樹齢約200~600年の巨木群・行者杉(福岡)【車中泊女子の全国縦断記】

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2018/1/26 14:33


巨木をたずねるシリーズ、今回は福岡県朝倉郡東峰村にある【行者杉】をご紹介します。

【行者杉】とは1本の杉を指すのではなく、約4.68haにわたる森の中にある樹齢200~600年の杉の巨木群を総じて【行者杉】と呼んでいます。その数、375本!

国道500号から、小石原焼の窯元が集まっている地区にちょっと入り込むと散策路の入り口に路側帯があり、そこに駐車して歩いて向かいます。駐車スペースは普通車4~5台分くらいです。

馬頭観音を奉るお堂。かつては街道を馬で行き来する方も多かったのでしょうね。

「霊験杉(行者の母)」。多くの杉の幹は、こうして苔に覆われています。かなり大きな杉の切り株もありました。平成3年の台風の際、100本を超える杉が被害に遭ったそうです。何百年もそこにあったものが、一夜にして斃(たお)れるなんて… まさに〝諸行無常〟。

さすが焼き物の町、お賽銭入れも陶器です。

【森の巨人たち百選(林野庁)】に選定されている、行者杉最大の巨木【大王杉(行者の父)】。樹齢約600年、樹高約55m、幹周約8.3m。「父」の名にふさわしい、堂々たる佇まいです。フレームに収まりきれないので2枚の写真を組み合わせました。

行者杉は、日本三大修験霊場のひとつ英彦山(ひこさん)へ峰入りする際に山伏たちが奉納植栽したもので、修験者にとって杉は樹齢が長く大きく育つため魂が宿ると信じられていたそうです。(ちなみに、日本三大修験霊場あと2ヶ所は吉野と熊野です。)

境目杉のたもとにある筑前福岡藩と豊前藩の境界を表す【国境の石碑】。ここだけではなく、約50m間隔で置かれているそうです。長年続いた筑前と豊前の国境争いが解決した元禄14年(1701)、両藩によって設置されました。

周辺には、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)の木彫りが安置されているといわれている【行者堂】や、山伏の飲用水であり五穀豊穣・病害虫駆除の霊薬【香水池】もあるので、お時間があればゆっくり散策してみてください。

【道の駅 小石原】
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原941番地の3
電話:0946-74-2300
駐車:普通車 36台/大型 3台/身障者 2台

物産館、喫茶店、レストラン併設。
小石原焼の窯元約50軒のモダンでオリジナリティあふれる作品が展示販売されており、県内外から陶芸ファンが訪れます。

道の駅から約1.5kmほど東方にある【小石原焼伝統産業会館】では、絵付けや手びねりなどの体験もできます。
行者杉へは、そこから更に200mほどです。

(松本しう周己)

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