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【映画コラム】人間の持つ可能性の大きさを描いた『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』

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 実話を基に、人間の持つ可能性の大きさを描いたドイツ映画『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』が公開される。

先天性の病気で視覚の95パーセントを失った青年サリー(コスティア・ウルマン)。彼は「5つ星ホテルで働きたい」という夢をかなえるため、障害を隠してホテルで見習いとして働くことになるが…。

前半はホテルマンとしてのスキルを磨いていくサリーの修業の様子をコミカルかつ軽快に描き、見る者を楽しませる。後半は一転して、調子に乗り過ぎたサリーの挫折や現実の厳しさも描かれるが、彼を取り巻く人々が総じて善人であるため、見ていて救われる思いがする場面が多々ある。

頑固なサリーが周囲の人々の善意に気付き、変化していく様子を見ていると、人は決して一人では生きていけないのだということを実感させられる。

視覚障害者を見事に演じたウルマンはもとより、何かとサリーの手助けをする親友・マックス役を演じたヤコブ・マッチェンツも好演を見せる。2人のコンビネーション演技も見ものだ。

監督は、ナチスへの抵抗運動を描いた『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(05)のマルク・ローテムント。今回も、ドイツでは皿洗いに従事せざるを得ないアフガニスタン移民の医師をサリーと絡めるなど、社会派としてのこだわりを感じさせる。(田中雄二)

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