The Floor、泣きながら踊れるような音楽を 1stアルバムに込めた想い【インタビュー】

UtaTen

2018/1/23 12:01

The Floorというバンドは一体なに?



──早速なんですけど、UtaTenには初登場なので、「The Floor」というバンド名の由来から教えていただいてもいいですか?

ササキハヤト:"ライブ会場のフロア(床)を汗とか涙とかそういったもので溢れさせてしまいたい!"という思いと、泣きながら踊れる音楽を目指してこの名前になりました。

──じゃあ自己紹介も兼ねて、皆さんのアピールポイントをそれぞれ教えていただいてもいいですか?

ミヤシタヨウジ:ベースのミヤシタヨウジです。趣味は映画鑑賞で、アピールポイントは丸眼鏡です(笑)。

──ちなみに、どういうジャンルの映画が好きだったりしますか?

ミヤシタヨウジ:洋画ですね。邦画も観るんですけど、洋画が多いですね。ジャンルはホラー以外です。

コウタロウ:ドラムのコウタロウです。痩せていることがチャームポイントで最近の趣味はデブ活です(笑)。

ササキハヤト:チャームポイント消そうとしてんじゃん(笑)。
──一番好きな食べ物とかあります?

コウタロウ:一番好きな食べ物はカレーライスです。スープカレーやドライカレーも好きです。

ミヤシタヨウジ:全部じゃん。


ササキハヤト:(自分の)チャームポイントがわからない、、、。犬顔で猫っ毛です。

永田涼司:キモいなぁ……。(笑)

──犬顔で猫っ毛!(笑)ちなみに、猫と犬だとどっち派ですか?

ササキハヤト:あ、僕猫飼ってるんで猫派です。

──猫の種類はなんなんですか?

ササキハヤト:拾ってきた子なんでわからないです。雑種かな?

──ちなみにお名前はなんていうんですか?

ササキハヤト:チャムくんとミロちゃんです。

(一同笑)

永田涼司:可愛いな。

ササキハヤト:可愛いです。

ミヤシタヨウジ:初めて聞きました。

──由来とかってなにかあるんですか?

ササキハヤト:家族が僕のいないところで名付けちゃって。とりあえず納得して、「あ、チャムくんていうの?よろしく」でした。

永田涼司:ギターの永田涼司です。チャームポイントっていうか、自分でいいなぁと思うものは、好きになると一直線になるところです。まあ、いいのか悪いのかわかんないですけど。

ササキハヤト:チャームポイントって外見じゃない?

永田涼司:え、外見?外見の話!?なんでもいいんですよね?そういうとこです、まっすぐこう、物事にいっちゃうところかなって。

──例えば、どういったことに夢中になるとかってあります?

永田涼司:音楽でも、なんでもそうですね。好きになったときは好きになった感じで、ブン!ってこうなっちゃいます。なんでも。

──バンドはミヤシタさんと永田さんとコウタロウさんの3人で、高校生の頃に結成したんですよね?

永田涼司:そうですね。高校卒業のタイミングかな?

ミヤシタヨウジ:卒業のタイミングだね。

永田涼司:うん。ギリギリ高校生だった。

──大学生の時にササキさんと一緒になられた形ですか?

ササキハヤト:そうですね。大学1、2年どっちだっけ?

ミヤシタヨウジ:2年、んー……、2年かな?

ササキハヤト:音楽サークルに入ってたんですけど、そのサークル経由でちょっとした繋がりがあって、バンドのボーカルを探してるんだけどどう?ってことになってですね。みんなと。

──ササキさんが自分から行った形ですか?それとも3人で?

ミヤシタヨウジ:いや、僕が誘いました。音楽サークルのライブで歌ってるのを見て、声がすごい通ってたんで。ああ、この人とならいい感じだなみたいな。で、みんなにも歌声聴いてもらったんですけど、結構ビジョンみたいなのが見えたって言ってくれたんで、誘いました。

──コウタロウさんは初めてササキさんの声を聴いた時どう思いました?

コウタロウ:すごいパワフルで、説得力のある声だなっていう感じはありましたね。

歌も純粋に上手だなって、最初聴いた時は思いました。

──永田さんはどうでしたか?

永田涼司:僕が曲を書いていく上で、自分の曲を大きく届けてくれるっていうか、沢山の人に届くように歌える声だなって思って。なので、一緒にやりたいなってその時思いました。純粋に。

──ササキさんは逆にどうでしたか?この4人で一緒にやっていくってことに関して……

ササキハヤト:最初、(3人は)既にバンドをやっている状態だったので「こういう音楽やってました」みたいな音源とかも送ってもらったんですけど、面白いなーと思って。僕はそれまでにバンドというものを、サークルとかそういうのでしかやったことがなくて。

でも、バンドはずっとやりたかった状態でのお誘いだったんで、もうふたつ返事で、はい。って感じで……なんか「馴れ初め」みたいな。(笑)恥ずかしい。

コウタロウ:ちょっと恥ずかしいな。(笑)

──皆さんは北海道のご出身だと伺ってますけど、やっぱり寒さに強かったりするんですか?

永田涼司:全然です!

ササキハヤト:そういう訳じゃないんですよ。

ミヤシタヨウジ:対策をしてるってことですよ。

ササキハヤト:寒さに敏感なんですよ。寒さ対策がしっかりしてるだけで。別にその、寒さを感じるのは人並みです。今日普通に……

永田涼司:東京寒いです。

ササキハヤト:寒いです!東京も大阪も寒いです。札幌も寒いです。(笑)

コウタロウ:寒いもんは寒いっす。

──寒いんですね!北海道とかあちらの地方の方って強いのかと思ってて……

ミヤシタヨウジ:着込んでます。

ササキハヤト:しっかりと、今日は寒いってわかってるから、ちゃんと着る。あ、でもさっきちょろっと話してたんですけど、なんか湿度の関係で風の感じが違くて、こっちはカラッとしてるんで、風が刺さる感じがするんですよね、どっちかというと冷たいイメージがあって。でも札幌は湿度が高い。まあ雪も降ってたり、環境がちょっとだけ違うんで、冷たいというよりかは寒いイメージ。

永田涼司:ああー。

ササキハヤト:なんとなくわかります?だから札幌も雪降ってると寒くないんですよ。不思議なんですけど。これが札幌の民意なんでしょうね。

──ありがとうございます。(笑)ちなみに今在住ってことは、札幌から東京に通ってるんですか?

ササキハヤト:そうですね。

──結構時間かかりますよね?

ササキハヤト:飛行機のときとかは、2~3時間とかで着きます。ツアーとかが重なった時にフェリー使うんですよね、車乗っけて。その時はフェリーだけで半日以上、多い時は一日半。ずっとフェリーでなにもすることがないから、ね。遊んだりね。

コウタロウ:電波がなくなっちゃうんで。もうみんなでトランプするしかない。

永田涼司:トランプします。4人で遊んでます。(笑)

コウタロウ:(笑)

──ちなみに、誰が一番お強いんですか?

ササキハヤト:永田強いんですよ!

コウタロウ:永田強いです。

永田涼司:大富豪は強いです。こないだ15連勝ぐらいしちゃった。(笑)

ササキハヤト:すげえ腹立つんですよ。

永田涼司:そう。(笑)(カードを続けざまに出すフリをしながら)オェイ~~オェイ~~つって。

ササキハヤト:だんだんイライラしてくる。

永田涼司:(笑)



──あれはないんですか?大富豪と大貧民の交換とか?

永田涼司:ああ、ありますあります。

ササキハヤト:でも勝つんですよ。大富豪のセンスあるんですよ。

永田涼司:あるねー。

ササキハヤト:(じわじわ来た感じで)大富豪のセンス……。(笑)


開始3秒でいいと思えるみたいな



──皆さんはインストバンド「SPECIAL OTHERS」がお好きだと伺いました。

一同:大好きですね。

──楽曲がすごくインスパイアされているなって思いました。皆さんの楽曲って、音をメインに言葉を乗せる作り方をしていますよね。

永田涼司:ああ、そうですね。そういう曲も結構ありますね。もちろん弾き語りで作る曲もあるんですけど。元々インストバンドを3人でやってて、もしかしたらその時にSPECIAL OTHERSっぽいことをやったりもしてたんで、それをこう「いいな」と思える感覚っていうか、そういうものがずっとたぶん根底にあって。作っていく過程で「これがいいね」「これがいいね」ってなるものが、もしかしたら「SPECIAL OTHERSっぽい」って感じる要因になってるかもしれないです。

──出だしのキーが高めというか、ああいうのもこだわりで出してるところなんですか?

永田涼司:速度感というか。聴いた時に一番最初に耳にスッと入ってくる、開始3秒でいいと思えるみたいな、そういう即効性みたいなものは意識したりしていますね。

──メジャー1stアルバムのお話のほうに行きたいんですけれども、まずアルバムが発売される心境から、お一人ずつお聞かせいただけますか?

ミヤシタヨウジ:初めてCDを流通させたのが16年の2月だったんで、あっという間に過ぎていきました。まだ(メジャー1stアルバムは)出てないんですけど、2018年2月に発売でちょうど(初めてCDを流通させて)2年で、(それまでも)すごいコンスタントに音源も出せたんで、楽しんで活動してきた感じが伝わればいいと思います。(笑)

もちろん曲も音源もパワーアップしてると思うんですけど、そういう感じが伝わればいいかなと思います。

コウタロウ:このアルバムを作っていく上で、うまくいかないことだったり大変だったことが結構あったんですけど。最終的に自分たちがやりたいことを結構たくさん詰め込められた1枚になったなって個人的に思っているんで。本当に胸を張って、色んな人に届いてほしいなと思っております。

ササキハヤト:メジャーデビューっていう事実はあるんですけど、それは全然ゴールじゃないし。ここからずっとスタートを繰り返していく中のひとつであると僕は思っていて。だからそのスタートを、常に自分たちが一番自信を持って、その時一番の最大を出し続けていく中の、今がこれなんで。ここからまた僕らの基盤となってくれたら、嬉しいなって思います。

永田涼司:今回前に向かう曲だったり、僕らが外に出ていく、ターミナルから始発の電車がスタートしていくっていう外に向かうイメージが連想できるような曲がいっぱいできたんで、とにかくもうたくさんの人に聴いてほしいっていう思いがすごい強いです、今回のアルバムは。

──『ターミナル』というのはそういった意味ということなんでしょうか?

永田涼司:何個も意味を込めたんですけど、一番大きな意味は、『ターミナル』って駅だったり、人がすごい集まる場所なんで、今までついてくれてたファンの人だったり、これから新しく僕らの音を聴いてくれる人たちが、そこに集まって寄り添えるようなアルバムになればいいかな、という意味を込めて『ターミナル』というタイトルになりましたね。

──一番最初を飾っている『18』に込めた思いをお聞かせ頂けますか?

ササキハヤト:この作品を作るにあたって、「メジャーに行くから」みたいな気負いが結構出ちゃって。色んなものへの迷いがあったんですよ。どういうものを作ればいいんだろう、どういうものを出していけばいいんだろうみたいに悩んだ時期を経て、それが全部取っ払えるような、みんなでバーンと音を鳴らした瞬間があって。やっぱり自分の好きなもの、ずっと憧れていたものを芯に持ってやりたいなっていう。

曲を作ったのは永田なんですけど、僕らが今持っている「青春感」みたいな。熱い青春!とかじゃなくて、憧れだとか羨望だとかそういったものを僕は感じました。バンドを始めたいと思ったのが僕18歳だったんですけど、永田が『18』っていう言葉をボソッと言ったことから、あ、『18』いいじゃんと思って、僕の青春を詰め込もうかと。だから僕は『18』だった自分に歌っています。憧れを持ったお前へ、“今も頑張ってんぞ!”みたいな。これからも僕は迷いも悩みも憧れも全部包み込んで走っていくぞって思いを込めましたね。



──このAメロのフレーズ青春っぽいですよね。心境が赤裸々に綴られてるというか。18歳の頃の想いが本当にここを読んでわかるなって、見ていて思ったんですけど。
ササキハヤト:そうですね。今までこういう自分自身についてみたいな歌詞はあんまり書いてこなくて。でも音から出る青春性と、僕らが「泣きながら踊れる」みたいな音楽を目指した時、僕がこれを作っている時にグッとくるものも青春性だったんですよ。そこが合致してこういう歌詞になったのかなって思っています。

──4曲目の『煙』についてですが、皆さんで楽曲を制作されていると思うんですけど、曲作りはスムーズにいきましたか?


永田涼司:これはどうだったっけなあ?

ササキハヤト:この曲は、ヨウジが持って来たんじゃない?最初。

ミヤシタヨウジ:そう。

永田涼司:いっちばん最初はそうだね。

ミヤシタヨウジ:イントロの感じを僕が皆に持っていって、「これどう?」みたいな感じから作り始めて。で、永田がサビのメロディをつけて、それ以外のメロディはハヤトがつけて、皆でアレンジしたって感じですね。

ササキハヤト:これが一番共同制作。(笑)

──このアルバムを聴いていた時に、全体的に爽やかと、懐かしさが蘇るな思いました。反対に、『煙』はすごくワイルドというか攻撃的で、攻め攻めな感じできてると思って。

ササキハヤト:感覚的にこういう曲、ちょっとだけソリッドで、だけど体が動くような曲が欲しいねっていうのは前のアルバムぐらいから話をしていて。それがようやくこうやって形になって。俺も結構好きなんですけどね。


メンバーお気に入りのフレーズ



──歌詞サイトなので、皆さんのお気に入りの楽曲をひとつ挙げていただいて、お好きなフレーズを教えてください。

ミヤシタヨウジ:俺は『Flower』です。たぶん皆言うと思ったんで先に言いますけど。(一同笑)サビの、「100年経ってまた会えたら100年前の話をしよう」が好きです。

永田涼司:ロマンチックだよね。

ミヤシタヨウジ:すごいロマンチックでいいですね。

コウタロウ:なんかそれ好き~。自分で書いたけどそれ好き。(笑)

──いいですね、ここのフレーズ。やっぱりミヤシタさんは、メンバーの皆さんと100年経ったらまた会いたいですか?

ミヤシタヨウジ:(吹き出して)ちょっともう遠慮しときます。(笑)

永田涼司:おい。説得力。

──「100年経ってまた会えたら100年前の話をしよう」って、かなりロマンチックですよね。

永田涼司:そう、かなり。

コウタロウ:そうなんですよ。

ミヤシタヨウジ:しかも、メロディとの相性もよくて。それも相まって、歌詞の本題の意味を超えてくる瞬間みたいな。

──イメージ的に「100年経ったら」って言ってる相手は、どういう存在をイメージして書いたんですか?

コウタロウ:これ、友達の歌ですからね。友達と再会する歌です。

──好きな人とか恋人に言われたいですよね。

ミヤシタヨウジ:色んな捉え方とかできて、歌詞はいいと思っているんで。そう思ってくれたなら幸いです。

コウタロウ:歌詞書いてる時に、ちょっとくさいかなって思いながら書いてたんですけど。

ミヤシタヨウジ:そのくささが……

コウタロウ:そう、メロディにのっかれば大丈夫かなと思って。思い切りましたね、この歌詞は。


永田涼司:二つあるんだよなあ。どっちもケツなんですけど、『18』と『ファンファーレ』の一番最後の1行ですね。『18』の「君にしか歌えない歌を遠く届くように」の1行と、『ファンファーレ』の「鳴り響くファンファーレ」って何回も曲中で出てくるんですけど。メロディにのったっていうか、曲として聴いた時に一番最後に聴く「鳴り響くファンファーレ」っていうのは、一番のサビのケツで聴く「鳴り響くファンファーレ」とは、ちょっと聴こえ方が違うっていうか。

本当に言葉の通りなんですけど、「鳴り響くファンファーレ」感が一番最後はすごい強い気がしていて。そこも本来の言葉の意味をさらに越えて、行間というか想像できるような余地がすごい多いなと思っていて。やっぱり想像できる余地が多い言葉だったり表現の方が、僕はすごい好きで。

「君にしか歌えない歌を遠く届くように」もそうなんですけど、「表現の隙間」みたいなものが出ている表現だと思ってて、このふたつの歌詞は。なのですごい気に入っているというか、まあ僕が書いた訳じゃないんですけど、いいなーと思います。

──ササキさんはここの最後のフレーズってどういう心境で書かれたんですか?

ササキハヤト:『18』と『ファンファーレ』は過去の自分に向けての歌ですけど、そんな心情を抱えている誰かのための歌でもあるんです。

18歳の俺にしか歌えないし、それは同じ意味で俺で、誰かで。その誰かにしか歌えない歌を、ずっと俺は、人は歌い続けていくんだろうなって思って。そういう意味を込めてここは書いて、俺は鳴り響くファンファーレを鳴らし続けたいと。そういう意味ですね。

──ササキさんが好きな歌詞のフレーズはどこですか?

ササキハヤト:一部分て難しいけど、『ドラマ』の歌詞は気に入ってるんですよね。「明日と追いかけっこ 響く怒号と跳ねるボール」は僕好きです。バスケ部だったんですけど、監督に怒られながらボールを追っかけ回していたあの日々っていうのが、『ドラマ』の原型ができて曲を聴いた時に、その風景がバッと浮かんで。ここの部分がパッと出たときに、気持ちよかったんですよね。

この感じ、あ、いいな!みたいな。こういう歌詞、あ、いいな!みたいな感じで書けたんで。ちょっと趣旨違うかもしれないですけど、僕はここに思い入れがあるかもしれないです。

──コウタロウさんはいかがですか?

コウタロウ:自分で書いた歌詞なんですけど、『Wake Up!』の、「トンネルくぐり抜けて花束届けに行くんだよ」っていう歌詞は、歌詞書く時は毎回そのメロディとかがある状態で、オケとかもある程度形になってる状態で書くんですけど、そのメロディのリズムにうまいことはめられたかなっていう感じですかね、語感とかが。

──結構自信作ですか?

コウタロウ:楽しく書けました、この曲の歌詞自体は。(笑)

永田涼司:もう一個あったなあ。

ササキハヤト:俺もあったわ。

──追加しますか?(笑)

永田涼司:追加してもいいですか?『寄り道』の、「いつまでも君と二人踊り続けて生きて行こう」ですね。これはちょっと最初聴いた時鳥肌立ったかなぁ。

──「続く」系が好きなんですね。「いつまでも君と」と、「鳴り響くファンファーレ」。

永田涼司:そうかもしんないっすね。(笑)隙間というか、これも同じなんですけど、でも「踊り続けて生きていこう」っていう、なんていうかハッピー感と、でもこの曲自体はすごく切ない曲なんで、切ないメロディにのって「いつまでも君と二人踊り続けて生きていこう」って言うのは、胸がギュッとなるっていうか。単純にこの歌詞だけ抜いて聴いたら多分結構ハッピーな歌詞だと思うんですけど、それがメロディにのった時により深みが増してる感じがするっていうか。なので、ここの2行もすごい気に入ってます。いいなーと思いました、最初に聴いた時。

ササキハヤト:『ファンファーレ』の、「昨日までの自分を夜に詰め込んで新しい朝が来る」。この歌詞すごい悩んだんですけど、自分自身についてすごく悩んでた時があって、その時期のことを思い返して書いた歌詞なんですけど。そんな自分も全て包み込んで、新しい朝を迎えたい自分、でそんな朝を迎えるファンファーレを鳴らし続けていきたいなって歌詞なんです。一番ここに詰まっているのかなって。

──エモーショナルな部分だけど、最後希望に向かっていく感じですよね、ファンファーレって。

ササキハヤト:そうですね。暗い自分なんですけど、まあ根っこもめっちゃ暗いんですけど、でもハッピーでいたいみたいな部分があって。やっぱ人生はハッピーエンドで終わりたい部分があって。歌詞の世界でも。そういうのが出ているのかなって思います。

──ミヤシタさんはどうですか?追加しますか?

ミヤシタヨウジ:『ドラマ』のこれも最後なんですけど、「君は思い出花束を」っていう。なんていうんだろうな、これ。全てひっくるめて受け入れてる感じみたいな。色々あって、成長して今に至るみたいなものが『ドラマ』には多分あると思うんですけど。

ササキハヤト:サクセスストーリー感あるよね。

ミヤシタヨウジ:うん。(笑)これもロマンチックかなって僕は思いますけど。

──結構ロマンチック系好きなんですね。

ミヤシタヨウジ:そうなんですよ。ロマンチック好きなんですよ。(笑)

──映画も意外とそういうの選んじゃうのかもしれないですね。

ミヤシタヨウジ:そうなんです、そうなんですよ。

──ひとつ気になったんですけど、『POOL』の中に「セブンティーンアイス」って単語が出てくると思うんですけど、あれはササキさんがお好きなんですか?

ササキハヤト:ああ、なんかこれ、元がみんなプールに通うのにハマってた時期があって。

永田涼司:(笑)最近最近。

──みんなでですか?

ササキハヤト:まあ時期にズレがあったりはするんですけど、もともと仮タイトルは『Swim』で。その時ちょうどプールに少し行っててプールに一番行ってた時期が、小学校のクラブ活動でバスケやって、そのまま皆で自転車こいでプールに行って遊んでた時で。その帰りに親から貰ったロッカー代の100円のぶんプラスいくらかでセブンティーンアイスを買ってみんなで食う、みたいな。その1ページを描きたかった。プールの塩素で赤くなった目でセブンティーンアイス食べて、そんな時間が溶けていくな、みたいな。

永田涼司:(笑)全部説明した。

ミヤシタヨウジ:そのまま説明した。(笑)

ササキハヤト:まあ僕の歌なんですけど、これも。結局。

ミヤシタヨウジ:でも俺もあった。通ってたんで、スイミングスクール。

──ここ、アイスだけじゃなくて「セブンティーンアイス」と出てたんで、お好きなのかなと思って。

ササキハヤト:でも好きですよ。

ミヤシタヨウジ:フェリーの中によくあるんですよ。

永田涼司:食べますね。

ササキハヤト:よく食べます。

ミヤシタヨウジ:今回も食べてきました。


「ターミナル」を漢字一文字で表すと…



──では最後に、『ターミナル』を漢字一文字で表すとどんな文字になるか、お一人ずつ教えていただいていいですか?

永田涼司:おお~!

ササキハヤト:ええ、そのまま言うと「駅」になる。(一同笑)

永田涼司:そういうことじゃない!そういうことじゃないからね。

ミヤシタヨウジ:被ってもいいですか?

──せーので言いますか?あえて。皆の意思は疎通してるのか。(笑)

ミヤシタヨウジ:バッチリ合ったらいい感じですよね。

永田涼司:金一封で。

──ちょっと用意します。(笑)

コウタロウ:ちょっと待って……(腕組みしながら)

ミヤシタヨウジ:僕大丈夫です。

永田涼司:マジで?うわ、難しいな。

ササキハヤト:いや……、3パターンぐらいある。

コウタロウ:ああ~。

ミヤシタヨウジ:そうだね、多分その中のひとつなんだよなぁ俺も。

永田涼司:ええ、そうなん。全然思いつかないわ。ちょっと待って……

ササキハヤト:一番いいの選べよ。

永田涼司:ちょっと待って。漢字一文字ですよね。全然思いつかない。

──じゃあ、お一人ずつ行きますか。ミヤシタさんからお願いします。

ミヤシタヨウジ:僕は始発の「始」。

ササキハヤト:ほら言うじゃん!ほら言った。ひとつパターン消されたわ。

永田涼司:「始まる」?全然思いつかなかったわそれ。

ミヤシタヨウジ:ターミナルっていう、僕らの新しいスタートの1枚ってのもあるし、単純に駅の始発として。これから僕らもまた始まっていくっていう、まあ第2のスタートじゃないですけど。そういう意味を込めて「始」。

──コウタロウさんは大丈夫ですか?

コウタロウ:はい。えーと、「芯」。中心の「芯」。なにかみんなが集まる中心になったり、僕らの軸となる1本しっかり通る芯のような1枚になって、こっから広がっていく……かはわからないですけど、そういう1枚になったらいいなっていう。そういう1枚にしたいなっていう意味を込めて「芯」。

──ターミナルっていうタイトルは、「始発」というような、出発点という意味も込もっているんですよね。

ミヤシタヨウジ:元々色んな意味があって、さっき言ってたと思うんですけど色んな人が、新しく俺らを好きになってくれる人とか、今まで好きだった人が拠り所になれるような音楽とか。あと僕らにとっても、一個の拠点じゃないですけど……

ササキハヤト:そこから広がっていく。

ミヤシタヨウジ:そう、そこから広がっていくようなイメージもあったり。あと結構歌詞に出会いとか別れっていうのもあって、そういうのって駅でも通じるなと思って。トータルで考えて『ターミナル』が一番しっくりくるかなって。

コウタロウ:『ターミナル』は始発って意味もあるから、始発って意味も込めて。


ササキハヤト:僕はあれかな、「来」。それこそさっき言った『ターミナル』という、僕らの駅、僕らの基板となるこのアルバムに、今まで出会ってくれた皆さんとこれから出会ってくれる皆さんとが集まって「来」る1枚になってほしいし、これ無理矢理ですけど、「未来」の「来」として、俺らもこのアルバムに未来を見据えたいし。

あと、聴いてくれる皆さんに、これからまた更にThe Floorっていうバンドがどうなっていくのかなみたいな、そういう未来を見てほしいなっていう。もちろん『ターミナル』はいいアルバムだと思っているんですけど、またさらになにかをワクワクさせるような1枚になればいいなって俺は思ってます。(メンバーに)俺格好ついたと思う?

──格好ついてますね。(笑)では、シメで永田さん、お願いします!

永田涼司:幸せの「幸」。で、あれって「辛い」に一本足したら「幸」になるやん。すげえ制作自体辛くて。(笑)でそこからなんかこう、一本抜けた時の、その一本がそのピッてついて、「幸」になったなと思って。

ミヤシタヨウジ:1本抜けたのに?

ササキハヤト:1本抜けたのに1本付くんかい。

永田涼司:え?待って待って、ん?

ミヤシタヨウジ:えっ?辛いって1本足すんでしたっけ?

永田涼司:1本足したら幸せになる。だから、辛いことがあった後に、メンバーみんなでこう頑張ってその1本をピッてつけて、幸せな「幸」なアルバムになったなっていう、こじつけです。(笑)



TEXT:橋本美波
Photo:片山拓

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