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アルツハイマー病の夫が2度目の求婚 34年ぶりに誓いの言葉を交わす(ニュージーランド)<動画あり>

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長年寄り添ってきた夫婦であるにもかかわらず、結婚したことも目の前にいるパートナーが誰であるかも忘れてしまう…。認知症を抱えた伴侶を介護をする者としては、精神的にも相当な苦難の連続であろう。このほどアルツハイマー病を患って以来34年連れ添った妻と結婚したことを忘れてしまった夫が、ある日突然妻にプロポーズをした。その夫妻が2度目の愛を誓い合ったことが、『Storytrender』『Mirror』などで伝えられた。

スコットランドはグラスゴー生まれの元電気技師マイケル・ジョイスさん(68歳)は80年代にニュージーランドのオークランドに移り住み、同じくグラスゴーから子供の頃に移住したリンダさん(64歳)と1984年に結婚した。

結婚して34年目となるマイケルさんとリンダさんだが、2010年にマイケルさんがアルツハイマー病と診断されてからは苦難の道のりを歩んできた。マイケルさんは見当識障害、躁うつ、書き言葉や話し言葉を表現したり理解する能力が失われる失語症を患っており、今では日々の出来事を覚えることさえも困難な状態となっている。

マイケルさんが言ったことさえもすぐに忘れてしまうという典型的なアルツハイマー病であることをリンダさんは理解していたために、1月14日の出来事はリンダさんが言葉を失くすほど驚かせた。

マイケルさんの様子がいつもと違う…そう感じたリンダさんは、夫に優しく「どうしたの?」と問いかけた。マイケルさんは何かを伝えようとしているが、言葉にできないといった感じでリンダさんの目を見つめていた。リンダさんはそんな夫の手を握り「なあに? 何を言おうとしているの?」と尋ねたところ、マイケルさんは目に涙を溜めてどもりながら「私と結婚してくれませんか?」と口にしたという。その時の心境をリンダさんはこのように話している。

「とても驚いてしばらく口も利けませんでした。でも夫には『はい。あなたと結婚できるなんてとても嬉しいわ』と伝えたところ、『いつ?』と尋ねてきたので私は咄嗟に『今週末はどう?』と言ったのです。正直、こうした言葉はアルツハイマー病の症状のひとつで、翌朝になれば夫はきっと忘れているだろうと思っていました。ところが翌朝になっても夫はちゃんと覚えてくれていたのです。私たちの2回目となる誓いのセレモニーをとても楽しみにしているようでした。夫も前日の出来事を覚えていることなど滅多になかったのに…本当に驚きました。」

マイケルさんは14日に再プロポーズしてから6日間、毎日そのことを忘れることはなかったそうだ。20日、オークランドから南へ150kmほどの所にあるハミルトン湖にて、マイケルさんとリンダさんは美しく感動的なセレモニーを行った。マイケルさんが口にしてから短期間であったにもかかわらず、家族や友人、地域住民らはセレモニーの準備を全て無料で手配してくれたそうだ。ゲスト15人に囲まれて2人は再び愛を誓い合った。

「2度も夫からプロポーズされて、この上ない喜びとともに信じられない感動を味わいました。セレモニー当日も、目覚めた時に夫が『いよいよ今日だね』と言ってくれて、とても幸せそうでした。きっと夫の心の中は、私と結婚したいという思いでいっぱいだったのでしょう。」

「私は2003年、乗馬で腰の骨を折る事故に遭いました。その時にこれからは車椅子生活になると思っていたのですが、夫は自分の仕事を諦めてまで私の世話を懸命にしてくれて、毎日私のそばにいてくれました。彼は決して私を見捨てることはなかったのです。夫は本当に親切で思いやりのある男性です。だからこんな残酷な病に苦しむ彼を見ているのはとても辛いのです。」

「夫が病気になってからは、私たちは本当に多くの困難を乗り越えてきました。とても辛い道のりでした。だからこそ、このセレモニーは私たちにとって特別なものでした。今でも毎日が大変ですが、どんなことをしても一緒に乗り越えていきたいと思っています。誓いの言葉通り、“病める時も健やかなる時も”私たちは互いを支え合い、“死が2人を分かつまで”そばにいたいと思います。夫のような素晴らしい人と結婚できた私は本当に幸せです。」

リンダさんによると、マイケルさんのそばにいるといつも心が大きく満たされるという。アルツハイマー病を抱えるパートナーを持つことはその苦悩や葛藤は本人にしかわからないだろうが、それでもリンダさんはまっすぐにマイケルさんを愛し続けている。リンダさんが「この日を一生忘れない」と喜び露わにしたセレモニーでは、マイケルさんの好きなハリウッド映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の曲や2人の出身地であるスコットランドの伝統的なバグパイプ音楽『Flower Of Scotland』が流れ、2人はそれに合わせてダンスを楽しんだ。

このニュースを知った人からは「なんて素敵で感動的。きっと毎日落ち込むことも多いでしょうけれど、素晴らしいセレモニーができて良かったね」「私にもアルツハイマー病の祖母がいるけれど、何も覚えていないんだ。このニュースには心から感動したよ」「毎日一緒にいる奥さんともう一度愛を誓い合うっていうのは素敵なことだね」「2人がこれからも幸せであり続けますように」といった声があがっている。

画像は『Storytrender 2018年1月22日付「REAL-LIFE NOTEBOOK COUPLE GET REMARRIED AFTER ALZHEIMER’S HUBBY FORGOT AND POPPED THE QUESTION AGAIN – AFTER 34 YEARS」(Jasmine Kazlauskas)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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