フジ・亀梨和也『FINAL CUT』が退屈すぎ……マンネリ復讐劇に「睡魔襲う」の声

日刊サイゾー

2018/1/24 23:00


 KAT-TUN・亀梨和也演じる主人公が、ワイドショーのヤラセ取材を断罪する『FINAL CUT』(関西テレビ制作、フジテレビ系)。23日放送の第3話の平均視聴率は、前回から横ばいの6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今期の数あるプライム帯のジャニーズドラマの中で、唯一大コケしています。

ただ、24日付の各スポーツ紙が、やたらと「関西地区では10.8%だったよ!」という記事を掲載しています。何やら、23日に亀梨が『よ~いドン!』(関西テレビ)を皮切りに、関西ローカル生番組で電波ジャックを行った効果だとか。当然、関東の6.5%は、記事にどこにも書かれていません。実に微笑ましいですね!

さて、毎回、憎き報道番組『ザ・プレミアワイド』のスタッフを1人ずつ盗撮し、“ネットにアップすっぞ!”“もう、晒すためのドメインも取得してんぞ!”と脅迫している主人公ですが、初回、第2話と、こらしめ方が全く同じパターン……。今回こそは別のパターンが見られることを期待しつつ、第3話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■なんと、また同じパターン!


 12年前に母・恭子(裕木奈江)を自殺に追い込んだ『ザ・プレミアワイド』に復讐心を燃やす慶介(亀梨)ですが、今回のターゲットは、“人面魚”や“ラーメン特集”といった“暇ネタ”ばかりを取材している若手ディレクターの小池(林遣都)。12年前、恭子の葬式に訪れ、棺桶の中をカメラで撮影しようとした人物です。

番組スタッフの間で「ミスター暇ネタ」と揶揄されている小池ですが、ネット上では裏の顔が。「ゴッドアイ」というハンドルネームで、迷惑老人や半グレ集団など一般人の個人情報をネット掲示板で晒しては、神と崇められ調子に乗っています。

そんな小池ですが、スクープを取りたいという気持ちもある模様。ある中学校の合唱部顧問・沢渡(関めぐみ)が、生徒に「今度そんな口聞いたら、ぶっ殺すよ!」などと怒鳴っている音声データをSNS上で偶然見つけ、暴言女教師による“部活ハラスメント”だとして番組で報道。すると、ほかの番組も次々と後追いし、大騒ぎになります。

しかし、慶介が沢渡から真実を聞き出すと、生徒が仕組んだ計画であったことが判明。沢渡が部活内でイジメをしていた女生徒たちを叱ったところ、「教育委員会に、先生からぶたれたとか言っちゃおうか?」などと逆に脅されたため、「ぶっ殺すよ!」と口走ってしまったんだそうです。

その頃、テレビ局では、イジメグループの1人が小池の元へ。生徒から「全部、計画的に仕掛けたこと」と告白され、オロオロする小池。しかし、この直後、番組ではイジメっこがでっち上げた沢渡の金銭授受疑惑を番組で報じる段取りになっています。

そうこうしていると、生放送がスタート。小池は誤報の可能性があることを誰にも伝えず、「ヤッベー」という表情を浮かべたまま。そんな小池の異変を察した司会の百々瀬(藤木直人)は、咄嗟に金銭授受疑惑の話題をスルーします。

その後、カラオケ店に小池を呼び出す慶介。例のごとく、画面に小池の素顔を盗撮した映像を流し、「http://finalcut.koike/movie.jp」と書かれた紙を手渡し、「これがあなたのファイナルカットです」と敬語でかまします。

最後は、12年前の事件の鍵を握る学芸員・雪子(栗山千明)とのデート中、慶介がいきなりキスをかまし、第3話は終了です。

■睡魔が襲う復讐劇


 はい、前回、前々回と全く同じパターンでした。しかも、今回は小池が勝手に自滅しただけという……。林の演技が最高なのが救いでしたが。

それにしても、もう第3話を迎えるのに、いまだ主人公から「事件の真相に迫りたい」という執念や、クールな中に押し殺している熱い思いが全く伝わってこないんですよね。盗撮方法も「復讐相手のバッグにそんなわかりやすいカメラ仕掛けたら、絶対バレるだろ」と突っ込みたくなる雑さながら、毎回うまくいきすぎて、ヒヤリ感も皆無……。そういえば、初回で「てえへんだ、てえへんだ!」と面白キャラを炸裂させていた百々瀬の見せ場もないなあ……。

いや、主人公は前回、涙を流して12年前を回想したり、今回も「ここまで調べて、なんで番組では何もー!」と怒鳴ったりしてたんですよ。わかりやすく。なのに、なぜこんなにも心に押し迫るものが何もないのでしょうか……。こんなんなら、主人公を「これがお前のFINAL CUTだー(ドーン!)」と、喪黒福造ばりのキャラにでもしちゃったほうが……。

早くも、昨年10月期の木村多江主演復讐劇『ブラックリベンジ』(日本テレビ系)に完全に負けている感のある同作。次回もこのパターンだったら、私、グウグウと寝てしまいそうです。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

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