有安杏果 ももクロ卒業がなぜそこまで電撃的だったのか?

dwango.jp news

2018/1/22 20:51

の「小さな巨人」である有安杏果が卒業を発表してから、「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」(幕張メッセ)で実際に卒業コンサートを開催するまで、1週間もないまさに電撃的としか言えない怒涛の展開となった。
急展開はももクロらしいと言えばその通りなのだが、様々なサプライズや度肝を抜く企画を連発してきた彼女たちの活動でも、メンバーの卒業、芸能界の引退が突然決まるというのは前代未聞。誰も、考えられなかったことだろう。
というのも、有安杏果は半年ほど前からソロライブ「ココロノセンリツ~Feel a heartbeat~」を開催。ギターやピアノの弾き語りなど「歌」で勝負をするソロ活動でファンを魅了していた。ライブでは、彼女が大学で学んだ写真も演出に取り入れられそのどれもが完成度が高く、ソロのアーティストとしての才能を発揮していた矢先だった。
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取材を通して見ても、有安の小さな体にはアーティストとしての才能が溢れ、今後も我々を楽しませ驚かせる未来が予感されていたからだ。
彼女が卒業、引退の理由として語った「22年間、芸能活動をしてきた。普通の女の子の生活を送りたい」という言葉は嘘ではないだろう。実際に、芸能界しか知らないという恐怖を語るアイドルやアーティストは多く、数々のドーム公演やスタジアムライブを成功させているももクロメンバーの有安が「普通」に憧れをもったとしても不思議ではない。
では、なぜここまで急な発表になったのか?
繊細な心を持ち、常にメンバーやスタッフ、ファンを気遣ってきた有安が2018年の初頭に卒業を宣言したのは大きな意味があったように思える。
5人で一つが基本形態となっているももいろクローバーZだが、「Z」になる前にはやはり、中心メンバーだった早見あかりの卒業を経験している。いまのようにスタジアム、ドームを満員にするような人気はなかったが、それでも早見の卒業は大きくグループの流れを変える大きな出来事となり、5人で一丸となって活動をしなければいけなかった。
ももクロは10周年を迎える。今回のコンサートでも、記念ライブをグループ初となる東京ドームで開催することも発表されている。
この時期だからこそ、有安は「4人のももクロ」として活動するために、区切りをつけたのではないかと考える。有安は途中加入ながら全く無名のアイドルグループ時代から苦労をしてやっと国民的な人気を獲得するまでになったいま、10周年をかけがいのない仲間、ファンと迎えたい気持ちは大きかっただろう。現に今回のコンサートでも「私も10周年は5人で迎えられると思ってました。でもね、これは4人のこれからのためにこうするしかなかったから」と発言している。これ以上は語らなかったが、常に上を目指すももクロだからこそ、節目の10周年を迎えた後に卒業を発表することでメンバーやファンに失望感を与え加速する勢いを無くさないように気遣った…自己犠牲の精神の強い有安のここまでの活動や言動を見ると、そこまで考えての電撃的な卒業、引退発表だと思える。
10周年を迎えるにあたり様々な今後のプランを聞いて、自分はすぐにでも卒業をしなければいけないと考えたのだろう。そう考えると、まさに有安杏果らしい判断だと思えてくる。
ももいろクローバーZにとって、有安杏果の存在はとてつもなく大きなものだ。ここまで、数々の試練を乗り越え国民的なアイドルグループに成長したももクロ。最大の試練が降り掛かってきたわけだが、10周年を迎えこのピンチを4人でどう乗り越えていくのか?
日本では、知らない人のいない国民的アイドルグループとなったいま、「世界のももクロ」になるために、さらに進化する4人の姿を期待したい。
(芸能ライター/高橋瑠羽)

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