スペクタクル時代劇の決定版『魔界転生』が堤幸彦の演出で舞台化 出演者は上川隆也、溝端淳平、松平健

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2018/1/25 06:00


日本テレビ開局65年記念舞台として『魔界転生(まかいてんしょう)』が上演される。公演は『魔界転生』ゆかりの地、天草・島原がある九州の福岡・博多座にて10月に開幕し、その後11月に東京・明治座、12月に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演となる。

本作は、1967年(昭和42年)に『おぼろ忍法帖』として単行本化された山田風太郎の人気伝奇小説で、壮大なスケール、雄大な歴史ロマン、奇抜かつ摩訶不思議な展開、時空を超えたアクション・エンターテインメントの最高傑作と云われている。1981年(昭和56年)には、深作欣二監督により映画化され大ヒット。その後、舞台・漫画・アニメ・ゲームなど、数多くのジャンルでリメイクされた山田作品最大のヒット作だ。

演出を手掛けるのは、ドラマ『SPECシリーズ』、映画『20世紀少年』など、多くの名作を手がけた巨匠・堤幸彦。演劇界の重鎮・マキノノゾミが脚本を担当し、新たなるスペクタクル時代劇として再び『魔界転生』を蘇らせる。

堤演出・マキノ脚本の組み合わせは、2014年1月の日本テレビ開局60年舞台『真田十勇士』において実現しており、今回もヒットメイカー2人の再タッグで大ヒットした『真田十勇士』を超える新作を目指す。

魔界から蘇った強敵に果敢に立ち向かう、主演の柳生十兵衛役には、映像や舞台作品で数々の主演を務め、2010年のドラマ『SPEC』にゲスト出演以来の堤作品となる上川隆也。また、幕府への復讐を果たすため、魔界の力を借り現世に甦る天草四郎役には、近年『ムサシ』をはじめ、多くの舞台で評価を得ている溝端淳平。そして、「魔界転生」の妖術で甦った、柳生十兵衛の父である柳生但馬守宗矩役には、2016年に堤監督の映画『真田十勇士』で圧倒的な存在感の徳川家康を演じた松平健。実力と個性が冴え渡った華のあるキャストで、スペクタクル時代劇の決定版『魔界転生』に挑む。

この秋、ド派手なアクション、変幻自在なフライング、プロジェクションマッピングを駆使し、胸を打ち心を抉る人間ドラマ、エンターテインメント時代劇の最高傑作が誕生する。
堤幸彦
堤幸彦

演出:堤幸彦コメント


――舞台「魔界転生」を演出するにあたって、作品の魅力と、作品の創作に対する意気込みをお聞かせください。

日本の娯楽作品史上、もっとも奇想天外なストーリーを持つ時代劇であり、猛烈に創造力を刺激される作品です。

役者の皆さんを極めて濃いキャラクターの登場人物に変身させて、語られる“怨”の芝居も主軸ですが、変幻自在な巨大舞台装置とプロジェクションマッピングを多用した立体映像表現に、圧倒的スピードの殺陣、フライング含めたアクションが絡み合った壮大なエンターテイメントを造り上げたいと意気込んでいます!

――ご出演される、上川隆也さん、溝端淳平さんとは映像作品でご一緒されたことがあると思いますが、 どのような印象をお持ちですか? また、キャスティングされた理由をお聞かせください。

上川さんは“どんな要求”にも正確に応えていただき、かつ予想を越える“情感”を醸し出すイメージ。極めて楽しみです。 溝端さんは異色の“眼力”で舞台を地獄の底に叩き落としてもらえるのではないか。演劇界のメインストリームを疾走するお二人、カンパニーの旗頭になっていただけることが本当に楽しみです!

――松平健さんは映画『真田十勇士』に続いてのご出演となりますが、今回期待することは。

松平さんはまさにこの作品の“重鎮”として君臨してもらいつつ、いままであまり視たことのない領域の存在に踏み込んでいただきたいと虎視眈々と狙っております。

柳生十兵衛役:上川隆也コメント


――舞台『魔界転生』に出演することが決まった時の感想と、今の意気込みをお聞かせください。

オファーには、本当に胸が踊りました。山田風太郎さんの小説は、実際の歴史を踏まえた上で大胆に展開されるストーリーや、医学的根拠に裏打ちされた奇想天外な忍者・忍法に魅せられて、一時貪る様に読んでいました。

中でも印象的なキャラクターが柳生十兵衛。作品内での活躍は勿論ですが、想像を絶するような敵と相対する十兵衛はあくまでも生身の人間であるという設定に、引き込まれていました。

今回の舞台化でも、きっと十兵衛は剣客でありながら、やはり1人の人間として困難に立ち向かう事になるでしょう。その獅子奮迅振りをお客様と共に、僕も満喫したいと思っています。

――堤幸彦さんの作品は、ドラマ『SPEC』以来かと思いますが、どのような印象をお持ちですか?

『SPEC』でご一緒する以前から、堤監督の作品はとても好きで、自宅にも幾つかの作品がDVD-BOXで並んでいます。先鋭的な映像を生み出す堤監督の感性が、舞台の上にどんな「地獄篇」を描き出すのか、今から楽しみでなりません。

――共演される溝端淳平さん、松平健さんの印象をお聞かせください。

溝端君とご一緒した作品では、思いもよらぬ天候に見舞われる事が多かった事もあり、出演者にもスタッフにも過酷な状況となる一コマがありました。しかし溝端君はそうした場面でも一言の不平も漏らさず、常に芝居に集中して現場を盛り上げてくれていました。今回の座組にも、彼のエネルギーがいい風を運んでくれるに違いありません。

松平さんがご参加下さる事でこの座が締まる事を本当に嬉しく思います。舞う様に華麗で巌の様に重厚な殺陣に幾度見入ったか分かりません。大いに胸をお借りしつつ、出来ればその懐に入り込みたいと、密かに想いを巡らせています。

天草四郎役:溝端淳平コメント


――舞台『魔界転生』に出演することが決まった時の感想と、今の意気込みをお聞かせください。

お話を頂いて、魔界転生の天草四郎と言えば、過去に沢田研二さん窪塚洋介さんなどある種のカリスマ性がある方が演じていらっしゃるイメージです。それを自分がやらせていただくのは非常にプレッシャーを感じています。

――堤幸彦さんの監督作品は、「洋服の青山」のWebムービーで経験されているかと思いますが、どのような印象をお持ちですか?

ここ数年舞台に重きを置いている自分としては堤さんの壮大で型破りな演出を受けられるのはとても楽しみです。精一杯頑張ります。

――共演される上川隆也さん、松平健さんの印象をお聞かせください。

お二人ともとても誠実でお芝居に対してもストイックな印象です。上川さんとは何度も御一緒させてもらいましたが、敵対する役は初めてなので、胸を借りつつ思い切りお芝居させてもらえたらと思っています。

柳生但馬守宗矩役:松平健コメント


――舞台『魔界転生』に出演することが決まった時の感想と、今の意気込みをお聞かせください。

再び堤監督とご一緒でき大変うれしく存じます。映像では2度ほどご一緒しましたが、舞台での演出も楽しみです。

――堤幸彦さん作品は、映画『真田十勇士』で経験されているかと思いますが、どのような印象をお持ちですか?

とにかくアイデアがとても豊富です。 その場その場で色々出てくるので、今度もどう驚かせてくれるのか楽しみです。

――共演される上川隆也さん、溝端淳平さんの印象をお聞かせください。

上川さんとはお会いするのも初めてなので、舞台でご一緒出来ることをとても楽しみにしております。溝端さんとはテレビの収録で現在ご一緒しているのですが、とても好感がもてる青年です。 
<あらすじ>
徳川幕府によるキリシタン弾圧のため、暴徒と化した10万人の信者が惨殺された肥前国(長崎県)島原、その地で、禍々しい魔界の力を借りて、「島原の乱」の首謀者・天草四郎が甦る。四郎は怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する。やがて、「魔界転生」という妖術を使い、幕府と闘う配下を求め、歴史に名を残す剣豪を次々と甦らせる。荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤瞬、そして、宮本武蔵、柳生宗矩、錚々たる猛者たちが黄泉の国から転生し、悪鬼として再び生を受け、四郎と共に幕府滅亡を画策する。これら魔界衆に隻眼の剣士・柳生十兵衛を中心とする幕府方が立ち向かう。十兵衛は魑魅魍魎が跋扈する悪魔の企てを阻止すべく、柳生衆と共に果敢に闘い、強敵を斬り滅ぼしていく。将軍家を篭絡し、幕閣にまで入り込み、幕府転覆を狙う恐るべき魔界衆たち、天草四郎、転生した宮本武蔵たちと血で血を洗う死闘が続き、遂には江戸城での最終決戦を迎える。親子の相克、剣豪としての苦しみから、悪鬼として蘇った父・宗矩と十兵衛の闘いの結末は? 果たして、十兵衛は魔界衆を打ち滅ぼせるのか、幕府の滅亡を救えるのか……。
(※現時点での想定のため内容が変わることがございます)

公演情報
日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』

■公演日程
2018年 10月6日(土)~28日(日) 博多座
2018年 11月3日(土・祝)~27日(火) 明治座
2018年 12月9日(日)~14日(金) 梅田芸術劇場メインホール

■原作:山田風太郎(角川文庫刊) 
■脚本:マキノノゾミ  
■演出:堤 幸彦
■出演:上川隆也 溝端淳平 松平 健 ほか
■企画・製作:日本テレビ

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