ダニエル・デイ=ルイス、俳優引退後も映画界に残留か 

英国出身の演技派俳優で、アカデミー主演男優賞を何度も受賞するほど高く評価されてきたダニエル・デイ=ルイス(60)。その彼が、昨年6月に「俳優業をやめます」と代理人を通して発表し業界に激震が走ったが、「ひょっとすると映画業界に残るのではないか」という声もチラホラ漏れ伝わってきている。

「ダニエル・デイ=ルイスは、俳優業から引退いたします。長年一緒に働いた皆様、作品を観てくださった方々に心から感謝しております。これは彼の個人的な決断です。本人も我々代理人も、これ以上のコメントをする予定はございません。」

昨年の突然の発表に続き、コメントを予定していなかったはずのダニエルが「最新作(『ファントム・スレッド(Phantom Thread)』)への出演が引退のきっかけになった」とコメント。さらにメディアの取材に応じ大きな決断に至った理由をこのように語っていた。

「メガホンをとった監督とは、撮影前によく一緒に笑ったものさ。でも、2人とも笑うことがなくなった。悲しい気持ちに圧倒されてしまったから。あれには監督も私も驚いた。自分達が何を創り上げたのかも気付かなかった。それは辛いことだったし、今も悲しいことだ。」

「自分でも分かっていた。引退をわざわざ表明するのが珍しいことなのはね。でもとにかく、線引きをしてしまいたかったんだ。」

「また別のプロジェクトに引っ張り込まれるなんて、ごめんだった。」

よほど強い気持ちで役者業からの完全引退を決意したとみられるが、この時ダニエルは「引退後にダラダラ過ごす気はない」とも述べていたこともあり、最近では「制作する側にまわるのではないか」という噂も浮上している。そんななか『NYポスト/Page Six』には、以下のような証言が複数の情報筋から寄せられたという。

「ダニエルはこのところ、いくつものミーティングに参加しています。いろいろなプロジェクトを制作する件について話し合っているのです。」

それも映画制作スタジオのトップらとの会合だというから、「彼が何らかの形で今後も映画界に貢献するのではないか」という期待が高まるのも当然のこと。さらには、こんな証言も飛び出している。

「ダニエルは、ある友人が映画制作に必要な資金を調達できるよう、手助けしようとしているんです。そしてその映画が制作されるようにね。」

またダニエルは文章を書く才能にも長けていることから、脚本家への転身を示唆する声も浮上しているという。

しかし数十年にもわたり俳優として素晴らしい演技でファンを魅了してきたダニエルだけに、「これからもダニエルが出演する作品を観たい」というのがファンの望みであろう。だが今のところダニエルが引退宣言を撤回するという話はなく、『ファントム・スレッド』が“俳優”としての彼を見ることができる最後の映画になる可能性は高いままだ。

画像は『There Will Be Blood 2013年6月8日付Facebook「Want to see Daniel Day-Lewis in Quentin Tarantino’s next film?」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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