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Razerの「Project Linda」ハンズオン:ラップトップのトラックパッドにスマホ埋め込めば最強じゃね?

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Image: Raul Marrero/Gizmodo US

スマホとラップトップのマリアージュ

ゲームPCで有名なRazer(レーザー)がCES 2018にて発表したコンセプト、「Project Linda」がかなりロマン溢れていました。なんとこれ、Razer Phoneをラップトップのトラックパッド部分に、ガチャコーンとドッキングする新しいゲーミングデバイスなのです(ラップトップの中身はディスプレイとバッテリーのみ)。

ただでさえゲーマー心をくすぐるRazerの製品ですが、このLindaは私たちをさらにPCゲーム好きにさせてくれる、そんなユニークなシステム。米ギズモードのAlex Cranzさんが、Lindaを使ってみたときの興奮を記事にしてくれていますよ!

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Image: Razer

初めてRazerのProject Lindaのコンセプトについて聞いたとき、実はちょっと含み笑いをしてしまったんです。Razer PhoneをほぼノートPCに変えるドックですよ!? 似たようなコンセプトは前にもありましたが、いつも決まって馬鹿げたものがほとんどでした。ただ、Razerはこの一見馬鹿げたアイデアを十分磨き上げ、コンセプト段階だというのに「これはイケてる」と思わせてくれるほど十分に仕上がっているんです。

その理由は間違いなく、トラックパッドとしてRazer Phoneを使うというコンセプトだからです。

まず、トラックパッドが120Hz 5.7インチのディスプレイにも変わるという、絶対に誰もがイケてると思うであろうシステム。Razerいわく、もしLindaがプロトタイプの段階から生産段階まで進めば、このトラックパッドはゲームをプレイしている最中や特定のアプリを起動している最中に、関連する情報を表示してくれる2枚目のディスプレイのような存在になるそうです。今のところは、ディスプレイは真っ暗で、ラップトップを操作するためのつやつやしたトラックパッドにしかなりません。ただそれでも、トラックパッドのおよそすべての機能をカバーしています。2本指でスクロールやピンチ操作もでき、軽くスマホのディスプレイをタップすれば左クリック。ちょっとこのタップ具合には慣れが必要ですが、私はLindaを試している最中にすぐに慣れてしまいました。



あくまでもラップトップは「がわ」なので、OSや処理はRazer Phoneに依存しています。動画で操作しているのは、Sentio製のカスタムデスクトップスキンをまとったAndroidです(SentioはAndroidスマホ向けのラップトップドックを製造するメーカー)。

スマホをこのラップトップに接続すると、Razerらしいエフェクト(緑っぽいやつ)がかかったスクリーンが表示された後に、このスキンが13.3インチ(1080p)ディスプレイに飛び出します。するとSentio製のウィンドウタイプのインターフェイスを使ってRazer Phoneの中のあらゆるコンテンツにアクセスできるようになるんです。
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Image: Raul Marrero/Gizmodo US

全体的に、AndroidアプリをノートPC上でも使えるようになった最近のChrome OSを連想させます。ただRazerによると、このアイデアは増え続けているデスクトップフレンドリーなAndroidアプリを利用するためにあるのではなく、ドッキングして大きな画面でアプリが使えることはあくまでおまけなんだそう。むしろRazerは、昨年発売されたRazer PhoneとRazer Blade Stealthの2つの製品を融合させたかったのです。

見たところ、Razerはその目的をほぼ成し遂げたんじゃないでしょうか。これは見た目も、使った感じもRazer Blade Stealthです。スマホをセットしてもたったの2.7ポンド(約1.2kg)で、通常モデルと比べてもたったの半インチ(約1.2cm)ほど厚いだけ。USB 3.0と3.5mmのオーディオジャックが付いているだけでなく、USB Type-Cポートも搭載しています。Razerいわく、ディスプレイ出力にも対応するようにしたいみたいですよ。中身はスッカスカなので、これは可能なはず。重要なものは全てスマホに詰まっています。ラップトップ自体は53.6Whのバッテリー(Razerスマホを3回充電できる容量)とストレージ(ファイルや特大サイズのアプリをラップトップ側に置いておける)、そして4Kディスプレイ(ものを表示してくれる)のみで構成されています。
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Image: Raul Marrero/Gizmodo US

ただ、正直に言いましょう。Lindaの一番素晴らしい点はスペックじゃないんです。それよりも、スマホがどうやってラップトップにドッキングするかという点と言えるでしょう。だってこれ、完全に自動化されているんですから。ドッキング時にはガチャガチャっといった工程も必要なければ、スマホをきっちり正しく設置するよう頑張る必要もありません。はめ込むとラップトップと同じ高さになるほどのスエードのスロット部分にただスマホを落とし込むだけ。あとはボタンを押すと、ブーンという小さな音とともに、USB-C端子がスマホのポート部分に飛び出します。外すときも同じボタンを押すだけです。
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Image: Razer

このプロセスを何度も繰り返していると、しまいにはスマホがバグってRazerのスタッフも取り上げてしまうことでしょう。それくらいギミックが素晴らしい。ただ、信じられないくらい洗練されてはいるんですが、ある意味まだ絶対にプロトタイプだなぁと思える点もありました。スマホがSentioデスクトップから通常のモバイル向けランチャーに戻るまでに2、3秒かかるバグのほかにも、このデバイスを使っていて気づいたバグがいくつかあったからです。

ただ、だからこそこの機能はまだ「Razer Phone Dock」とか「Razer Death Scorpion Rattle Killer」みたいなカッコいい名前ではなく「Project Linda」とだけ呼ばれているわけですね。まさにまだ足のつま先しかお風呂の水に浸かっていない状態で、様子をゆっくりと見ているわけですね。Android OSとChrome OSが引き続き融合していく中、Razerがこのような実験を試みてみたのも決して間違ったタイミングではなかったはずです。実際には、今まで見てきた一般的なひどいコンセプトの中では明らかに最も優れたものだったと感じました。

私自身も、このセットが欲しくて欲しくてたまらないという一歩手前まできていたくらい。これは、似たコンセプトの「Motorola Atrix」が、私が購入してきたスマの中で一番ひどいものだったと気づかせてくれたとき以来感じたことのない興奮でしたね。

Image: Gizmodo US, Razer
Source: YouTube

Alex Cranz - Gizmodo US[原文
(Doga)

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