尾道から届いた、ぷりぷりと力強い弾力の無添加蒲鉾詰合せ

2017年何かと話題の多かった将棋界のニュースを耳にする度思い出した、将棋駒の形をした蒲鉾。雑誌で一度見かけてから、ずっと気になっていたのです。絶対年内にはお取り寄せするぞと心に決めたのに、気がつけば師走。あわてて注文して届けていただいた、広島・尾道の蒲鉾の詰め合わせです。

お取り寄せしたい商品が全部入った、「尾道ごあいさつ」と「尾道おもてなし」。どちらにしようか散々迷って、品数の多い方を選びました。忘れられなかった将棋駒型を先頭に木箱にびっしり詰まった蒲鉾は、手に取るとぷりぷりとした弾力で生地の力強さが伝わりました。

尾道は私がまだ学生の頃友人のご実家があったご縁で、一度訪れたことがあります。そのとき尾道の名物だからぜひ!とご馳走になった、オコゼの唐揚げが絶品だったことが懐かしいです。以来私の中で尾道は、急坂と尾道水道の風光明媚な所という以外に、魚のおいしい所として記憶されています。実は私は生のお魚がちょっと苦手なのですが、魚を原料にした練り物は大好き。栄養バランス的にも、積極的にとりたい食品なのです。

桂馬蒲鉾店は、瀬戸内以西の底引き網で獲れたばかりの生魚を、早朝から調理し天然素材だけで味付けしたこだわりの蒲鉾屋さん。蒲鉾はどれも少しのつなぎしか入っていないので、ほとんど魚だけで作られています。

桂馬と刻印された「駒焼」と梅の花の形の「梅焼」は、レンジで少し温めなおすとふんわりとやわらかくなり、口に入れるとスフレのようになめらかに溶けていきます。まるで和風味の洋菓子のような、絶対の一品です。細かく切ってサラダやちらし寿司のトッピング、そぼろ丼のいり卵の代わりにも使えます。表面のちりめんじわが美しい「上蒲鉾」も一押しです。魚の栄養とおいしさが隙間なく詰まった、張りのある蒲鉾です。そこにあるだけでかわいいのは、ひと口サイズの「茶壷」。黒ごまがアクセントになっています。「ごぼう天」はオーブントースターで数分焼くと、ごぼう独特の香りが増します。和がらしを添えて、ごぼうの歯ごたえと魚のうまみのコンビネーションを楽しみます。いつもの竹輪よりちょっと短めでかわいらしい「豆竹輪」。竹筒を包んで焼き上げてあり、風情があります。竹筒を外して細く切ったきゅうりやチーズを詰め、刻んだオリーブのマヨ和えを添えれば、お酒のおつまみに最高。

名物「柿天」は、郷愁をさそう一品。天然色素で色を付けたほんのりピンク色の生地を、まあるくふっくらと揚げています。ヘタを模したピックを挿した姿は、まるで本物の柿。以前は本物の柿のへたを使っていたそう。手間を惜しまない姿勢は昔から変わらない伝統なのですね。

化学調味料や保存料は入っていないので、保存は冷蔵庫で。できるだけ早いうちにいただくのがおすすめです。

商品名:尾道おもてなし
販売:桂馬蒲鉾商店
文:お取り寄せの達人:菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)

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