引き戸がポイント!「北欧デザインの巨匠」アルヴァ・アアルトに学ぶ身近な住まいの知恵・その2

日刊Sumai

2018/1/13 11:50



みなさん、こんにちは。
前回は、アアルト夫妻とスタッフが仕事をするためのパブリックな空間を中心にお伝えしました。
※「北欧デザインの巨匠」アルヴァ・アアルトに学ぶ身近な住まいの知恵って?
今回は、アアルトの家族が生活するためのプライベートな空間であるリビングルームとダイニングルームをご紹介致します。

■自宅が仕事場!パブリックとプライベートを分けるためのアアルトの知恵って?

アアルトは自邸の1階に、アトリエを設けて仕事をしていました。
アトリエには家族以外のスタッフも常勤していました。
仕事に関する場所(パブリックスペース)と、家族が生活する場所(プライベートスペース)が同じ家の中にあるのです。
なので、仕事に集中したり、快適に生活をするためには、パブリックスペースとプライベートスペースを分ける必要がありますね。
アアルトはアトリエとリビングを可動間仕切り(引き戸)で分けることにより、パブリックとプライベートを分けています。
リビングは、引き戸を閉めれば家族だけの空間になります。
引き戸を開ければアトリエのスタッフがコーヒーを飲めるようなカフェスペースに変わります。
また、引き戸によりアトリエとリビングは緩やかにつながることが出来ています。
だから、リビングルームはパブリックとしてもプライベートとしても活用することが出来るフレキシブルな空間なのです。
この引き戸の効果は、私達の自宅でも取り入れてみたいですね。
例えば、小さなお子さんがいらっしゃる方は、リビングの一角に、引き戸で仕切ることが出来るチャイルドスペースを作ります。
来客のない日は、引き戸を開けることにより、お母さんが遊んでいる子供を見守ることが出来ます。
来客のある日は、チャイルドスペースにオモチャを収納して引き戸を閉めれば、
お客様からはオモチャが見えないように出来るので、すっきりとした大人の空間が作れます。
子供同士で遊ぶ時には、チャイルドスペース内で遊んでもらうようにすれば、それ以外の空間は片付いた状態を保つことが出来ます。
また、SOHOやテレワークで働かれている方は、
アアルトと同じように、引き戸で仕事をする場所と生活する場所を分けても良いでしょう。

■リビングルームとダイニングルームも緩やかなつながりが!

写真をご覧になって分かるように、リビングルームとダイニングルームの間の天井からカーテンが吊られています。
カーテンを閉めればリビングとダイニングを分けることが出来ます。
カーテンを開ければリビングとダイニングをつなげることが出来ます。
前回お伝えしたアトリエと書斎の間にもカーテンが吊られていましたね。
アアルトは日本の建築に興味を持っていたと言われています。
なので、襖や障子という日本の引き戸の文化を、自邸に取り入れています。
写真のカップボードも引き戸になっていますね。

今回はアアルト自邸のリビングルームとダイニングルームについてご紹介致しました。
次回は1階から2階へ登り、家族だけの空間をご紹介致します。
【アアルト自邸】
■住所 Riihitie 20, Helsinki, Finland
■電話番号 +358 9 481 350
■営業時間
冬(12月~1月)火~金/13時 土/13時、14時、15時  (定休日:月曜)
春(2月~4月)
秋(10月~11月)火~日//13時、 14時、 15時、  (定休日:月曜)
夏(5月~9月)火~日/13時、 14時、15時、16時(定休日:月曜)
8月 月~日/13時、14時、 15時、16時、17時(定休日なし)
■ガイド付きツアーに参加する必要があります。表記の時間は集合時刻になります。
2018年度の開館予定の記載がホームページにはありません。
祝祭日などの予定は直接お問い合わせください。
■料金 大人/18ユーロ 学生・シニア/9ユーロ

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