翌日追い炊きでも効果は消えない?などバブに関する謎を解明してみた!

都心でも雪が降る冬本番。ゆったりと温かい湯船に浸かり、寒さで凝り固まった体をじんわりほぐしたいものだ。自宅で温泉気分を味わうなら「バブ」などの入浴剤が欲しいところだが「入浴剤を入れたあと、足し湯や追い焚きをしてもよいのか」、「炭酸ガスの効果はどのくらい持続するか」など、バブにまつわる疑問は尽きない。実際、「教えて!goo」にも「バブを使っていてお湯を足したとき」や、「バブの炭酸ガス」など、バブに関する素朴な疑問が多数寄せられていた。そこで、製造、発売元の花王に、さまざまな疑問を解消してもらうべく、話を聞いてみることにした。

■炭酸ガスについて聞いてみた

疲労回復や肩こり、腰痛、冷え性、血行促進などの「温浴効果」が期待できる「バブ」。その効果を左右する炭酸ガスの正体とは、どのようなものなのだろうか。

「バブには、有機酸の一種である『フマル酸』と『炭酸水素ナトリウム(重そう)』が含まれています。お湯に溶かすことで化学反応が起き、炭酸ガスが発生する仕組みです」(柳澤さん)

バブを入れたとき、炭酸ガスは気泡となってお湯の上面に上がったあと、はじけて空気中に放出されて消えてしまうように思えるが、実際はどうなのだろう。

「バブの錠剤はお湯の底面にしっかりと沈み、お湯の中にすばやく炭酸ガスを溶かし込みながらお湯の上面に上がります。実際は、目に見えない細かい炭酸の泡がお湯にたっぷりと溶け込んでいる状態です」(柳澤さん)

泡は抜けていくのではなく、お湯に溶け込んでいっているとのこと。

■薄まったらどうすればよい?

お湯が減った場合、お湯を新たに足すと効果は薄まってしまうのだろうか。もしお湯を足すならば、バブも追加投入すべきなのだろうか。

「商品にも記載されているように、浴槽のお湯(150~200リットル)に対し1錠(1包)を溶かしてお使いください。それ以上入れると、お湯の中の入浴剤成分が濃くなりすぎるおそれがあります」(柳澤さん)

適量のお湯に対し、適量のバブを入れるのが正しい使い方だ。お湯を足した場合は、バブを追加したりせず、次回は薄めないように注意するとよいだろう。

では、バブを入れたお湯を翌日追い焚きするのはどうだろう。

「追い炊きしても問題ありません。お湯の中に溶けていた炭酸ガスは、時間が経つと抜けてしまうため、炭酸ガスが温浴効果を高める働きは失われてしまいますが、温泉成分(有効成分)による『湯冷め防止効果』は持続します」(柳澤さん)

追い焚きをしても、炭酸ガス効果はなくなっているが、「湯冷めしにくいお風呂」であることに変わりはないようだ。

■最も効果的なバブの使用法は?

では、バブの恩恵を最大限受けるため、工夫できることはあるだろうか。

「バブは、『泡がブクブクしているときしか炭酸ガスの温浴効果がない』と思っている方が少なくないようですが、そうではありません。むしろバブが完全に溶けきった状態で入った方が、炭酸ガスがお湯に均一に溶け込んでいるため効果的です。お湯に溶け込んだあとも、炭酸ガスの効果は約2時間持続しますので、ゆっくりお楽しみいただけます」(柳澤さん)

泡がシュワーっと溶けだしている瞬間がもっとも効果が高そうに見えるが、そうではなかった。

また、柳澤さんは、「汚れが極端にひどくない限り、残り湯を洗濯に利用できる」と教えてくれた。すすぎには水道水を使うとよいそうだ。湯船で温浴効果を堪能したあとは、洗濯にも活用しよう。

●専門家プロフィール:柳澤 遼太郎
花王株式会社 コンシューマープロダクツ事業部門パーソナルヘルス事業部。入社以来、入浴剤の研究・開発に携わる。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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