石原さとみ、“あてがき”作品ゆえの迷い 「自分選択」からの役作りアプローチ法とは

クランクイン!

2018/1/12 06:50

 ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家・野木亜紀子のオリジナル脚本による法医学ミステリードラマ『アンナチュラル』(TBS系/1月12日スタート)。本作で死因究明のスペシャリストである解剖医・三澄ミコトを演じるのが、TBSの連続ドラマ初主演となる石原さとみだ。野木氏が「あてがきをした」というキャラクターに挑んだ石原が、試行錯誤した役作りや作品への意気込みを語った。

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石原演じるミコトは、「不自然な死は許さない!」という思いのもと、死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で死体に向き合う女性。「脚本を読んだとき、どうにでも捉えられる役だと感じたので、チョイスによって印象が変わると思ったんです。野木さんから『あてがきしました』と言われたのですが、初めはどの自分を選択したらよいのかわからなくて、友達に『私ってどういう人間』って聞いたぐらいです(笑)」。

そんななか、石原はミコトというキャラクターに対して「押しが強い人よりも、感情を表に出さないけれど、しっかり自身の考えがブレない人の方が、人間として強いと思うんです。私自身、そういう人に憧れますし、ミコトはそういう子であって欲しいと思って演じています」とアプローチ方法を明かす。

石原は、法医学という世界について、これまで演じた経験がありながらも「UDIラボ(不自然死究明研究所)という構想があったことには驚きましたが、このドラマが放送されることによって、少しでも死に対する意識が変わってくれればうれしいですね」と意気込む。

さらに「私も友達と、自分の家族が自然死だったら、解剖するかどうかを話し合ったりしました。安楽死や臓器移植の問題など、自分に置き換えたとき、いろいろな決断が必要なんだなと実感しています」と作品には感情移入できる部分が多いことを述べると「演じていて、いまを生きることが大事だと強く感じています」と、しっかりと作品のテーマに向き合って撮影していることを明かした。

また「人のテンションって0から100まであると思うのですが、ミコトは常に30~50の間を行ったり来たりしている女性。私の役はこれまで100まで上げていくものも多かったのですが、その意味で、ミコトはとてもニュートラル。監督からは『ドラマっぽいお芝居をしないでください』と言われているんです」と自然体でいられる役柄であることを強調。

石原にとってTBSの連続ドラマで主演を務めるのははじめてであり、出演自体も13年ぶりだという。「今回はスタッフさん含めてはじめましての方がほとんどなので、すごく新鮮な気持ちで現場に臨めています」と笑顔を見せると「いままでのドラマっていろいろな制限のなかで撮影を行っていたのですが、この作品の現場は、ほとんどないんです。例えば本番中、カラスや飛行機の音がしてもOKなんです。そんな現場はじめてで、アドリブも多い。こんなにアドリブが多い現場もはじめてなんです」と、石原にとっては非常に刺激的な撮影が続いているようだ。

「以前から脚本先行の作品に出たいと思っていたのですが、その願いが叶って本当に嬉しいです」と目を輝かせていた。(取材・文・写真:磯部正和)

金曜ドラマ『アンナチュラル』は、TBS系にて1月12日より毎週金曜22時放送(初回15分拡大)。

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