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光のアートの中に泊まれる世界で唯一のスポット「光の館」

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世界的に活躍する光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品に初めて出会ったのは2005年、金沢21世紀美術館でした。タレルの作品「ブルー・プラネット・スカイ」は、時間とともに変化していく光をとらえ、人間の知覚体験(見ること、感じること)に働きかける作品。白い空間に入ると、天井中央部分に正方形に切り取られた空を見ることができます。こんなにシンプルで大胆で、感性を揺さぶられるアートに今まで出会ったことがありませんでした。
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そんな衝撃を受けたジェームズ・タレルの作品に宿泊することができる世界で唯一の館が越後妻有にあります。
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廊下は長く、緑に囲まれています。宿泊時にはここで食事をするもよし。横になって昼寝をするのもよし。

その施設の名前は「光の館」。大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレ2000 で発表された作品です。大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレとは、高齢化が進む新潟の十日町市、津南町を中心に3年に1回行われる世界最大の屋外芸術祭。地域の豊かな自然をキャンパスに、国内外さまざまなアーティストの展示が行われます。
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この12.5畳の和室の天井に大きな四角い穴がスライド式で開いていきます。ここにみんなで寝転がって光と空間の変化を体感することができます。
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シンプルだけど大胆な設計に驚きを隠せません。天井はゆっくりと開いていきます。
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夕方になると光の色の変化も加速し、室内の色の配色によって空の色が錯覚で違う色に見えてくるのです。空を切り取った色紙のよう。
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「空の色紙」をちょっと持ってみたり。「空の色紙」を商品化したいです。

妻有地方の伝統的な家屋、重要文化財の星名邸をモデルとしたこの建物は、可動式の屋根を開くと四季を通じて朝から夜まで時間とともに変化する空の光と、空間を染める照明プログラムの色により相乗効果で不思議な空間が創り出されます。和室12.5畳の空間の中にいるのに自然と一体になったような不思議な感覚になり、じっくりと光と向き合う時間を過ごせるのです。時折、鳥や飛行機がフレームに入り込みアートに参加。「空といえば青」と思っていたことが簡単に覆されます。また、光ファイバーを埋め込んだ真っ暗なお風呂は、湯船に入ると自分の体が青白く光りびっくり! 今まで経験のない幻想的なお風呂が楽しめます。
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朝はこんな眩しいくらいの光が差し込んできました。すべての時間帯の空の光ひとつひとつがアートです。

この光の館は、まだ電灯がなかった時代の美の感覚を論じた谷崎潤一郎の「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」からインスパイアされたものだそう。昨今では可能な限り部屋を明るくし陰翳を消そうとしますが、日本ではむしろ陰翳を利用する事で芸術を作り上げ、それこそが日本古来の美の特徴だと主張しているのです。
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この地域は至る所に棚田が広がりとても美しい。春には雲海が見れることもあるそう。

今年2018年夏、大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナーレが開催となります。鳥の鳴き声と木の葉の音の中、様々な光を体感することにより瞑想の中で新たな自分と向き合うことができるかもしれません。

光の館

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