男が運転中にてんかん発作 歩道に乗り上げ18名が死傷(ブラジル)

美しいビーチで知られるブラジル・リオデジャネイロ市のコパカバーナ。このほどフィゲイレド・デ・マガリャンイス(Figueiredo de Magalhães)という通りで歩行者の列に車が突っ込み、18名が死傷する恐ろしい事故が起きた。人々の泣き叫ぶ声や悲鳴をかき消すかのように、サイレンを流しながら多数のパトカーと救急車が現場に到着する様子が動画でも伝えられているが、運転手はてんかん発作を起こしていた可能性があるという。

有名な観光地であるコパカバーナ・ビーチで今月18日夜8時45分頃に起きた事故。これにより乳児1名が死亡し、17名(当初は15名と伝えたメディアも)が重軽傷を負った。犠牲となったのはダルラン・ロッシャさん(Darlan Rocha、 27)の娘で生後8か月の娘マリー・ルイーズちゃん(Marie Louise)。ベビーカーを押していた妻のニエジャ・ダ・シルヴァ・アラウホさん(Niedja da Silva Araujo、23)も病院に搬送され、容体は深刻である。

事故を起こした車もフロントガラスが粉々に砕けるなどかなりのダメージがあり、リオデジャネイロ州軍警察は運転していたアントニオ・デ・アルメイダ・アナキウム(Antonio de Almeida Anaquim)という41歳の男を逮捕した。渋滞していたため決してスピードは出ていなかったが、車は次々と歩行者を轢き、はねた。このことについて本人は「車はコントロールを失った状態で遊歩道に乗り上げた。てんかんの発作が起きた」などと話し、車内からは抗てんかん薬も見つかっている。だが過去5年の間に14件もの罰金刑をくらうなどアナキウムの運転免許証は失効していることがわかり、さらなる事情聴取が続いている。

多くのメディアが現場で撮影された動画を公開しているが、血だらけで地面に横たわり救助を待つ負傷者とそれを見守る人、頸椎を固定されて慎重にストレッチャーに乗せられる人、誰かに電話をして「家族が重傷を負った」と泣き崩れる人、そして主を失ったベビーカーなど、現場は惨憺たる状況であったことが伝わってくる。同ビーチは今が夏のピークシーズンでこの日も数千人の観光客でにぎわっていたという。

子供数名を含む負傷者はリオ市の「Souza Aguiar Hospital」や「Miguel Couto Hospital」などに運ばれて治療を受けているが、重体と伝えられている者もおり、メディアの取材に人々は「運転手は人殺し。厳しい罰を」と話している。見当識がおぼつかなくなっている認知症患者、超高齢者、持病のある者などがなかなか車や免許証を手放さず、ついに事故を起こすケースはあとを絶たない。

画像は『O Globo 2018年1月20日付「Atropelador: simpático na internet, mal-humorado para vizinhos」(Uanderson Fernandes / Agência O Globo)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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