幸福への道は、現在だけではなく過去にも感謝すること


米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイックな知恵を探求しそれを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今回は、古代ギリシャのストア派を代表する哲学者、エピクテトスの言葉をご紹介します。彼は、今あるものに感謝することを説いています。

賢い人間は自分にない物を思って嘆くことなく、自分にあるものを喜ぶ。

さらに、感謝するのは現在あるものに限ったことではないと言っています。

神の法とは何か? それは、人間の領分を守り、他人のものを欲しがらず、自分に与えられたものを活用することだ。そして、自分に恵まれなかったものを欲しがらないことだ。また、何かを取り上げられても、執着せずにすぐに手放すことだ。そして、人生という自分に与えられた時間に感謝することだ。大人なら、母親や乳母がいなくても子供のように泣くわけではないのと同じようなものだ。語録 II.16

何が言いたいのか


最初の節は文字通り、「賢い人間は自分が持っているものに喜びを見出し、持っていないもののことで嘆かない」という意味です。これは以前この欄で紹介した小セネカの欲しがれば欲しがるほど、心はずっと貧しくなるという言葉と似ています。

しかし、エピクテトスは、宇宙には誰もが従うべきシンプルなルールがあると信じています。その内容をかみ砕いて説明すると、「自分が持っているものを大切にして、他人のものを奪おうとしないこと」「自分に恵まれていないものを欲しがってエネルギーを浪費しないこと」「然るべきときが来たら、執着せずに手放すべきものは手放すこと」です。エピクテトスの考え方によれば、この世のものはすべて誰のものでもなく、宇宙から一時的に借りているようなものです。ですから、宇宙が返して欲しがったときは、それを受け入れましょう。

さらに、宇宙が貸してくれたものが何であれ、まずそのことに感謝すべきです。大人は母親を求めて泣きわめく子供でないとの同じように、失ったもののことを思って嘆いてはいけません。

得られる教訓


今自分にあるものを感謝するだけでなく、過去に一度でも手にしたもののことも感謝しましょう。目の前の食事だけでなく、今まで食べた食事のことも感謝するのです。今、関わっている人たちだけでなく、過去にお世話になった人たちのことも感謝しましょう。今の自分があるのは、その人たちのおかげなのですから。過去と現在に思いを寄せて感謝できると、未来にも感謝しやすくなります。どんなことにも良い点があるものです。感謝の心を実践することで、それが常に見つけられるようになります。

Image: Lifehacker US

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

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