スマホで水害対策!熊本県の医師が逃げ遅れなどを防ぐシステムを考案

かみあぷ速報

2018/1/14 18:00


世界的に見ても自然災害が非常に多い日本、特に地震は頻度もさる事ながら、大災害級ものの地震発生率も他国の比ではありません。

そんな地震による津波などの発生時に、自分や家族、友人を災害から救うスマホと連携したシステムを、熊本県の医師が考案したとして話題になっています。

■逃げ遅れを防ぐ「率先避難」


細長い島国という形状と、地震が起きやすいプレートや断層上に存在する日本は、大型の地震とともに発生する津波に古くから悩まされてきました。

他国に比べれば地震や津波の対策は非常に優れたレベルであるものの、突然襲ってくる大災害に現在もなお多くの犠牲者が出ています



熊本県の熊本赤十字病院に務める宮田昭副院長は先月、こうした津波による被害をできるだけ小さくするシステムの特許を取得し、現在スマホにこのシステムを導入する取り組みを行っているとの事。

このシステムのおおまかな機能は下記の通りで、自分が避難する事で相手にも非難を促す「率先避難」を行うというものです。
  1. 津波の予想を通知
  2. 現在位置から最寄りの高台までのマップ表示
  3. 避難を開始した事を事前登録者に一斉送信
  4. 他者の避難状況を表示



例えば大型の地震が発生し津波が予想される場合、スマホに通知が届きアプリを開くと「現在位置から高台までの経路」と「周辺の避難報告状況」、自身が「避難を開始した事を知らせるボタン」が表示されます。

「周辺の避難報告」がある事で周辺の人間へ危険がある事を知らせ、「避難を開始した事を知らせるボタン」で家族や友人に安否確認の手間を取らせず、すぐさま避難する事を促せるというワケですね。

津波発生時の利用を想定されているそうですが、もちろん津波に限らず大雨や川の氾濫といった水害の対策にもなるそうで、宮田副院長は「既存の安否確認システムに追加するなど、早期に実用化したい」と説明。

また宮田副院長はスマトラ沖地震などの救援活動にも参加しており、「医療を受ける前に、避難すらできず亡くなる人を減らしたい」と話しているそうです。

■まとめ


筆者は2011年の東日本大震災時に秋田県在住で直接津波の被害はなかったのですが、宮城県の同僚やその家族を津波で亡くし悔しい思いをした事を今でもよく覚えています。

こういった実用的な災害対策が普及し、大型災害に襲われた時にできるだけ被害を最小限に抑える取り組みが広く普及する事を願わずには要られませんね。

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