヴェルファイア試乗】徹底チェック!人気の理由がうなずける細部までの丁寧な作り込み

clicccar

2018/1/26 17:33


大規模マイナーチェンジが行われたアルファードとヴェルファイアをチェックしました。

今回、純ガソリンエンジン車はユニットをV6・3.5Lの新型に変更しています。短時間試乗もできました。通常時は2トンを大きく超える車重をものともせずほぼ無音で快速走行し、アクセルを大きく踏み込めばどう猛な音を上げて加速体制に移ります。ライオンのようでした。

また全車に予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の第2世代・最新モデルを標準装備しています。

単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知することができるようになりました。レーダークルーズ作動時に車線キープを補助するレーントレーシングアシストなども注目です。

ほかにもさまざまな変更が行われたアルファード&ヴェルファイアですが、今回編集部が注目したのは以下の3点です。

【注目点・その1】思い切ったエクステリアの変更

ノーマル/エアロ仕様ともにヘッドライトとグリル、テールランプとガーニッシュを全面変更しました。

アルファードはヘッドライトとグリルを一体化して超巨大なフロントフェイスを形成していること、テールライトは従来よりも下方向に面積を増し低重心のイメージを与えているのが注目点です。ヴェルファイアのフロントでは特徴的な上下2分割のヘッドライトはキープしつつ、エアロ仕様ではバンパー部をワイドに見せるような形状に変更しています。

テールライトは先代モデル後期型にあったような「ロの字」型に光るものとしています。このロの字は、上下二段構造とすることでヘッドライトとリンクさせています。なおインテリアでもメーター周りの色やシート表皮を変更しています。

【注目点・その2】エグゼクティブラウンジ仕様にエアロモデルを追加

2列目に飛行機の上級クラスのような豪華シートを搭載するのが「エグゼクティブラウンジ」グレード。

今回、ユーザーからの要望を受け、エアロ仕様が追加されました。アルファードではエグゼクティブラウンジS、ヴェルファイアではエグゼクティブラウンジZとなります。

通常モデルのエアロでは18インチとなるアルミホイールですが、エグゼクティブラウンジでは乗り心地を優先して17インチが装着されました。このほか、サイドスカート部分に専用メッキモールが追加されています。

このエグゼクティブラウンジ・エアロ仕様の内装では、専用のホワイト プレミアムナッパ本革シートが選択可能です。

ブラック仕様もありますが、ホワイト内装のインパクトは強烈で分かりやすい高級さにあふれています。どうせアルヴェル買うなら「エグゼクティブラウンジ」「エアロ付き」「白内装」の全部載せがいい!という需要は多そうですから、今後はこの仕様が主流になる予感です。

【注目点・その3】エグゼクティブシートの折りたたみ機構が大幅マイナーチェンジ

2015年に登場した現行のアルファード&ヴェルファイアから設定されたのがエグゼクティブラウンジ仕様。これは2列目シートの快適性に特化したものでした。

このため3列目シートに乗り込むには、電動シートバックを前方向に倒してからシートレールを前方にスライドさせるという2アクションが必要です。アクション数自体は多くないのですがシートバックを倒すまでの時間がかなりかかっていたのがちょっとしたネックでした。

4月末から生産される新しいエグゼクティブラウンジ仕様では、2列目シート脇レバー操作のワンアクションとなります。

これによって3列目シートへの乗降性は大きく改善されますね。なお、従来の2アクション方式のものも引き続き注文生産という形で装着することが可能だそうです。

以上でマイナーチェンジの注目3点チェックは終わりですが、追加でもう1点お付き合いを。

今回エグゼクティブシートを改めてチェックしてみて「さすが」だと感じたのが、アームレストに備え付けられた格納式のカップホルダーとテーブルです。

格納式カップホルダーは上部をポンと押すとフタが開きつつ、別体カップホールド部が上方にせり出す凝った仕組みでした。テーブルは閉じた状態からボタンをポンと押すと天板が音もなくスーッと高くせり上がります。そこから少し手で触れると90度倒れてあっという間に使用可能に。

これらは非常に滑らかかつスピーディに行われますが、モーターなどは使わず機械式でこの動きを達成しています。単純に可動部分にスプリングをセットしてもこのスムーズさは実現不可能で、ダンパーもしくはそれを代用するワイヤー&摺動部等をセットしたあとで繊細にチューニングしなければこの動きは達成できないはずです。



【スペックの一例】

●トヨタ アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ
価格:735万8040円
全長×全幅×全高:4945×1850×1950mm
パワーユニット:直列4気筒エンジン+モーター
・エンジン
排気量:2493cc
最高出力:152ps/5700rpm
最大トルク:21.0kgm/4400~4800rpm
・フロントモーター
最高出力:143ps
最大トルク:27.5kgm
・リヤモーター
最高出力:68ps
最大トルク:14.2kgm
燃費:18.4km/L

●トヨタ ヴェルファイア3.5エグゼクティブラウンジZ
価格:737万7480円
全長×全幅×全高:4945×1850×1950mm
パワーユニット:V型6気筒エンジン
排気量:3456cc
最高出力:301ps/6600rpm
最大トルク:36.8kgm/4600~4700rpm
燃費:10.4km/L

今や日本で販売される大型ミニバンの4台中3台はアルファード&ヴェルファイアだということですが、それも頷ける丁寧な作り込みが細部にも見られました。

(写真・動画・文/ウナ丼)

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