生贄にする目的で養子縁組、黒魔術の儀式で拷問され続けた4歳男児(ブラジル)

南米ではいまだに黒魔術信仰が残っているようだが、このほどブラジルから儀式のために男児が家族から拷問を受けていたという痛ましい話題が届いた。救出された当時4歳だった男児は、2年近く経った今でも心に傷を抱えている。英メディア『The Sun』などが伝えた。

ブラジルの中西部で、養子縁組をした家族から黒魔術の儀式として拷問を受けていた4歳だった男児(名はマーカスと伝えられている)。救出された当時は顔や首、体中の至るところにアザがあり、睾丸や足の爪にも酷い怪我をしていた。しかも左耳は腫れて変形しており、片目は失明、もう一方の目も失明しかけていたのだ。

今月9日、この拷問に加担したとして男児の祖母に懲役16年4か月の実刑が下り、この痛ましい事件がメディアで再浮上した。非道極まりない虐待を繰り返していたのは男児の祖母、おば、おじ2人、10代の従妹の5人であり、2016年に逮捕されている。祖母以外の4人にもすでに実刑が下されており、拷問、虐待、親権者として不適格だとして最長70年の有罪判決が言い渡されていた。

男児の実の両親は麻薬常用者であったことから育児放棄に遭い、4歳の時におじの家族と養子縁組をした。驚くことに5人は男児を初めから黒魔術の儀式のために迎え入れ、最後は生贄として捧げる目的で養子にしたことを供述している。

5人はブラジルの悪魔崇拝者から「男児には悪魔が憑いている。ブードゥー教の黒魔術の儀式をすることで富と繁栄を得られるように約束する」と言われたという。そして養子縁組した2015年5月から2016年2月に男児が保護されるまで、1週間のうち4日の夜は儀式のために拷問を繰り返していた。

彼らの男児に対する仕打ちは残虐極まりなかった。沸騰したお湯やラム酒を頭からかけたり、葉巻や化学薬品で火傷を負わせるなどしていた。また拳で殴る蹴るなどに加え、ほうきの柄やムチで打つなどの暴力をふるった。また、おじは男児に痛みを与え虐待することに喜びを感じていたという。

事件の捜査にあたったプリシラ・アヌダ・クアルティ刑事(Priscilla Anuda Quarti)は、「男児は恐怖を感じながら日々、虐待による苦痛を味わってきたのです。我々が虐待と黒魔術の儀式について質問した時、彼は頭をうなだれて黙っていました」と語っている。このあまりにも悲痛な生活を強いられてきた男児には警察、病院関係者も涙せずにいられなかったそうだ。

男児は退院して数週間は児童施設で過ごした後、ミナスジェライス州に住む新しい家族に迎えられて幸せに暮らしている。しかし彼は、現在6歳となった今も整形手術と理学療法、そして精神的な治療を必要としているもようだ。

画像は『The Sun 2018年1月18日付「VOODOO CHILD SACRIFICE Horror injuries of boy, 6, doused in boiling water and hot rum by his family in satanic black magic rituals」(IMAGE:FOCUS ON NEWS)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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