【連載/ウワサの映画 Vol.16】前作よりかわいさUP~。紳士でお茶目なパディントンさんが刑務所送りに…!

Walkerplus

2018/1/12 07:00

1作目よりもダンゼンおもしろかった~、「パディントン2」!2018年はずっとこんな温かい気持ちでいたいなー、と幸せ感満点の余韻にひたっております。深みを増したストーリーとアクション映画顔負けの冒険譚で、あらゆる年齢層が満足できる仕上がり。何より、パディントンのお茶目さがグンとアップしていて「かわいい~」の連呼なのです。”まじめ、礼儀正しい、親切”という性質もクマなら素直に尊敬できて(人間だとけむたいのに)、紳士な彼を呼び捨てにできず「パディントンさん」と呼ぶまでになっちゃいました(笑)。そして、その声の先に愛するベン・ウィショーの姿を妄想し…、2度萌えです!

前作でペルーのジャングルから憧れのロンドンにやって来たクマのパディントン(声:ベン・ウィショー)は、すっかりロンドンっ子となりブラウン一家と共に幸せに暮らしています。育ての親・ルーシーおばさんの100歳の誕生日に、アンティークショップで見つけた世界に一冊しかない飛び出す絵本をプレゼントすると決めたパディントンは、高価な本代を稼ぐためアルバイトを開始。ところがある日、その絵本が盗まれ、現場に居合わせたパディントンがお縄に!怪しいのは、絵本に隠された秘密を知る落ち目の俳優・ブキャナン(ヒュー・グラント)…。荒くれ者の囚人・ナックルズ(ブレンダン・グリーソン)と友情を築き刑務所ライフを送るパディントンは、真犯人に辿り着けるのでしょうか?

1作目のアウェイ感は影もなく、街の人々と和気あいあいのパディントンがあまりに自然で、すんなりと物語に没入できました。前作では「クイーンズ・イングリッシュ×野生クマ」という突飛キャラの受け入れに時間を要したもので…。そんな彼が初アルバイトに精を出す序盤から連続するお間抜け描写が、ズルいほどキュート!理髪店ではバリカンに振り回されて客を斬新な髪型に→マーマレードを使った小細工が即バレ、窓ふきの仕事ではハシゴ登りに苦戦→全身体毛モップで窓ピッカピカ…!CGもレベルアップした印象で、何度でも観たいのでDVD購入決定です。”にらみの目”なる必殺技など、たまにむき出しちゃう”ワイルド”なスパイスも絶妙。綿密なキャラ付け、小ネタ、伏線が効いてますね。

おもしろさが底上げされた要因は、やはりヒュー・グラントの参戦ですね。もはやコメディアン?という安定感です。前作のニコール・キッドマンには過度のおふざけは望めませんでしたが、この、かつて”英国の貴公子”とか呼ばれてた元・美青年スターは、ハゲ頭姿(自らの提案で!)からシスター姿まで披露し、軽いノリで悪役を快演しちゃいます。…「モーリス」や「日の名残り」の頃からのファンとしては、今のおトボけキャラには複雑な思いがありますが。シニカルで毒舌な彼はコメディ向きなんでしょうね。主役を食わないように抑えていた感じですけど、もっと笑いを取れるはずです、ヒュー様!(←ジャックマンじゃなくて、グラントが本家です)

おしゃれ度が高い映像も、今作はさらに凝っているので注目ですよ。キーアイテムとなる”飛び出す絵本”にはロンドンの名所が描かれていて、その絵本の中にパディントンが入り込むシーンは息をのむほど幻想的。さらに絵本が立体感を帯びていく視覚効果も感動ものです。荘厳なロンドンの街並みと、ブラウン家や移動遊園地のカラフルさの相乗効果で広がる夢の世界、刑務所も悪くない?と思わせる派手なショータイム的演出などなど、胸が躍りっぱなし!

家族愛と冒険に友情をプラスした物語が、”人の役に立とうとする””人の良い部分を見つめる”ことが絆をより深めるんだっていう事実に説得力を持たせましたね。他者を受け入れることを描いた前作からさらに突っ込んだメッセージが熱いです。ラストに待つのは、とどめの”泣かせ”&悪役までもが幸せそうに見える”ミラクル”!笑ったり、焦ったり、しょんぼりしたり…、つぶらな瞳のパディントンがくるくる変える表情につられて、激しく口角を上げ下げ…。けっこう疲れますけど、美容にもいいし一石二鳥!【東海ウォーカー】

【映画ライター/おおまえ】年間200本以上の映画を鑑賞。ジャンル問わず鑑賞するが、駄作にはクソっ!っとポップコーンを投げつける、という辛口な部分も。そんなライターが、良いも悪いも、最新映画をレビューします! 最近のお気に入りは「シェイプ・オブ・ウォーター」(3月1日公開)のちょいとイケメンなモンスター!(東海ウォーカー・おおまえ)

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